■TPP 漁業補助金禁止提案に反対表明へ (8/26,NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130826/k10014023581000.html
http://textream.yahoo.co.jp/message/1834578/a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa?comment=64236
アメリカの提案には、オーストラリアやニュージーランドが同調している一方で、ベトナムやマレーシアなどが反対しているとみられ、日本としては連携をとって議論に臨むことにしています。(引用、強調筆者)
漁業補助金には、漁港を整備する費用や漁船の燃料代が上昇したときの影響を緩和する助成金なども含まれる可能性があり、全国の漁協で作る全国漁業協同組合連合会などは、議論の対象から外すよう求めています。(引用、強調筆者)
https://twitter.com/katukawa/status/353480244533010433
この前、ペルーの資源管理の話を聞いたけど、ものすごくちゃんとしている。「魚が減ったら、漁獲枠を7割削減」とか、国が資源の保護をちゃんとやるから、漁業が持続的に利益を生む。(引用、強調筆者)
既に各所で指摘されてきたとおり、農産物と違い価格格差がそれほどない水産分野の品目交渉で全漁連が猛反発する理由がこれ、補助金問題。
ウナギやマグロの惨状を見れば、補助金漬けの一方で「目に見えて悪化するまでほったらかし」というやり方を続けてきた資源管理最後進国・捕鯨ニッポンに対し、海外からクレームが付くのは当然のことでしょう。
気になるのは、上に引用した新興国が規制に反対しているという一文。「とみられ」なんて、NHKのくせに産経を思わせる、ソースの不明確な、直接裏を取っていないみなし記事だよね。ていうか、最近産経と見分けがつかなくなってきた感じだけど・・
NHKさん、それ誰に聞いたの? 「連携するから大丈夫ヨ」といった霞ヶ関のヒトですか?
確かに新興国における資源管理は遅れているでしょう。しかし、勝川氏が指摘するペルーのように、新興国でも資源管理において日本よりはるかに秀でている国もあります。ペルーもTPP交渉には加わっていますが、やはり日本側の主張に賛同してはいないんでしょうねえ。
日本+新興国・途上国(中国・韓国除く) V.S. 欧米(白人の反捕鯨国)
いやはや、NHKさんらしい、実にわかりやすい対立の図です。お決まりのパターン。作られたイメージ。正義¢ホ悪
しかも、相手は見事に反捕鯨御三家だね(笑)
米国との交渉でタッグを組める分野があるのかどうか知らないけれど、日本政府が働きかけているのがこの2国というだけの話なんじゃないの? それともまた水産ODAを餌に釣るつもりなのか・・・
ベトナムさん、マレーシアさん。少なくとも水産(/海洋環境)分野で日本と組むのはよしたほうがいいですよ。日本は反面教師≠ナしかありません。
NHKのニュース(引用下)、全漁連「など」って入ってるでしょ? 漁港整備の補助金が入らなくて困るのは、農水官僚と密接な天下りリレーションを構築してきた水産ゼネコン業界ですよ。燃油補助金のほうも、全漁連・漁協はマージンが入ってホクホクと指摘されたとおりですが。
日本の真似をして補助金をばら撒いたりするのではなく、米国なりAUSから先進的な資源管理制度を導入するほうが、豊かな海の自然を持続的に利用し、次世代に残していく道につながるはずです。日本のように手遅れになる前に。
◇なんでもかんでも消費者に責任を押し付けるのが霞ヶ関流
■消費者にメジマグロを食べるなと言っても話にならない|BLOGOS/中島聡氏
http://blogos.com/article/68753/
ぶっちゃけて言ってしまえば、日本の水産庁にとっての No.1 のプライオリティが「水産資源の保護」でないところが一番の問題で、それがクロマグロやウナギを絶滅に追いやっているし、調査捕鯨などという馬鹿げた詭弁を作り出しているのだ。(引用)
https://twitter.com/katukawa/status/370745571344019458
国が漁獲規制をしないから、メジマグロが大量に流通しているのだけど・・・(引用)
https://twitter.com/gyoruikonoehei/status/371057878485827585
魚がその場にいたらいるだけ獲って、お咎めもなし。そりゃ大事な水産資源も激減しますって。国が魚食推進に力を入れる一方で、後手に回る乱獲対策。消費者も賢くなれと言われても、漁業に関する適切な施策作りはお役人様の仕事ですので。(引用)
名文につき必読です。
中島氏の事例、米国もこういうところは本当に羨ましくなってしまいますね・・。米国も日本と同じくらい、あるいはそれ以上に駄目な部分も多いですが、漁業規制・水産資源保護への国の取り組み、漁業者のモラル、消費者/市民の意識に関しては、日本より格段に上といわざるを得ないでしょう。
対する日本では、先日もチビチビのマグロの解体動画が受けているとか、海の自然とすっかり切り離された哀しい国民性を映し出す話題がニュースになっていましたけど・・・
さて、この宮原水産庁次長発言ですが、実効性の欠片もない、まさに企業・マスコミの「地球に優しい」エコ(エゴ)大合唱を髣髴とさせるパフォーマンスそのものじゃありませんか?
「食べるな」といっている相手の消費者は、顔の見えない不特定多数であり、誰もが「自分は関係ない」と思えてしまえる対象。自覚のない当の乱食消費者も含め。
SSCS(シー・シェパード)といった外国人とともに、いちばんなすりつけるのにもってこいの相手。
日本政府は同じことを様々な問題で繰り返してきたわけです。自分たちの責任を回避する手頃な口実として。
閉鎖動物園や生体輸入販売業者の責任を一切問わない外来生物問題も然り。同じくペット殺処分問題も然り。パーム油をはじめとする第三世界の環境破壊を招く各種製品も。
原発の電気も、国策として強引に推進してきた当事者責任をぼかし、消費者・納税者にフクシマに対する負い目だけを背負わせようとしている点で、構図は見事に共通しているといえるでしょう。
問題は存在しないといい続け、いよいよ隠し切れなくなると当たり障りのない敵≠見つけて罪をなすりつけてさらに時間を稼ぎ、結局のところ何もしないで済ませようとする。
日本はいつからここまでおかしな国になってしまったのでしょう?
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