◇捕鯨推進の立役者でGPともお友達の小松正之氏、てっきり水産改革の旗振り役だと思っていたが、元官僚の本音がポロリ
■小松正之氏、てっきり水産改革の旗振り役だと思っていたが、元官僚の本音がポロリ
http://togetter.com/li/148690
■持続的利用原理主義すらデタラメだった!(拙HP)
http://www.kkneko.com/sus.htm
小松氏のオピニオンを読まれる方は、併せてご一読を。
◇福島第一原発とクジラ(そのいくつだったっけ)
■福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(6月11日採取分) (6/12,東電)
href="http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110612h.pdf
■高濃度のストロンチウム検出 福島第一の地下水や海水 (6/13,朝日)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106120181.html
■福島第一原発事故と海の野生動物への影響
http://kkneko.sblo.jp/article/44489047.html
■ストロンチウム汚染を「正しく怖れる」ために|JanJanBlog
http://www.janjanblog.com/archives/41617
■なぜか放射能測定結果を発表しない水産庁 (YAHOO!BBS)
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834578&tid=a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa&sid=1834578&mid=54284 (リンク切れ)
本日は福島第一原発のピットたまり水と海水の放射性ストロンチウム濃度が報道発表されました。採取日は5/16、やはり検出に一月近くかかりましたね。取水口北側付近で1,600Bq/L(Sr90)と7,700Bq/L(Sr89)。物理的半減期が同じくらい長期にわたるCs137とSr90の比はちょうど1割弱くらいですね。濃度と生物濃縮係数(魚体全体でCs100に対しSrは3程度)の比をもとに大雑把に試算してみましょう。コウナゴから検出された放射性物質のこれまでの最大値はCs(134+137)で14,400Bq/L、I131で12,000Bq/kg(いずれもいわき市沖、4/18と4/13)。Sr/Csの流出量比が一定との仮定で4月中旬まで遡った場合、コウナゴ中のSr(90)は21Bq/kgに。Sr90の内部被曝線量換算係数はCs137の倍ちょいくらいで、数字で単純に比較すれば影響はCsの1/300くらいに。
ミンククジラが受ける累積被曝量(1ヶ月)としては、数百μSv程度ですかね。ただ、Srは妊娠メスや未成熟個体の感受性が高いので、仙台沖に回遊する未成熟個体への影響はもっと大きくなりかねません。ニンゲンの食品からの内部被曝を考える場合、核種の中ではセシウムの影響が桁外れに大きいといえそうですが、クジラなどの野生動物では半減期が短いヨウ素の影響もクリティカル。野生動物用の暫定規制値があるわけじゃないですから。水産庁は仙台沖の調査から逃避、釧路沖の調査も一握りで、データの出方を見ると真面目に取ってるのか疑わしいことこの上ないです。消費者でないので知ったこっちゃありませんが。JARPNUもクジラを含む生態系トータルの放射能調査に切り替えろと進言したのに、被災漁業者そっちのけでまた鯨肉在庫あぶれさせようとするし・・。
たぶん数年後には、かなり深刻なダメージが表面化することになるでしょう。一応警告はしましたからね。
今月1日に発表した小魚のSr調査の結果が出るのはおそらく来月頭くらいかと思われます。環境でも食品でも結構ですが、原発事故・放射能に関心をお持ちの方は、水産庁の約束を忘れずに覚えておきましょう。
それにしても、311から3ヶ月。あっという間にも、長かったようにも思えますが、時間の流れ方がそれ以前とまったく違ってしまったという感覚は強く感じますね。TLを流れる原発関連のツイートもどんどん減り、市民の関心の減退は明らか・・・。ドカンといく可能性はかなり減ったと理解していいのでしょうが、大地震でプレートの歪みが新たに加わり、海溝の東側や関東周縁で連動型の大地震と津波が数ヶ月なり数年後に発生し、フクシマと汚染水に駄目押しの一撃を加える可能性もまだ残っているはず。政界のスッタモンダはもうどうでもいい感じだけど、大連立は最悪の選択肢、かといって菅も自然エネ(脱原発とは決して言わない)と原発推進双方に媚を売るとんでもない野郎だし。お先真っ暗。
イタリアや台湾がうらやましいねえ・・・・
◇オマケ
仕事の帰り、交通事故の現場に遭遇。被害者は猫。体温がまだ高かったので直前と思われ。まだ若いオスで、顔にかさぶたがいくつもあり、行動半径を拡げようとしていたのでしょう。黒白の雉柄で私の最初の子によく似ている。日本は車に(わがまま放題を許すという意味で)優しく、子供や年寄り、犬猫・野生動物たちのような弱者にはとことん冷たい社会ですな。ほっといてもボロ雑巾化するだけなので連れ帰ることに。近所の自治体ならすぐやる課が来てゴミ捨て場行きになるところ。通りがかりのおばさんがちょっぴり手を貸してくれました。うちの庭は動物の死体だらけでもう埋める場所もないんだがなあ(泣)
捨てられた仔猫や落鳥した雛の保護なり、見込みさえあれば疲れも苦にならんが、墓堀の作業は肉体的にも精神的にもひたすら疲れるだけ。筆者はバリバリの唯物論者なので死体に興味はありませんが、亡骸を前にしていつも感じるのは、犀の目を誤った天に対する強い憎しみに近い感情です。震災で亡くなった幼い命(種を問わず)の場合も然り。愛娘を亡くした時のダーウィンの悲嘆に、筆者は強い共感を抱きます。
ニンゲンは科学的にはただのサルの一種ですから、一度きりの自然現象としての生の意味には、種を問わず差はありません。そのうえでなお、命の重みには厳然たる格差が存在します。私たちニンゲンは暗黙のうちに、あるいは死刑や戦争の文脈では公然と、カタガキ/ステータス、ヒトガラ/ジントクに基づき、ヒトの命に線引きすることを自らに認めているわけですが、誰がいつ病気になったり、事故・災害に巻き込まれるか予想もつかない、自然な死の運命の公平性の前には、ニンゲンのやっていることが実にバカバカしい瑣末なことに思えてくるものです。津波の映像を目の当たりにして、ニンゲンが自然の前ではあまりにも無力なただのひ弱な動物にすぎないという冷厳たる事実を、思い知らされた方が多いはず。3ヶ月の間に、もうその感覚も忘れ去られようとしている気がしますが・・・
傲慢なニンゲンの代表者である反反捕鯨論者の中には「動物の苦痛を軽減してはならない」と驚くべき主張を展開する狂信者までいます。驚くべきは、そこまで狂信的なニンゲンが一人に留まらないこと。扁桃核のサイズがでかいナショナリストタイプがよっぽど多いのかしら、この国は・・。
国内の犬猫殺処分数を時間をかけてどうにか年間20万頭台にまで漕ぎ着け、いまようやく窒息死に等しい炭酸ガス殺処分を自治体レベルで見直すべく着手されてきている段階に差し掛かったところ。ところが、飽食・廃食大国の日本が南極でクジラを殺し続けるための担保として、IWCも日本の国内法規も含めた国際標準である動物福祉への配慮を一切拒み、ニンゲン以外のあらゆる動物に対する絶対的な生殺与奪の権利を求め、「好きなときに好きな動物を好きなだけ苦しめて殺せる状態にしておくことが正義だ」と声高らかに唱えることができる狂信者たちが、この国にはいるのです。筆者は戦慄を覚えます。
もっとも、共存共栄型の運動団体にしたって、それぞれの支持者の受けを狙うパフォーマンスに徹してつるむ≠アとで、影響力を行使しようとしてきた点は同じ。綿密なマーケティングのもとにターゲットとなる顧客層のフィーリングを掴む、企業でもやり方は一緒。そして日本と豪州・米国とを問わず政治家も。
進化史の過程で引き継いだ動物としての負の側面と、非動物的な後天性の固有の負の特性とが、スパイラル的に強化されていく。小松氏の言葉を借りれば、ニンゲンこそは地球のゴキブリだね。なんていったらゴキブリには大層失礼な話だね。
2011年06月14日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/45972693
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/45972693
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック