2011年04月28日

福島第一原発とクジラ(その6)

◇福島第一原発とクジラ(その6)

非常に気になる記事。

■鳥に現れた異常、チェルノブイリと動物 (4/26,ナショジオ日本語版)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042603
■哺乳類への影響、チェルノブイリと動物 (〃)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042604

 チェルノブイリでもセラフィールドでも、野生動物や家畜の間で奇形などかなり不気味な被害が拡がっていたことは知られていました。それが日本の市民に必ずしも伝わってこなかった理由のひとつは、捕鯨とまったく同じパターンでマスコミによる情報遮断。もうひとつには、科学的に因果関係が立証されなかったから……ではなく、立証するための必要十分な検証作業がきちんとなされなかったためでした。
 以前にも述べましたが、日本列島は種類の上でも数の上でもたくさんの渡り鳥が北と南双方から集まってくる、いわば鳥たちにとっての交通の要衝=B筆者の家からも程近い印旛沼、手賀沼、手賀沼、霞ヶ浦などの休憩地を目指して渡ってくる鳥たちも、多くが常磐上空を通過します。ニンゲンの子供は、一応国が水道水やら食品やらの諸々の摂取・出荷基準を定め(あてにならんけど)、最低でも親が注意を払い被曝を最小限に食い止めることもできましょう。しかし、野生動物は感知できない放射能にまったく無防備。とても、心配です(某戦場カメラマン風に)。
 クジラを始めとする海の野生動物たちの場合、陸上の野生動物・野鳥以上に、文字通り水面下で、人知れず汚染が進行していくでしょう。正直に言えば、フクシマに比べれば捕鯨の影響など取るに足りません。もちろん、晩発性の繁殖率低下のリスクを無視する現行の管理体制下で、大規模な調査捕鯨なり再開商業捕鯨が(太地とは対照的な節度ある沿岸漁業者の被災者も無視して・・)推進されることになれば、クジラたちの受けるダメージは致命的になりかねませんが。
 そうなると、気になるのが目下の汚染進行の度合。

■福島原発周辺の海水(表層)の放射性物質濃度
http://atmc.jp/plant_sea/under/

 JAMSTECの白鳳丸のモニタリングの結果、4/21は全部未検出。事実として新たな漏出がほとんどないということであれば、一先ず好材料と捉えるべきなのでしょう。
 ただ、半減期8日のヨウ素131についてはともかく、セシウムまで未検ってのはちと引っかかりますね。海底に速やかに沈殿したか、それとも御用学者連中の指摘が的中し、あっという間に海洋全体に行き渡って薄まったのか。もっとも、文科省のシミュレーションは、主に海流による拡散スピードの予測ですから、大きくはずれることはないはずなんですけどね・・。ひたちや北茨城のイカナゴの大きな値を考えると、予想以上に生物圏に多く取り込まれた可能性も否定できません。Cs137の半減期は30年、消えたわけではないのです。原発から30kmよりさらに遠くで、イカナゴや海鳥やクジラの体内で、絶えず崩壊して、放射線を出し続けているのです。
 いまさっき最新のデータをチェックしたら、4/25日分では観測点4と10でしっかり出てますね。汚染物質が単純に希釈されず、やはり水の流れ方次第で濃度に差が出てくるということでしょうね。煙草の煙の広がりをイメージすればわかりやすいかも。
 で、そのイカナゴですが、4/18採取分以降、農水省からアップデートがリリースされず。実にふざけた話です。定期的にモニタリングしないでどうするのでしょう!?
 検査の実施主体となっている水産庁の放射能調査グループは、今春組織改編があったばかりの中央水研内。バタバタしているところにこの事態で、この間多忙を極めているとの話はうかがってますし、職員の皆さんを責めるつもりはありません。が、サンプリングの対象選定には疑問を覚えざるを得ません。イカナゴを捕食するスズキについては、農水省の資料中にあるのは東京湾(船橋)のが二つと銚子産の流通品を新潟で検査したものだけ。東電と同じで、直接の責任者の顔が見えてこないんですよねぇ・・。
 と思ってたら、今日(4/27)になってようやく更新されました(採取日時は前日4/26)。ヨウ素はそこそこ減っていますが、Cs(134と137の合計)で3,200Bq/kgと依然として高濃度。ただ、ヨウ素はいいとして、セシウムの方も18日採取分(14,400Bq/kg)と比べると落ち方が著しいですね。海水魚の生物学的半減期(約50日以上)を考慮しても。採取場所の違いか、もともとむらが大きいと考えるべきか。
 ともかく、出荷規制がかかったとしても、モニタリングは1週間以内の間隔できっちりやってください!

−全国の食品の放射能調査データ
http://atmc.jp/food/
−食品中の放射性物質の検査結果|農水省
http://www.maff.go.jp/noutiku_eikyo/mhlw3.html

 ちなみに、先ごろ刊行された『減ったマイワシ、増えるマサバ』(谷津明彦/渡辺千夏子/共著、成山堂書店)では、イカナゴ漁はTAC管理の数少ない成功例として紹介されています。日本の漁業の中では資源管理の優等生だったのに(過剰漁獲の経験を経た上で、ですが)、甘い汁を吸ってきた一部水産関係者とは裏腹に、原発の所為で彼らが憂き目を見るのは、確かに理不尽な話ですね。
 TACといえば、「長いものには巻かれない」がモットーの三重大勝川准教授、最近ツイッターで原発推進に加担してきた水産業界の体質批判のボルテージが上がってる模様。あんまり激しいと、ますますお呼びがかからなくなるんじゃないかしらん? まあ外野の余計なお世話でしょうが・・
 水産業は零細沿岸を除くと、官民がシームレスにつながっており、かつては大手水産/捕鯨会社の取締役クラスと次官級の水産官僚、外郭団体の理事らが「かぶっていて当たり前」という土壌でした。その点はまさしく、天下りで緊密に結ばれた東電と経産省の関係に酷似しています。全漁連配下の個別の漁業者も、そういった原発推進〜大手乱獲事業者優遇の構造にたぐりこまれ、巻かれていたのは紛れもない事実。その全漁連の会長が、TVカメラの前で東電に対して誰よりも居丈高なパフォーマンスをこれ見よがしに披露しているのを見ると、苦々しい思いで一杯になります。
 余談になりますが、上掲の『減ったマイワシ、増えるマサバ』、勝川氏ほどラディカルではないにしろ、一応ノルウェーの事例も紹介されてたり、昨今の漁業資源管理の全体像がわかりやすく解説されてます。蛇足のコーナーでミンクの胃内容物がまたぞろ引き合いにされ(またか!という感じだけど)、資料としての格を落としているのは残念な限り。
 繁殖率の非常に低い鯨類が変動の激しい海洋環境で成功できたのは、ゼネラリスト戦略のおかげで、利用しやすい資源を利用するというのはあったりまえの話。ま、逆だったらそれなりに面白いネタでしたけどね。そういう意味で、調査捕鯨の研究成果はまったくのゴミ。科学研究予算は「わからないこと」「大事なこと」を解明する目的に投じられるべきで、「わかりきったどうでもいいくだらないこと」のために使われるべきではありません。実際には、命題が何かは当事者にとってもどうでもよく、目当ては副産物なわけだけど・・。
 もう一点、イカナゴは養殖用にもなっているので、養殖餌の基準値設定、今後の解禁のタイミング、モニタリングについても注意が必要。水族館の魚たちの汚染・被曝は・・業界で検討したほうがいいのかもね、食わないにしろ・・

−『減ったマイワシ、増えるマサバ―わかりやすい資源変動のしくみ』
http://www.seizando.co.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=1153

 イカナゴ漁については過去記事もご参照。

−沿岸調査捕鯨が日本の漁業の役に立つ!? んなアホな!!
http://kkneko.sblo.jp/article/29420593.html
−持続的利用原理主義すらデタラメだった!
http://www.kkneko.com/sus.htm


◇福島第一原発とニンゲン

 エネパネ、5千人ですか・・。2週間前の国分寺よりさらに減ったね。筆者の想像以上に。
 今年はアースデイも花見以上に自粛・緊縮モードだったようで。3・11以前は、関東でもちっとはベジが盛り上がるかとほのかに期待もしたのですが。人づてに聞いたところでは、動物系の企画は大幅減、ニコル氏が鹿肉カレーの出店で目立ってたとのこと・・。
 筆者は余裕がなく(カネもないけど)、どちらも行ってませんが。
 子供の線量基準20mSvへの改悪反対署名、申し訳ないが、こちらもしてません。主旨には120%賛成ですが。
 自分に(ニンゲンの、生きた)子供がいないから、でも、自分の企画した署名がまったくふるわなかったから、でも、ないです。それにしても少ないね・・・
 現実的に140%不可能です。福島県軒並み避難区域に設定? それとも学童疎開?
 やるはずないっしょ。出来っこないっしょ。そもそも何故変更されたかを考えてください。
 日本政府には、子供たちを守る、その「能力」がないということです。誰の目から見ても明白に。
 親が守るしかないでしょう。
 国家という権威に一切頼らずに。
 私たちはいままさにそういう時代に生きているということです。

 もうはるか昔の出来事のような気がしますが、一昨年の夏、筆者は柄にもなく民主党中心の政権交替に期待をしました。
 純度100%のニヒリスト、ペシミストであったら、そもそも提言型ブログなんてやってません。落書きだけして遊んでます。
 鳩山が街に来るというんで、わざわざ足を運んで聞きにいきましたよ。その演説の中身はほとんど官僚批判で占められていましたっけ。まったく、時間を無駄にしました・・・
 筆者が「最後に」民主党に票を投じたのは、「脱官僚」「沖縄」が理由でした。「子供手当て」「高速無料化」などというくだらないバラマキ、客寄せゴミフェストを最優先事項と考え、貴重な一票を投じた国民がいるとは、筆者には思えません。
 誰も最初から、一足飛びに完璧な結果を要求などしません。十中二、三でも、あるいは一でさえ、前進が見られればよかったのですが・・。
 無能な民主党が、マスコミと結託した霞ヶ関勢力にねじ伏せられるまで、ほんとにあっという間でしたね・・。政官民癒着で長年血税にたかってきた寄生型産業の代名詞ゼネコンもすっかり息を吹き返し、公共事業批判は今じゃたまに小沢ネタでちょろっと出るだけ。いつの間にやら霞ヶ関叩き自体が封印されるご時世に。
 まだ民主党が惜敗のレベルだったら、芽を完全に潰されることもなかったろうに。
 そして3・11後。
 地方選の結果に、筆者はまた性懲りもなく、ほんのかすかな希望を抱きました。
 蓋を開ければ石原圧勝・・・。辛勝ですらなし。全体では脱原発は争点にさえならず、トータルの議席数としては後退、などと推進紙に報じられてしまいました。かろうじて保坂氏だけ面目を保った格好。
 もちろん、準備期間がなかったのも事実ですが、「風」はそよとも吹かず。いつものパターンの知事選でも、共産がそれなりに票を伸ばしたって不思議じゃなかろう、と筆者は思ってたんですけどねえ・・。楽観的すぎました。
 小泉劇場の「郵政民営化」、鳩山劇場の「脱官僚」、最近なら「消費税」に「減税」。国民にしてみれば毎度毎度ハメられるパターンではあるけれど、結局大多数の国民は候補者の政策をいちいちチェックし総合的に判断しているわけでもなく、決め手となるのはわかりやすさってことですね。だとすれば、「脱原発」vs「原発推進」に対立軸を一元化した選挙もあっていいはず。いちばん風が吹いていいはずのこのタイミングで、なぜそれが起こら/せなかったのだろう?
 こういうときには、何か大きいもの、頼もしく見えるものにすがりたくなるんだねえ、ニンゲンという哺乳動物は・・・これも繰り返しだけど、ブツブツ・・

 筆者はいま、残り1%の楽観が、0.1%に、さらに0.01%にまで落ち込んでる次第なり・・
 西欧・北欧型の社会民主主義は、多様な民族・多様な価値観の間で揉まれた歴史の賜物、それでさえ成熟したとは到底いえない。それを日本に持ち込むのは無理でしょう。少なくとも相当に時間がかかる。移民を受け入れ、壁を徹底的に取り払わんと駄目だし、それが出来るとも思えない。
 日本の市民運動の手法と層の属性はこちらに近いが、市民と言いながら事実上のマイノリティ。毛色を変えたくらいでそこから脱け出せるとも思わない。
 0.01%はとりあえず孫正義にかけようかニャ・・
 要するに、必要なのは脱原発のメジャー化路線。まず梅崎義人に負けない広報担当ブレインを確保。で、宮根誠司や池上彰、ジャパネット高田の社長さん並に口達者な宣伝マン・話術に長けた広告塔を育てあげること。
 後は・・そうだね、AKBならぬDGP48とか、その手のアイドル・タレントを養成。EXILEやジャニーズ系もいるか。スポーツマンや文化人も。斉藤和義や山本太郎、ケン&マコでもいいんだけど(失礼)、あくまでミーハーで。事務所を作るとこから始めないと駄目だろけど。脱原発を軽く、朗らかに、話のついでにさりげなく語ってもらい、若い世代をリードしましょう。飴を使って、懇切丁寧、サービス精神旺盛に。
 媒体もだね。堀江氏じゃないけど、TV局の買収はもう無理だから、ネットを早急にTVに対抗できるメディアに育てあげるしかないか。現状では、マスコミに誘導される世論に比べりゃツイッターもプチメディア。それでも、社会民主主義の成熟を待つよりか早いでしょう。
 ニンゲンとは、内容ではなく雰囲気、話者のオーラ(?)で、ヒトガラやカタガキで物事を判断する、悲しいサガを背負った動物。ならば、その悲しい現実に合わせるよりない。日本で実効的な成果を本気で挙げるつもりなら。人権問題等と異なり、多数派になることは必要条件(十分じゃない)。
 そゆわけで、孫さん頼んだぞい! お父さんCMのセンスが筆者は大嫌いなんだけど、東電が株持ってるKDDIよりソフトバンク応援するよ!
 一応真面目です。ていうかな・・これで駄目なら筆者は完全なペシミストになりますわい。


 習慣的に適当にウォッチしているとはいえ、筆者にとってはプライオリティの下がった捕鯨問題ですが、要点は同じ。
 筆者個人はジュゴンとクジラのバーター、ボン条約と多様性条約のバーターは絶対に必要だと考えます。余裕も力もなくアプローチは失敗に終わりましたが。日本に最大の譲歩をうまく引き出させる重大な責任を負っているのは米豪政府。ホッキョククジラの捕獲枠削減を渋ったり、パフォーマンスに過ぎないICJ提訴に拘ったり、内向きの論理でしか行動しない両国。真剣に強い圧力をかけるべきところと、妥協すべきところを、完全に履き違えているのは残念なことです。
 そして、何よりけしからんのは、出来すぎだったモラトリアムの栄光にすがり、捕鯨サークルと共存共栄の逆予定調和路線を邁進する逆予定調和団体です。30年前同様、日本を力づくで押さえ込めると信じ込むバカなガイジンどもと、便乗している一部の日本人関係者。必要なのは、具体的な戦略・ロードマップを提示でき、持てるスキルを最大のパフォーマンスで発揮して実効性のある結果を勝ち獲ることのできる優秀な人材なのに。ここでいう、必要とされる優秀さとは、組織のマネジメント・コーディネートのスキルとともにプロモーターとしての能力。残念ながら、この先がズレていくのだけど・・
 マネジメントといえば、出版厳冬期を象徴するような硬派ダイヤモンドが当てた『もしドラ』。NGOでも企業でも外資系で先行していた常識、ですけどね・・。企業の行動原理は1に株主、2に株主、3、4がなくて、5に(大口)顧客。求められる「真摯さ」はあくまで株主に対するもの。パフォーマンスを上げるための人の扱い方のノウハウ、その究極の目的は株主への配当。社会一般に当てはめようとすると、ちっとおかしくなる。高校の野球部でもそうだけど・・。
 組織・事業の定義、「顧客が決める」というところから乖離が生じ始める。本来であれば、商業捕鯨の停止等の「実効的な成果」であるべきですが、それじゃ組織が立ち行かない。走らない。NGOにとって事業存続の柱は寄付、企業でいうところの顧客に該当するターゲットが寄付者。顧客満足度を上げ続けることが至上命題になってくる。東北大石井氏の指摘するところの逆予定調和の元凶。
 SSCSのワトソンは、捕鯨協会/国際PRほどでないにしろ、そこそこ優秀な、賢いプロモーターといえるのでしょう。非暴力を売りにする他の団体は、カラーを変え、ニッチ・ブランドとして存続しているといえる状況。組織の存続・職員を持続的に食わせていくことが至上命題になれば、何一つ成果が挙がっていない状況を「クジラの大勝利」などと平気で謳い、実績のように見せかけ、寄付を募り続けることもできるということです。当のクジラにとっては何の益もない話。
 こうしたタカリ屋団体と持ちつ持たれつ、両輪の関係にある捕鯨サークルですが、今年は誤算があったようです。支持層がマンネリ化するばかりで(先鋭化はしてるけど・・)広がらない状況を打破しようと、「SSCSに負けちゃったよ〜」と同情を買うナショナリズムヒートアップ作戦に出ました。もともと博打といえたでしょうが。結果は、サンケイ読者層レベルの爬虫類脳優位層をますます激昂させるのに成功したものの、メディア露出はSSCS南極進出デットヒート時より低調。
 さて、水産庁は推進派だけの密室会議を開き、今後の調査捕鯨のあり方について、答えを出そうとしている模様。近々開かれる年次総会を前にしてのことでしょうが、震災・原発事故の最中にドサクサ紛れでやってる感も拭えません。東北で被災したたくさんの漁業者を放っておいて、世界中の市民が差し伸べてくれた支援の手も忘れて、クジラたち海の生き物たちの海を放射能まみれにしておきながら、まだ南極の自然を食い物にし続けたいのでしょうか?

■「第1回 鯨類捕獲調査のあり方に関する検討委員会」の開催について
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/enyou/110420.html



◇福島第一原発と家畜(前回の続き)


 現状では、計画的避難区域内の家畜をともかく避難させる(殺さずに!)のが精一杯でしょう。
 殺される数より殺し方の程度を優先し、税金をかけさせたり、果ては人命を危険にさらそうという主張に、一体誰が耳を貸すというのでしょうか。
 筆者自身は、犬猫の命を自分より重くおくこともまったくやぶさかではありません。科学的にはまったく等価なのだから。しかし、そんな要求を公務員・納税者・マスコミに押し付けられるわけもないのです。
 長期的課題に引き続き取り組み、世間一般の感覚・レベルを引き上げるのが先。突発的事態に右往左往するのはナンセンス。
 安楽死を完全否定はしませんが、舶来主導の国内NGO含め、その優先順位はあくまで西洋の価値観に基づいています。
 犬猫の例でいえば、確かに炭酸ガス窒息死処分は日本の悪しき後進性に他なりませんが、だからといって5、600万の命をいとも簡単に薬殺する米国型を目指すのは筋違い。日本の伝統に相反します。松虫姫の牛が泣きます。
 ベジ人口3割の台湾やレバノンを見習い、その上を目指しましょう。犠牲そのものを減らしましょう。
 網取式なりアイヌの弓矢式で、年に10頭かそこらのクジラを殺して「いただく」ことを、筆者はまったく否定する気はありません。ぜひやっていただきたい。マクドやケンタッキーを国外追放にするのとセットにして・・
 「命を大切にすること」にかけて、日本が口先だけでなく世界中のどこの国よりも自慢できる国になれば、松虫姫も牛も、さぞ喜ぶことでしょう。



◇オマケ1

■米国の宗教右派と中東政策|ちきゅう座
http://chikyuza.net/n/archives/5771

 福音主義者1億か・・中国より米国の方がよっぽど怖えよ・・
 筆者は小松正之氏に代表されるデタラメな持続的利用教原理主義者が大嫌いですが、進化の事実を否定する宗教原理主義者は輪をかけて嫌いです。生理的に耐えられません。本当に死ぬほど嫌いです。
 この連中は、聖書という紙に書かれたもの、ただのフィクション(フィクションとして見る限り素晴らしい作品、なんでしょうが・・)を100%真に受け、豪勢な寄付で建てられた教会で繰り広げられるエンターティナー牧師のパフォーマンスに魅了される連中。自然や命に対する日々のダイレクトな観察、自らの原体験の中で醸成された価値観、ではありません。贅沢な文明生活の中で漠然と不安を感じ、フィクションの産物にすがりついているだけ。妊娠中絶否定にすさまじいエネルギーを注ぎ込みながら、生まれてきた命については銃で殺してもノープロブレム。理解不能。
 リベラリストと保守主義者の脳の構造の差が話題になりましたが、無神論者、少なくとも他宗教との共存が可能な穏健派、原理主義者の脳の構造を調べたら、さぞかし面白いデータが得られるでしょうね・・・
 確かに、日本の獣医も安楽死をすぐに勧める同レベルの連中は多いのですが、不治の病にかかっても本人(犬猫)が闘い続ける、生き続ける選択をする限りそれを尊重する日本人がそれなりの数いるのに比べ、いとも簡単に安楽死を選ぶ米国人のどれだけ多いことか。
 ニンゲンの胎児・妊婦と動物の扱いの差を見れば、彼らの神経のイカレぶりがわかるというもの。日本にもすっかり浸透してしまい、インフォームド・コンセントに反する主張を展開する団体が多数派になっていますが、不妊去勢手術はメリットばかりではありません。
 少々過激ですが、以下のサイトもご参照。過激といっても、「反対するヒトは知能が低い」などと平然と豪語する、イカレた銃と宗教の国に馴染んでるドクターキリコばりのすさまじい獣医に比べればはるかにマシだけど・・

−愛犬問題
http://plaza.rakuten.co.jp/aikentotozan/

 私はただの動物の一個体です。それで結構。大いに満足。お前らの定義した二次創作物的ニンゲンに分類されるのは反吐が出る。
 捕鯨も畜産も生体販売業者も、全部つぶしましょう。宗教は自分の胸の中で祈るだけにしてくれ。
 ・・・生きてる間に叶う夢じゃないねえ。
 脱原発やベジのミームはとことん弱い。福音派・捕鯨教・プルトニウム教のミームは最強。
 勝ち目ないなあ、これじゃ・・・・



◇オマケ2

■若冲ミラクルワールド|NHK BSプレミアム
http://www.nhk.or.jp/artbs/jakuchu/index.html

 伊藤若冲、前にも言ったけどファンなのだ。
 彼は屋台のヒヨコを引き取って育てた、日本のベジ界の著名人・歴史人物としても有名なり。
 それにしても制作者とゲスト、腹立つな・・。わかってたのはやっぱり岩合氏だけだわ。
 若冲はトリックなんか使いません。本人聞いたらびっくりするだろ。
 彼はただ、絵を描くことが好きだったのですよ。生き物が好きだったのですよ。とりわけ鶏さんが大の大好きだったのですよ。
 んでもって、何にも縛られず自由に、徹底的に、心ゆくまで描きたかったのですよ。
 若冲は言ってみれば博物マニア。共通属性のアーティストを上げるとすれば手塚治虫とか。
 観てわからんのか?
 こういう番組は絵心のないやつに作らせちゃいかん。かなり前からだけど、NHKの番組は視聴率気にしないからか感覚のズレたディレクターがワンマンで仕切ってるうえに、予算削って相応の監修者を入れてない(入れても聞く耳持たない)んだろね。
 いちばん腹立ったこと。あれはムクドリモドキじゃねえ、カササギだっつーの! 他も間違いだらけ。米の動物園の飼育員の所為じゃない、そもそも聞くのが間違い。NHKのバッキャロー!
 当時知識のなかった世界中のありとあらゆる生き物を彼に見せて、描いてもらいたかったよね。図鑑とか。
 

 放射能の所為で頭が痛いし体もだるいよ。
 御用学者がストレスだから気にするな、安心しろと盛んに喧伝しているが、要するに風評被害も立派な健康被害ってことだよね。ICRPはそれを理由に基準値をより厳格にすべき。核アレルギーの日本人は2倍厳しくていい。

posted by カメクジラネコ at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学系
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/44604782
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック