2010年04月21日

持続的利用原理主義さえデタラメだった!/小松氏ウヨガキ化?/吉高の桜

◇持続的利用原理主義さえデタラメだった!

http://www.kkneko.com/sus.htm

 ちょぉっと長いけど時間のある人は読んでね〜

 

◇捕鯨関連情報クリッピング

■捕鯨騒動(一連の最新トピック) (flagburner's blog(仮))
http://blog.goo.ne.jp/flagburner/c/ee3eb0f977ae47ca194e63d02011b058
■日本の調査捕鯨由来の鯨肉をアメリカと韓国で発見 (4/14,ドイツ語好きのメモ)
http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/63111098.html
■韓国で密輸鯨肉販売疑い 日本捕獲の個体酷似 (4/15,H.Matsui)
http://matsui.naturum.ne.jp/e899594.html
■民主党には捕鯨推進派の議員が50人はいるらしい (4/14,ひつまぶしの日記)
http://hitsumabushino.seesaa.net/article/146536704.html
■捕獲してはいけない鯨を獲って、その肉が日本から海外に密輸されていたということである (4/14,瑠璃青(LuLiAzur)の日記)
http://d.hatena.ne.jp/luliazur/20100414/1271250782
■捕鯨批判ブログ・リンク集
http://www.kkneko.com/framel2.htm

◇◇◇

■捕鯨とマグロ漁“文明対野蛮”の構図にはまるな (4/5,オピニオン|読売)
http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/opinion/international_100405.htm
■IWCとシーシェパードと日本漁業行政の功罪(上) 捕鯨問題の本質とは (4/12,PJ NEWS)
http://www.pjnews.net/news/764/20100412_7
■映画「ザ・コーヴ」に気になる上映中止騒動が・・・ (4/14,「篠田博之のメディアウォッチ」)
http://www.the-journal.jp/contents/shinoda/2010/04/post_46.html
■クジラにイルカ、クロマグロ……。もはや食文化の危機!? (4/15,リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン)
http://diamond.jp/articles/-/7890
■The Coveに関する国内報道を考える (4/15,山ア 恵子 ~Keiko Yamazaki~)
http://kyamazaki.jp/index.php?FrontPage

 市民ブロガーの皆さんからも、識者からも、こうした主張が次々に出てくるようになったのは大変喜ばしいことです。最悪なのが官僚と政治家ですが、与党内でも大変勇気のあるご意見を示していただいた議員さんもいらっしゃいますし、日本が全体としてバランス感覚を取り戻しつつあると見てよいでしょう。えげつない動画に狂喜するイカレた反反捕鯨ナショナリストたちを除き、誰もが捕鯨ニッポンV.S.シー・シェパードの茶番劇にウンザリしてきているわけです。問題は癒着構造をなんとしてでも死守しようとする捕鯨サークルですが・・・

■調査捕鯨のクジラ肉、妨害で販売量減少 (4/15,TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4404261.html (リンク切れ)


 調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所は、今季の活動で捕獲した鯨の肉を15日から販売すると発表しました。ただ、販売量は反捕鯨団体・シーシェパードの妨害活動によって大幅に減少しています。
 今回の南極海での調査捕鯨活動では、シーシェパードによる激しい妨害活動の影響で捕獲頭数が目標の6割未満にとどまったため、販売される鯨の肉も去年より600トン少ない2000トン程度になる見通しです。
 ただ、在庫が豊富にあることや消費が落ち込んでいるため値上げはせず、背中の赤肉でキロ当たり去年より210円安い1850円で主に業者向けに販売します。
(引用)

 マスコミ報道ももはや事実を隠しきれません。

■日本が440頭の捕獲枠を提示 南極海でのミンククジラ (4/20,共同)
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042001000796.html

 JARPATの水準ですね。小松さんが自分の功績を否定されて激怒するわけです。いくら煽ってもついてこない消費の水準に合わせよう──言い換えれば、「元に戻そう」というだけの話。自助努力を一切せずに税金もがっぽり投入でき、捕鯨サークルを利するだけ。赤松氏と入れ知恵した官僚たちの狡猾極まりない点は、ノルウェーとアイスランドを急進派に仕立てて自分たちを中庸派に見立てようとしている点。これは絶対許せません。
 沿岸捕鯨&近海調査捕鯨トータルで100頭が妥当なランディング・ポイントでしょう。10年でフェイズアウトを確約できるなら、JARPNU分合わせて200頭ってとこじゃないですか。税金は本当に必要とされるところに回しなさい、赤松さん。

■国際捕鯨委員会(IWC)アガディール会議に向けて:IWC議長案を分析する (4/16,東大先端科学技術研究センター大久保特任研究員)
http://yonemoto.rcast.u-tokyo.ac.jp/PDF/agadir.pdf


また、IWCの外側で、日本が国際的な資源管理に責任ある行動をとっていると諸外国に認められているかどうかも、重要なポイントとなる。たとえば、先日のワシントン条約会議での大西洋クロマグロの附属書掲載提案をめぐる日本の振る舞いが、「何ら規制強化の担保なく、資源管理が極めて不十分な途上国を率いて、産業利益を守った」と映ったとすれば、IWC交渉での妥協にはマイナスになるだろう。
(引用)

■米韓で販売の鯨肉、日本から密輸か DNA鑑定で判明 (4/14,AFPBB)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2718628/5610594

 こういうことがあっても自分たちの主張がそっくり受け入れられると思ったら大間違いですよ、赤松さん。

◇◇◇

■普天間「必ず五月晴れに」=鳩山首相 (4/21,各報道)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100421-00000050-jij-pol (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100421-00000014-mai-pol (リンク切れ)

 鳩山さん、リーダーシップを発揮してください。徳之島がダメなら当然沖縄もダメです。だからってグァムにも押し付けたくないよね。
 米軍の利権を“思いやる”より国民のための思いやりを。オスプレイは要らない。

■海兵隊の抑止力とは何かを検証せよ! ―― 朝日オピニオン欄の柳沢協二の議論に同感する・高野孟 (2/1,Infoseek内憂外患)
http://opinion.infoseek.co.jp/article/743 (リンク切れ)
■米海兵隊は「北朝鮮核」の奪取が使命? ── 馬鹿馬鹿しいにもほどがある (4/13,〃)
http://opinion.infoseek.co.jp/article/823 (リンク切れ)
■普天間問題は鳩山政権の試金石だ・喜納昌吉 (4/9,〃)
http://opinion.infoseek.co.jp/article/820 (リンク切れ)

 

◇小松さん、大学教授の肩書きでウヨガキ化しないでね・・・

 小松氏が朝日オピニオンで、「畜産の方が環境に悪い」とのたまっていますが、表現は実にプリミティブ(最上掲の拙HPもご参照)。大学教授が、ネット上でゴミをばら撒いているネット依存症のウヨガキよろしく、科学的(社会科学含む)根拠のないいい加減なことを吹聴してちゃいけませんね。研究者の手によるバウンダリーを調整した定量的な比較データは存在しません。小松さんでも森下さんでもいいから、名前使って研究論文を発表すれば、一発で終わる話です。当然検証しますが・・
 小松氏は「家畜への依存を減らすことにつながります」と主張していますが、これは真っ赤な嘘です。実は、輸入飼料で無理やり肥育する国産牛(飼料自給型有機畜産を除く)の方が、豪・米からの輸入牛肉より環境負荷の高いのですが、フリーになって言いたい放題の小松氏と異なり、赤松農相や森下参事官ら農水省には、「畜産の生産量・消費量と環境負荷を代わりに減らします」などとは口が裂けても言えません。誰の目にも明らかですが。まずは、赤松農相や岡田外相が、同僚の議員や閣僚と部下の官僚たちに銀座界隈の高級料亭で霜降り高級和牛を頬張るのをやめさせ、環境負荷を下げるお手本を示すのが先なんじゃないの? 小松氏も上級官僚だったわけですが、日本人の平均より畜肉消費量が少ない自信がおありなのかしら? 一緒にお仕事していた水産ゼネコン業界のヒトたちは、バカスカ食ってたりしなかったのですか?
 低環境負荷畜産は個別の農家・事業者が既に取り組み、消費者に一定の支持も得ているわけですが、高騰した燃油価格のために全漁連にマージン付けて多額の補助金を支出するのであれば、こちらも国が支援するのは当然のことでしょう。鯨研への補助金・役に立たない政治的水産ODAも、全部そっちへ回すのがスジ。危険な米国産牛肉輸入に明確にNOを突きつけ、なおかつ国内牛肉生産の高環境負荷体質を改善して数字で示すことができなければ、日本は環境をダシにして浪費大国の実態を覆い隠すだけの“口先エコ国家”との謗りを免れません
 鯨肉が牛肉のオルタナティブになり得ないことは、日本人のほとんどの方が「誰もその気にならない」時点で、筆者の解説を待つまでもないでしょう。以下の資料がそのことを端的に示しています。

■牛肉と豚肉の都道府県別の1世帯当り月間支出額|全国消費実態調査・社会実録データ図録
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7238.html

 鯨肉消費が全国平均の3倍以上も多い山口、福岡、佐賀、長崎の4県と太地のある和歌山県では、牛肉消費が軒並み高くなっています。辛うじて面目を保っているのは宮城のみ。逆に、鯨肉消費が全国一少ない沖縄は牛肉消費も最低。
 まったく連動していない、すなわち「牛肉の代わりに鯨肉が食べられているわけではない」「鯨肉を多く食べている人ほど、環境負荷の高い牛肉にも依存している」ということです。
 西日本の住民の皆さんを非難することはできませんが、ごく一部を置き換えたとしても、これじゃとても胸を張って「環境負荷を減らしたぞ」とはいえませんね・・
 個人のライフスタイルとしては、もしエコな食生活を実践したいと思うなら、新母船と強力冷蔵庫で環境負荷&国庫負担をさらに増大させようと目論んでいる、フードマイレージ削減のために沿岸に切り替えるという環境負荷低減の最低限の姿勢すら見受けられない、他の食品メーカーが公開しているカーボンフットプリントを消費者・国民に提示することもしない、信用ならない奢り高ぶった業界の供給する超高級嗜好品にして、地産地消の真逆を行く南極産鯨肉が、選択肢に入る余地はありません。鯨肉よりはるかに環境負荷の低い有機畜産鶏肉や廃棄食糧飼料使用豚肉、なおざりにされてきた沿岸の各種魚類(枯渇資源の再生が前提ですが)、そして何より日本の由緒正しき伝統・畑の肉で事足ります。最上掲リンク及び以下のリンクもご参照。

■食生活の変化(1910年以降)|全国消費実態調査・社会実録データ図録
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0280.html
■"実質ゼロ"日本人の鯨肉消費の実態 (拙HP)
http://www.kkneko.com/shohi.htm
■捕鯨は牛肉生産のオルタナティブになり得ない (拙HP)
http://www.kkneko.com/ushi.htm

 「たとえ世界の食糧生産が十分の一になっても、日本だけクジラで生き残れる」と豪語する愚かな反反捕鯨国粋主義者もいますが、石油が輸入できなくなる時点で商業捕鯨はオシマイです。その前にクジラと南極海生態系を道連れにするのは必至ですが。仮に、共同船舶がSSを見習って新造母船にバイオ機関を搭載しても──あの非エコ企業には絶対にありえない話ですが──同じくエタノール生産を国内で賄うのは不可能。というより、エタノール生産分を食糧に回して飢餓を解決するのがスジというもの。
 筆者は牛肉の消費削減の必要性・現実的なオルタナティブについても明示していますが、速やかかつ大幅な削減は、日本社会でも国際社会でも可能だとは思いません。聖域として多額の税金を投入し続けることなく、母船式商業捕鯨が持続的に成立し得るというおめでたいビジョンと同様、非現実的な主張は誰からもそっぽを向かれるだけです。
 ただし、RMPで認可される捕獲枠のうち、日本が現実的に操業可能な海区分である1/3もしくは1/6程度(要するにJARPA2と同水準)の鯨肉生産で置き換えられる温室効果ガス排出量の削減は、もっと優れた代替品と過剰消費・廃棄削減でいくらでも簡単に達成できるはずです。上掲リンク先もご参照。
 5月2日には、ヴィーガンアースデイフェスティバル京都2010が京都で開かれます。ベジ人口がイギリスなどの5%、レバノンや台湾の30%にはまだまだ遠く及びませんが、かつて人口の9割が実質ベジだった日本としては、これで少しは世界に顔向けできるようになったというところでしょうか。ポール・マッカートニーら著名人が先頭に立ち、畜産メジャー批判と合わせ普及に努めている海外に追い着きたいもの。
 まだ一般的とまではいきませんが、ベジレスも普及してきました。以下のサイトはとても使いやすいナビゲーション・サイト。トップページで署名の宣伝もしてもらっちゃいました(^^;; ありがたいことです。

■マクロビオティック・ベジレストランガイド|VEGE-NAVI.JP
http://vege-navi.jp/

 以下はオマケで、小松氏ではないのですが、某週刊誌の3次ソースをもとに、「米国の方が犬猫を殺している」と主張している反反捕鯨論者がいる模様・・。これはシェルターの傷病老犬猫を含む安楽死数で、日本側に比較できる数字は存在しません。卑劣な印象操作とはまさにこのこと。先進国の多くで既に見られない幼獣店頭見世物陳列販売で“商品”を購入した消費者が、“不要”になったと言って放り出したものを、行政機関が税金で建てた大層なハコモノ施設で引き取り、アウシュビッツよろしく炭酸ガスで窒息死させている国とは違うんですよ。欧米諸国だけでなく、タイやトルコなども日本よりはるかに格上。アニマルポリスが活動している米国、ティアハイムの充実した殺処分数ゼロのドイツを見習おうとせず、「アッチの方が殺しているぞ」と自分たちの行いを正当化しようとする、どこまでも心の寒い国
 別所で述べていますが、筆者は欧米流のキリスト教的責任感に基づく高見に立ったつもりの積極的安楽死推進論(ニンゲン含む)には与しません。ただいずれにしても、ほとんどの施設で炭酸ガス大量殺処分を行っている日本には、言い返せる資格なし。ようやく見直しの機運が生まれつつあるのは、まだしもの救いですが。ところが、反反捕鯨論者の中には、シャチの倫理水準(?)に合わせ、「動物の苦痛に配慮することは一切やめろ」と息巻くとんでもない人物もいるようです。要するに、日本の農水省・環境省・自治体主管の動物関連の各種の法律・基準・条例の類は「ぜーんぶ改訂しろ」って言ってるんですねぇ・・。こうした主張を捕鯨サークルがしてさえくれれば、世界は「やっぱりゼロ以外にあり得ない」と猛反発し、国内でもあっという間に捕鯨賛成派が影を潜めるでしょうに。イカレた動画と同じで、過激なネトウヨも「利用できればいい」というのが捕鯨サークルの考えですから、見て見ぬふりをし続けるんでしょうけどね・・・
 同様に、米国の食糧廃棄量を持ち出している反反捕鯨論者がいますが(拙ブログでも既に過去記事で取り上げてますけど・・)、人口一人当りで比較すれば日本の方が上。これも悪質な印象操作。実は1900万ないし2200万トンといわれる廃棄量の推計は食品産業(食品メーカー・流通・小売・外食)と家庭からのもので、生産段階での日本で特徴的なJAによる規格外品や未利用漁業資源(網にかかっても売れないのでそのまま捨てられる魚)の膨大な廃棄量は含まれていません。米国は確かにけしからん浪費大国ですが、日本はその上を行っているのです。「クジラを余すところなく利用してきた」「モッタイナイを広めよう」と豪語している国が、自分より悪い国がどっかにないか粗探ししまくって自己正当化を図ろうと必死になる・・これほどミットモナイことはありません。コンビニ・外食チェーン・自販機が国中所狭しに氾濫し、見た目が悪いものを買わない/売らない主義に陥り、賞味期限が近づくとバッチイと思って選り分ける潔癖症の国として、やはり捕鯨ニッポンほどモッタイナイの正反対を行く国はないでしょう。
 食糧をこれほど無駄にしていない国、殺処分をまったく行っていない国を見習い、少しでも減らしていく不断の努力をすればいいだけの話。
 小松正之殿、「ダメになった日本の漁業を立て直したい」とのお心がけが、自分の推進した捕鯨偏重政策の所為で水産行政に大きな歪みを生んでしまった責任を感じているのか、単に自分の業績を誇るための“付け足し”なのか、どっちなんだか筆者には判断がつきかねます。前者ならまだいいんですが・・。本心から日本の漁業のためを思っているのなら、ウヨガキ化だけはやめといた方がいいですよ。

 

◇吉高の大桜

(過去記事はこちら)
http://kkneko.sblo.jp/article/28833920.html
http://kkneko.sblo.jp/article/14961110.html

042101.jpg
 今年も会いに行ってきました。天候不順が続いたのと土日を避けて行ったこともあり、この日はまだ二分咲きでしたが。気になったのは、今年は花芽がかなり少なかったこと。年内に養生の作業をする予定とのことですが、なんたってもう300歳だからねぇ・・。
 この大桜、第二次大戦中に物資不足を理由に薪にされるところだったそうです。ハチ公像じゃないけど・・。ところが、あんまりデカくて伐る道具もなかったもんだから難を免れたとか。冷や汗もののエピソード。
 これほど見事な、誰からも親しまれている桜をただの資源として伐り倒そうとしたニッポンが、私はでっきれえです。
 辛くも難を逃れたこの木を、大切に見守ってきた人たちのいる日本が、私は好きです。
 印旛村は今年4月から印西市に吸収合併されましたが、何しろ植木屋がミニ土建と化しているような街で、首都圏近郊としてはまだかなり豊かに残っている自然が台無しにされちゃわないかと不安を感じます。桜の開花予報などをまめに発信していた村役場の人も、合併で人員削減され仕事を引き継いだらしく、サイトの更新も疎かになる始末。ついこの間の「東京マガジン」でも登場し、市役所の担当者が番組史上に残りそうな迷言を発したり・・。
 今回訪れた際も、7月には成田に直通する予定で試運転が開始された北総鉄道の電車の走る音が聞こえ、静寂を破って雰囲気をぶち壊していました。もうすぐそばから高架が見えるんですよね・・。老いた桜もさぞかし五月蝿かろうに。寿命にも差し障りそう。

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 きれいに使われている休憩所(5年前までは駄菓子屋さん)。地域コミュニティが都会の街よりよっぽど維持されている証拠。この先が心配だけど・・。

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 今回は吉高宗像神社まで足を伸ばしました。印旛沼もすぐ見下ろせるところにあります。立派な木があって寛げる場所です。シーサーかギリシャ神話の海の怪物を思わせる愉快な狛犬(?)が鳥居の前に2体鎮座。

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 蛙塚。明治二十年代に建立された蛙を祀る塚。字はほとんど判読不能だが、どうも「下に蛙が埋まっている」と読める・・。一体どんな事件が起こったのやら。開墾時に犠牲(?)になったカエルたちを供養したのかしら・・

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 毎回訪れる化石発掘現場の近くではイノシシ、キジ、テンらしい足跡がくっきり残ってました。もうひとつ大きなのはイヌのよう。この辺はキジ撃ちが入ってきてるかもしれない・・

 今回もオオタカはじめ野鳥にたくさん出会いましたが、桜見物に来た人の連れたワンコの方が遭遇回数は多かった・・
 印旛村には松虫寺という寺と、牛むぐりの池と呼ばれる池があります。池の方はニュータウンの調整池にされちゃいましたが・・。松虫姫は、奈良時代に実在したお姫様(聖武天皇の第三皇女)。重い病気(ライ病とも天然痘とも)にかかり、行基らとともに下総の地に養生に訪れ、養蚕や機織の技術を伝えたとされます。その松虫姫を運んだ一頭の牛がいたのですが、姫が都に帰ることになったとき、既に老いていて同行できず、姥とともに残ることに。一緒に帰れないことを悲観した牛は、池に自ら身を投じて命を絶ち、哀れんだ村人がそのときから牛むぐりの池と呼ぶようになったそうな・・・
 胸にじーんとくるお話ですね。日本人なら。本来の。 
 殺す文化はもう要らない。殺さない文化を取り戻そう。地産地消と合わせて。
 殺さない文化はどうでもいいが、殺す文化は南極にまで拡張しなければ気がすまない──そんな国に成り果ててしまったことを知ったなら、姫も牛もさぞかし嘆くことでしょう。

参考リンク:
−印旛沼の心やさしい竜
http://www.inbaryu.sakuraweb.com/
 

◇捕鯨と戦争のない明日のために

 おかげさまで、クジラとジュゴン・リンク署名は日本語版・英語版合わせ1000筆を突破しました。アースデイ代々木のイベント会場にてオフラインでの署名にも来場者の方々にご協力いただけました(Mさん、多謝m(_ _)m)。残念ながら開始当初の勢いが途中で衰えてしまったのは、主催者の私の不徳(&準備不足・リレーション不足・ステータス不足)の致すところで、賛同人としてお名前をお貸しいただいたロバート・シーゲル先生と小原秀雄先生、翻訳作業等でお力添えをいただいたCFTさんはじめ、ご協力いただいたたくさんの方々には本当に申し訳なく思っています。とりわけ小原先生には、拙著を学生の皆さんに紹介までしていただきながら、ご期待に応えることができず合わせる顔がありません。
 前世紀に終わっていて然るべきだった歴史の負の遺産を今日まで引きずってしまったのは、捕鯨協会の委託を受けた国際PR・梅崎義人氏らの演出の手腕と、大勢の“信徒”たちの凄まじいまでのルサンチマン・パワーがあったからですが、同時に、こちら側のアプローチにも大きな問題があったことは否定できません。
 ただひたすら反対を唱え、一方的に相手に価値観を押し付けるやり方、暴力までふるうやり方は、やはり間違っています。相手側のプロモーションに利用され、逆予定調和にはまりこむだけ。欧米中心の反捕鯨運動の海洋生態系・クジラたち野生動物に対する責任はあまりに大きいといわざるを得ません。
 集まった署名の数は確かに多くないかもしれません。ですが、日本語版の署名にお寄せいただいた皆さんのコメント欄を読んでみてください。皆さん一人一人が自分自身の考えを、自分自身の言葉で伝えてくれています。そのひとつひとつが、もう私の出る幕などないと感じるほど、強く胸に響くものがあります。そしてまた、英語版署名の方も、欧米だけでなく、アジアから南米から中東から、本当に世界中の国々の方がサインしてくれました。日本と同じ捕鯨国のノルウェーやアイスランドからも。
 この署名は、これからの時代の、あるべきアプローチです。
 お互いに譲り合いましょう。
 クジラを守りたければ、米軍の利権のために沖縄の海を壊すのはやめてください。

 ジュゴンを守りたければ、水産庁と拡張主義者のメンツのために南極の海を汚すのはやめてください。
 最初から何も変えられないと決め付けたり、諦めるのでなく、実効的な成果を引き出すために、引くべきところは引きましょう。

 お互いに譲れば、“恨み”に駆られていつまでも引きずることもありません。
 価値観の違いを憎しみのステージにまで引き上げてしまうのは、万物の霊長にあるまじき愚かなことです。 

 イスラエルとパレスチナじゃないけれど、欧米に対する怨嗟に駆られた捕鯨ニッポンのプロパガンダは歴史上の汚点にしかなりません。
 日本が拡張主義的姿勢を引っ込め、米国の本音の部分にある不信感をなだめることは、沖縄の平和に間違いなくつながります。逆に、南極の捕鯨にこだわり続けることで、失うものはあまりに大きすぎます。
 
 海兵隊と核と公海母船式捕鯨が、近い将来に過去のものとなりますように。
 基地・軍隊・戦争と、商業捕鯨・工場畜産・犬猫殺処分のなくなる日が、そう遠くない将来に訪れますように。
 豊かな自然と動物たち(ヒト含む)の命が脅かされない平和な世界を、次か、その次くらいの世代には築くことができますように。
 自然の多様性を損ねず、命を貪らない暮しができるくらいに、人類が賢くなる日がきますように。

 カガクの力で何もかもコントロールできると嘯き、同じ命を資源/商売の道具としかみなさず、力づくで南極の自然まで征服しようとしたがるニンゲン自身、ただのサルの一種にすぎません。死ねば肉であり、塵。
 ヒトが、本当にクジラやウシやイヌやネコたちより優れた動物であると証明するためにも、過去の過ちから何も学ばず自分を誤魔化して尊大に振る舞うのは、もういい加減やめたいもの。
 ニンゲンが自然の一部であり、動物の一種であるという事実は、どれだけ文明が発達しようが決して変えられないのですから。
 フィクションはフィクションの中でだけ楽しみましょう。日本人なら得意のはず。


 そういうわけで、筆者は本日4/21から署名集約日の5/20までの二十日間、断食(本断食)に入ることにしましたニャ〜。署名も届けなきゃならんので(汗)、もちろん生還予定で水と梅干は摂取しますが。
 まあ責任もあるんですが、本も売れないし新作コケて他に芸がないもんで(--;; しばらくの間あまりネットにつなげなくなりますが、ご了解のほどを。折り返し点で一度生存報告をしたいと思います。署名は集計後数日以内にマスコミにも連絡のうえ首相官邸まで届けます(オバマ大統領宛は米国から発送)。
 引き続き応援(署名の方の)よろしくお願いいたししますm(_ _)m

posted by カメクジラネコ at 21:03| Comment(2) | TrackBack(0) | クジラ以外
この記事へのコメント
こんばんは!

うんうん、まさにその通りだね。
とても勉強になるよ。

>幼獣店頭見世物陳列販売で“商品”を購入した消費者が、“不要”になったと言って放り出したものを、行政機関が税金で建てた大層なハコモノ施設で引き取り、アウシュビッツよろしく炭酸ガスで窒息死させている国

本当に胸が痛いよね。
やんちゃで楽しい時期を檻の中で過ごし、それだけでもかわいそうなのに
売れ残ると、その後どういうことになるのか、すごく心配だよ。

断食ってマジで??
おいおい、あまり無理しないように。


Posted by みっく at 2010年04月21日 23:55
>みっくさん
長い記事読んでもらってありがとうです(^^;
売れ残りは・・口ではいえない処分されますね。それをまた売るルートとか。最後は業者は焼却炉とか自分で持ってたりするから。
許可を得たブリーダーかシェルターが資格のあるニンゲンに譲渡するよその先進国じゃ考えられないことです。日本人は恥ずかしいと思わないといけないですね。
断食は過去に何度かやってるんで、一応大丈夫(^^;
お気遣いありがとうございますm(_ _)m
例の方もがんばってください(^^;
Posted by ネコ at 2010年04月22日 20:49
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