2005年10月15日

HATENA

不思議な微生物、藻食べて植物に大変身 名は「ハテナ」(10/14,朝日)
http://www.asahi.com/national/update/1014/TKY200510140192.html (リンク切れ)
http://yoshikichi.exblog.jp/3633535/

クラゲや造礁サンゴ、シャコガイを始め、共生藻を体内に棲まわせるタイプの単細胞版というところで、生活形態自体はそれほど珍しいとはいえないかも。光合成生物に限らなければ、シロアリ、アブラムシから反芻動物まで至るところにみられる共生関係の一つというべきでしょう。
ともあれ、もともとは別個の生物だったミトコンドリアや葉緑体など細胞小器官の共生群体が細胞の起源──とする仮説を裏付けるものとはいえそう。こうやって同居生活を営むうちに、遺伝情報まで一緒くたに世代交代するようになり、現代の植物へと進化していったと考えられます。そういう意味では生きた化石ですね。もっとも、植物のご先祖そのものがHATENAだったわけでは、おそらくないでしょう。いまの多細胞生物が、人間の文明による環境破壊や汚染によって窮地に追いやられた場合、HATENAから新たな植物系統が進化して、いまとは違う生物圏が勃興する可能性はあるかもしれないけど...
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2005年10月14日

それはただのグルメだ

「シカやイノシシおしゃれに食べる」(10/13,読売夕)

どこが"究極のスローフード"だか。。そういういやらしいコピーを売り込まないで欲しいもんです。20代の女性に受けてるなどと聞くとぞっとします。
オオカミを滅ぼした日本人に、オオカミを真似ることなどできやしませんよ。
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2005年10月12日

マニュアルのイノチ

学校の動物、休日はエサぬき…大阪の過半数市町村(10/10,読売関西版)
http://wadaino.jp/?mode=itemparts&item=5755329

"命の教育"の看板が泣く・・というのは子どもでもわかること。こういうところから、大人の命の扱いというものについて、こどもたちは学んでしまいます。よそと同じように、マニュアルどおりのやり方で、こどもに命の大切さをわからせることなどできやしません。命そのものからこどもたちがじかに学ばない限り。
名古屋では、小学校や保育園の飼育小屋でまたウサギやニワトリなどが殺される事件がまた起きました。網を破られ犬を放たれた模様。悪いのはもちろんイヌではないけれど。しかし、動物愛護法が改正されて罰金額が上がったんだから、警察も器物損壊じゃなく動物虐待の捜査でいいんじゃないの!? こういう場合、量刑が上のほうが適用されることが理由らしいですが。まるで、小屋の損害、賠償金額のほうが命の値段より上だと言っているかのよう。こどもたちに対しても、そう教えてしまうことにならないでしょうか...
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2005年10月11日

シロフクロウ

「シロフクロウ白夜の北極圏壮絶子育て」地球・ふしぎ大自然(10/10,NHK)
http://nhk.jp/chronicle/?B10002200090510110030140

ううむ・・・感傷的なナレーションが少々気になりました。一巣の雛が全部育たないのも(長子の生残率が高く、末っ子はほとんど育つ可能性ゼロなのも)、毎年繁殖が成功するとは限らないのも、シロフクロウもしくは北極圏の野生動物に限った話ではないんですよね。猛禽類は軒並みそうだけど、鳥類には一般的な傾向だし、哺乳類でも当てはまること。利用できる資源(具体的には餌となる生物)がよほどあふれている年以外、全部育つことなどないし、そんなことは滅多になく続きもしません。長子以外の雛は基本的に保険
一つがいの雌雄から生まれた子のうち、次の繁殖に参加できるまで育ちきるのは、平均で2羽/匹。どの動物であっても。それが自然です。厳しい、壮絶、過酷、残酷、etc.の単語を、特に教育向けのコンテンツとして多用して欲しくはありません。ニンゲンが動物としては例のないアマアマな幼少期を過ごせるのは(それこそ毎年レミング捕れ放題の状態)……まあ、大人がみなまで言わなくとも、こどもたちは自分で理解に達するでしょうけど。
ところで、レミングってあんなにトロイんだね(--; ニンゲンなんかに簡単にとっ捕まるとは・・・
どうでもいいけど、ハリポタに出てたのって飼育個体だよね(汗) いいのかしら?(--;;
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2005年10月10日

ブームの影で・・

「日本は得意先?クワガタバブルに踊る南の島」宇宙船地球号(10/9,TV朝日)

10cm超のヒラタクワガタ1匹で12万円、インドネシア・スラウェシ島の住民の年収にあたるとのこと。山や畑仕事を放り出し、希少種の密猟に走るのも、無理はないかもしれませんね。価値観・文化・生活を根こそぎ引っ繰り返している。数年後、何も知らない日本のこどもたちが興味を失い、ブームが去った後に残るのは、現地の自然と人々の心の荒廃だけ・・。クワガタに限った話ではなく、日本の消費文化がこれまできりなく繰り返してきたことだけど(よく知られた例がナタデココ・・)、日本人としては本当にいたたまれないことです。
国内では国産種との間で雑種交配が進み、ダニや未知のウィルスが一緒に入ってきている可能性も大。ブラックバスやアライグマに勝るとも劣らない、きわめて危険な移入生物なのに、ほとんど野放しの状態。ブームを演出する大人たちによる、ネット上で十数万円の価格で取引されるその画像からは、ナレーションにもあったとおり、生命ある者たちへの畏敬の念など微塵も感じられません。日本人の国民性・文化・教育のあり方に問題があるんじゃないでしょうか?
日曜の11時じゃなくて、土・金かもっと早い時間にやって欲しいよね。トヨタなんだし。今回のはムシキングにハマっているこどもたちにぜひ観て欲しかったです。

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2005年10月09日

本当に猫が犯人なのか!?

人食い猫の仕業!?寝たきり老女の足指5本食いちぎられる(10/8,サンスポ他各紙)
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200510/sha2005100901.html (リンク切れ)
http://news.kogenta.ciao.jp/?eid=589610

事件の詳細は新聞記事で見てもらうことにして・・ともかく俄かには信じがたいですね・・。他紙は短い三面記事扱いでほとんど猫を犯人扱いしてしまっていますが、サンスポでは疑問を呈する獣医のコメントも紹介されています。
曰く、「空腹で捕食する際も、自分より大きな相手を襲うことはない」と至極もっともなご意見。猫はネズミをはじめとする小型動物のハンターとして進化適応してきた動物なので、ヒトを襲って食らうなどまったくあり得ない話です。
疑問はほかにも数えあげればきりがありません。のっぴきならぬ事情でもない限り、網戸を破ってまで家屋内に侵入したりしないでしょ。口の周りが赤いというのも、食後すぐであればまだしも、お手入れしてさっさと落としてしまうはず。血痕のついた猫という記事までありますが、午前5時の目撃談は、まるで中世の怪異譚のよう・・。指5本の第一関節のみないというのも不自然極まりないですね。そんな選択的嗜好が働くはずもないでしょうに。
狂犬病にかかるなり、またニンゲンや他の動物と同じように稀に異常行動を示す猫もいないわけではありません(それで時折ヒトを襲う凶暴猫という三面記事が載る・・)。しかし、こんな"奇妙"な行動はまさに前例のないことです。
血痕とやらを鑑定するなり、保護して毛玉か排便中にニンゲンの足指の骨が発見されれば、少なくとも食べたかどうかははっきりするはずです。しかし、警察も「特に事件性なし」として、保健所で処分されるだけで済まされそうな気配。
私は事実だとは到底思えないのですが、被害者の方には確かにお気の毒な話ではあります。しかし……いつも疑問に思うのは、傷害事件を起こした犬猫が問答無用で殺されてしまうこと。ニンゲンであれば、2人以上か計画殺人でなければ死刑にならないし、心神迷妄状態で責任能力なしと判断されれば罪を問われることもありません(そもそも私は死刑に反対だけど・・自分の税金を殺人に使って欲しくないから)。一体猫や犬に責任能力があるというのでしょうか? 私は常識としてそうは思いません。もし、あるというのであれば、責任に見合うだけの諸権利をも賦与するのがスジではないでしょうか?
そういえば、サディスト気質のヘルパーが、施設の老人に生爪はがしたり熱湯かけたりしてストレス解消していた事件が話題になったけど(サンスポ記事の囲み参照)、やっぱりニンゲンほどコワイ動物はいないと、つくづく思います...
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2005年10月08日

ホヤの謎

細菌から遺伝子取り込む ホヤ「変態」へ新機能(10/8,共同)
http://www.47news.jp/CN/200510/CN2005100801001981.html

ホヤ、好きなんですよね〜(食べるのじゃありませんよ・・)。
口と肛門が隣り合わせのU字管状の独特のフォルム、心臓をはじめ割と複雑な体内構造、脊索動物としての分類上の位置付け、生化学的にもヴァナジウムを大量に溜め込んでたり(ゴルゴで有名な話。理由は不明)。
主旨は、脊索を持った幼生ホヤから脊索を失った固着性の成体への変態の鍵を、細菌経由の遺伝子が担っている、というもの。"脊索"動物のご先祖に細菌が感染したのがいつごろかはわかりませんが、もし無顎類("脊椎"動物のご先祖)が分化する前にこの遺伝子に席巻されていたとしたら、魚類からニンゲンに続く一連の脊椎動物系統は生まれてなかったかもしれませんね...
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2005年10月05日

すごい食物連鎖だ・・

米、BSEまん延防止へ動物用飼料の規制強化(10/4,日経他)
http://logsoku.com/thread/news19.2ch.net/newsplus/1128724038/

日本向けのPRであることは見え見えですけどね。。アメリカの消費者連盟が警告を発していますが、向こうでは若牛の骨や脳を鶏や豚用の飼料として未だに与え続けており、その鶏・豚骨粉をまた牛に与えるなんて無茶が罷り通っているとのこと。さすがアグリメジャーが支配する畜産王国。羊のスクレイピーが何らかの経緯で牛に見られるようになったのと同じパターンが、再び繰り返されない保証はありません。災禍が起きてからでは遅すぎるんじゃないですか? 私は草食動物なので知ったことではないんですけれど...
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2005年10月04日

ハシビロコウ

「ハシビロコウは顔が命」地球・ふしぎ大自然(10/3,NHK)

恐竜を思わせるユニークな鳥が登場ということで、それなりに期待してたのですが・・まあアップがたくさん見れたのはよかったんだけど(動きの少ない鳥なのでそれ自体は難しいことじゃない)、あまり目新しい話は聞けなかった。自作の回になると、街とか、現場へ赴く途中だとか、撮影班の後ろ姿だとか、研究者の横顔だとか、そういうカットが多すぎるんだよね。。藤岡探検隊じゃないんだからさ。おそらく取材日数が短くて、撮れた映像が少ししかないんだろけど。
水面に浮上するハイギョの映像などは、明らかに何度も使いまわしてたし。抱卵シーンも結局研究者に借りた昔のビデオ映像だけ。まあ、希少種だけに、撮影のためとごり押しして営巣の邪魔をしないでくれたほうがいいとは思うけど。。トキの二の舞は願い下げだものね。
ちなみに、ハシビロコウはフリークが多く、「雑誌を出したらペイしそうなくらい」とは某動物園関係者の談。
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2005年10月03日

銃じゃなくて獣だよ

「ゾウ一頭が8000ドル…銃口が守るアフリカ最後の野生の現実」(10/2,「世界遺産」TBS)

タンザニアの野生生物保護区セルー・ゲーム・リザーブの話。観光客からスポーツ・ハンティングの料金をとって収益を保全費用に充てているのです。マントヒヒ105ドル、インパラ300ちょい、カバ千、ライオン3千、そしてゾウ8千・・。禁猟はキリンなど4種のみ(小動物は別のようですが)。
「猟のおかげで保護ができる」というのは悲しい・・というよりやはり間違っていないでしょうか? 植民地時代の感覚の持ち主をあてにするのはいかがなものか。ハンターたちは「保護に役立つ」という自己弁護の口実をもとに、動物を殺すことを楽しんでいるのだから。資金を工面する方法が他にあればいいわけで。本当に悲しいのは、それだけの需要があること。血を見る興行よりマシな方法で金が落ちないこと。
もう一つ気になるのは、欧米が中心だったこの手の客が日本人に取って代わられそうなこと。「8千ドルなら安い」などという感想を持った人もいたのでは・・。ワシントン条約で象牙取引が禁じられているアフリカゾウも、このスポーツ・ハンティングで年間数百頭殺されています。「どうせ殺せるんだもの、象牙で商売したって別にいいんじゃないの?」という発想につながることが、何より怖い。
ところで、ソニー提供のこの番組は、某公共放送のマネッコ番組と違い映像も内容も高品位でよいですニャ〜。もっと放映時間早くすりゃいいのに。ナレーションの寺田さんが降板しちゃうのが残念。。
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