◇頑張れオキナワ、頑張るなフクシマ
ここ数日の冷え込みのせいで、ハヤトウリが一気に萎れてしまいました・・
今年は柿は豊作でしたが、ハヤトは不作で結局実ったのは十余り。来年植付用の種子の確保も微妙なり・・
手のかからないベジ向け万能野菜のハヤトは、時季になるとあっという間に成長し、カリウムも豊富そうなので、ヒマワリに負けず除染向きな気がしますが・・気候的に福島のほうだと無理があるか。
さて、当方が身近な場所にて放射線量サーベイした結果、高い値を記録したのは小学校、図書館、公民館と、いずれも子供が足繁く通る場所でした。市の方で真摯に除染対応していただいたのでひとまず胸を撫で下ろしている次第。最高値は地上5cmで3.6μSv/h(アルミ板でのβ遮蔽なし)。市が別の測定器で測っても2.6μSv/hということで、苔と土を全部ひっぺがしてバリケードと告知板も設置。
ただ・・取り除いた土は、結局同じ敷地内の別の場所に埋めただけ。実際、これ以上の対応は市町村レベルで取りようもなく、責めることもできませんが・・
他県では小学校の雨樋の下1μSv/h程度の除染でNHKニュースに取り上げられていたのと比べ、筆者の住む辺りは認知度が低いのも気がかりな点。自治体側は"風評被害"のほうが気になるのでしょうが、住民が鈍感なままなのは決して誉められることではないでしょうね。もっとも、筆者が報告した場所については迅速に対応いただきましたし、測定値の発表や給食用食材の規制値など、自治体としてはよくやってくれている方なのですが……。
公園で値が高かった付近の土を掘り起こしてみると、カナブンさんの幼虫がゴロゴロ。こんな硬いとこよく潜るもんだと感心しますが……それよりも、こうした幼虫やアリ、ダンゴにワラジにハサミムシ、その手の地中に棲む小動物の線量を調べたら、どれだけの値が出るだろうかと気になります。実際以下のような情報もありますし。
■「昆虫に見る低レベル放射能の影響 」 それは原発や再処理施設の風下でも|れんげ通信ブログ版
http://rengetushin.at.webry.info/201002/article_1.html
よその先進国にはなかなかいない恐怖の殺人蜂・オオスズメは地中に巣作りますもんね。さすがに中生代みたいに巨大化してヒトを襲うなんてB級ホラーな展開にはならんでしょうが、影響がないとも思えません。上掲資料にもあるとおり、虫に影響があるなら、それを食べる鳥や獣に影響が出ないはずもなし。
福島や北関東では、シカやイノシシの肉に高い値が出荷見合わせなんてニュースが流れています。捕鯨サークルと共用で「余すことなく利用する」を謳い文句に掲げてきた猟友会、その日本の"伝統"を金繰り捨てて、出荷しなくても射殺レジャーだけ楽しみ続けるつもりなのか・・・
それはさておき、ヒトの口に入ることは規制で"ある程度"避けられるとしても(既に"事故"や産地偽装も起こってるけど!)、まったく避けられないのが野生動物。
事情は陸でも海でも同じ。
11/27に、NHK・Eテレで放映された「海のホットスポットを追う」(なぜ総合の原発特集番組と時間帯をぶつけたのかは理解に苦しむけど・・)、視聴実況ツイートなどしてみましたが、予想以上のひどい状況に目の前が真っ暗になりました・・・
陸上の汚染は川や地下水を通じて最終的に全部海に流れ出るわけで。時差を伴って供給され続け、海底の堆積物と食物網の間をぐるぐる巡り続けるわけで。水産庁のいう拡散も希釈も大嘘にすぎないわけで。
しかも、除染など物理的にもコスト的にもまったく不可能なわけで。Cs137、Sr90は30年経ってもたったの半分にしかならないわけで。
ヒトの子供たちのためによかれと信じた人々の除染活動も、実際には海の自然に押し付けただけの話なわけで。夏眠という興味深い生態を持つ故に放射能と津波のダブルパンチを受けた常磐〜仙台沖のイカナゴを好んで食べるミンクの子供や、汚染度の高い汽水域を好みエビやタコなど底棲動物を主食とするスナメリの子供が、結局そのツケを負わされるだけなわけで。
拙HPではミンクの被曝を最重要問題として訴えているところですが、原発ではなく津波の影響ながら、海棲哺乳類への震災の影響について取り上げたのは、先月松島水族館で開かれた勇魚会シンポ席上の国際水産資源研究所(旧遠洋水研)米崎氏の発言のみ。他にあったらどなたか教えてくださいm(_ _)m
3・11後、日本人はホンッット、ニンゲンのことしか考えなくなりましたね・・・・
前から真面目に考えてたともいいがたいけど・・
バランス志向の筆者は、自業自得のヒトより、カナブンからクジラ、カラス(スカベンジャータイプの影響は甚大)に至る野生動物への影響の方がますます気にかかってしまいます。
といっても、そのヒトの子供の健康と命に関わることさえ、為替や大阪都、女性宮家なぞといったどうでもいい問題≠謔阯D先順位を落とされている気がしてなりません。
給食食材の40Bq/kg以下基準、打ち上げたそばからただの努力目標になりそうな気配ですね。ウクライナの野菜や幼児食品の基準と同じで、それなりに根拠のある数字のはずですが。20mSv問題の盛り上がりに比べると、放射性物質の半減期よりもヒトの関心の半減期の方がやはり短かったか、という印象。自治体によっては20Bq/kg基準を独自に設けてくれているところもありますが。ちなみに、これだと釧路沖ミンクでもアウトですね。
40Bqじゃ高いよと文句を言ってる福島県さん。
もう頑張らないでください。
子供の健康を最優先することだけで頑張ってください。東電への賠償請求だけで頑張ってください。
風評被害どうのこうの、観光誘致でカネ落とせだのでなく。
そして、頑張る前提として、立地補助金という麻薬に溺れて豪勢な箱物を建てまくることに頑張りすぎた自治体首長や議会の猛省が必要なのでは。
もちろん、地方にしわ寄せしてきた首都圏のニンゲンも、同じく真摯な反省が必要ですけど。同じ首都圏でも、親が子供の脱出を考えるのも無理はないほど汚染が深刻で、瓦礫受け入れどころじゃないとこもありますし。
東日本も、大阪と堺を足しただけで何かが変わると勘違いした大阪・西日本も、もう頑張らなくていいです。
いま頑張ってほしいのは、沖縄。
言葉じゃない。想いじゃない。
そんなガラクタはどうでもいい。
謝罪じゃない。辞任や更迭でもない。もちろん、カネでもない。
唯一大事なのは「結果」です。
県内たらいまわしではなく、言葉どおりの基地縮小・撤廃。
ジュゴンの暮らす辺野古の海を潰さないこと。
それ以外で、許しちゃ駄目でしょ。絶対に。
それにしても、マスコミの狡猾さといったら・・
このタイミングで、「トモダチ作戦のおかげで日本人の米国に対する親密度が上がった」などという、馬鹿げた世論調査の結果をぶつけてくるのだから。
TPPも捕鯨も同じですが、やはり世論調査ほどアテにならない、アテにしてはならないものはない、と改めて思わせてくれます。
頑張れ、沖縄。それ以外の日本は、頑張らなくていい。