2009年07月13日

産経「捕鯨はエコ」デマ報道の残したもの/イジメとクジラ

 今年の梅雨は、入り始めの頃からまるで梅雨明けのように雷や風の激しい嵐に見舞われましたが、通してみると関東地方では雨量が少なかったようですね。やっぱり異常気象なのかしら・・。おかげで、植え替えたゴーヤの苗に元気がありません。せっかく緑のカーテンを目指していたのに(--; 苗を増やして秀じいの堆肥を追加投入。今年も猛暑が厳しそうなので、省エネのためにも頑張って元気を取り戻してもらわないとニャ・・。
 雷といえば、先日の嵐の際、近所に落っこちて停電になり、うちのPCに被害が(--;; CMOSクリアしたうえボタン電池取っ替えてみたりもしたんですが、ディスクがいかれてしまったようで、うんともすんとも言わず、完全にお手上げ状態。筆者は諸事情あってネット接続用と作業用のPCを分けているのですが、作業用PCが使えないのは正直かなりイタイ(泣) そういえば、去年も夏に接続用のほうが1回死んでしまってひどい目に遭いました(--; やっぱり落雷サージ対策はきちんとしておかないとマズイですね。
 最近、うちの近所でハシブトさんとハシボソさんが小競り合いをしている光景が見られるように。その場で徒党を組んでる方が、他方を追い払っているという感じで、どちらが優勢というわけでもないのですが。ハシボソさんの方が森林系ということになっていますが、棲み分けはそれほど明確ではないので、各地で両方見られるところも珍しくないでしょう。ニッチの近い近縁種ほど、逆に穏やかな共存はハードルが高くなりがちなため、さながらヤクザか暴走族の抗争のようにも。身近に観察する機会が多いだけに、筆者にとってはクジラより好感度高いカラスなんですが、こういう場合どちらを応援するというわけにもいかず(--; まあ、実際には血みどろというわけでもないので、完全な同種内で殺し合いやってるニンゲンに比べりゃ全然マシですけどね。。ケンカが増えたのは、東京都の非科学的な間引き事業の所為で周縁部に避難してきているのも原因だと思いますし・・。
 その東京都議選、結果は皆さんもある程度予想がついていたとおりになりましたね。民主が伸びた分、割を食ったのは生活者ネットと共産。都民の皆さんにはもうちっと戦略的な投票を心がけて欲しかった気もします。地道に“パイプ”をこしらえてきた自民をこれ以上突き崩すのは難しかったかもしれませんが。それにしても恐るべきは某学会(--;; 選挙民でない立場でアレコレ口を挟むことではないけれど、都議会は9割方石原都政与党という共産党の指摘はそのとおりで、自公も民主もハシブトとハシボソよりずっと近い間柄かも・・。多額の税金をドブに捨てたに等しい、中小企業支援策としては恐ろしく非効率なイシハラ銀行の徹底的な追及くらいは、せめて初志貫徹してもらいたいもの。選挙の争点になるとは思いませんが、先進国の首都として恥ずかしい野鳥虐殺も本当は何とかしてもらいたいニャ〜。

参考リンク:
−愛しいカラスたち (拙ブログ)
http://kkneko.sblo.jp/article/14177281.html
−ザ・選挙−東京都議会議員選挙|JANJAN (いま混んでます。。)
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/13/00008783.html (リンク切れ)

 

◇産経「捕鯨はエコ」デマ報道の残したもの

■産経「鯨肉生産は牛肉よりエコ」はデマだった|JANJAN
http://janjan.voicejapan.org/living/0906/0906010416/1.php

 JANJANさんより6月度の編集部長賞を頂戴いたしました。ご支援いただいた皆様に改めてお礼申し上げます。
 JANJANさんにとってサイト開設以来おそらく最も荒れたコメント欄となったと思われ、編集部にはだいぶご迷惑をおかけしてしまいましたが(汗) 日本における環境教育(国語・算数・理科・ITマナーと基本的な教育もなってなかったように思うけど。。)の低さが凝縮された形で露呈したようにも感じます・・。
 ヒドイのは、当の研究機関の公式見解を無視する支離滅裂な返答を寄越して最後まで訂正をつっぱねた産経新聞。まったくジャーナリズムのプロ、大新聞の名が泣きます。同じJANJANさんに読売の科学欄での誤報を伝える記事があり、こちらは後でちゃんと修正が入ったそうです。
 「ベンツとキャデラック」の比喩が理解できないヒトにこれ以上平易な言葉で語るのは容易ではありませんが、例えばカーボンフットプリントのように、環境負荷を数値化して視覚化・相対化を図る環境ラベリング制度というものは、「消費者にとっての商品選択の物差し」「当該企業ないし産業界の排出削減努力を測る指標」となって、初めて意味があるのです。「遠洋捕鯨より沿岸捕鯨を」「鯨肉より鶏肉を」といった素人にも自明のオルタナティブを無視し、数値の具体的根拠を一切明かさず、「アッチにもっと悪いものがあるじゃないか」と自己正当化を図る自称エコ企業/産業は、日本の捕鯨業界以外に世界中見渡しても一つも存在しないでしょう。
 まあ、水産庁と水産総合研究センターは調査結果そのものを正面から否定しましたから、今回は結局産経のデマ報道のみが一人歩きした形ですが、今後「捕鯨はエコ」の看板を掲げようと思ったら、批判に耐えるだけの算出根拠とオルタナティブをきちんと明示することです。
 これに懲りて二度と愚かな真似はしないと思いますが・・・

 

◇イジメトクジラ──ニンゲンであることが悲しくなる出来事

 NZで日系人の学生がイジメに遭って大怪我をするというニュースがあり、掲示板等で物議を醸しているようです。日本人だろうがNZ人だろうが無関係に悲しい事件であり、もちろんあってはならないことです。
 しかし、これはどこの国でも変わらない、ニンゲンの負の側面を象徴するものであり、社会のシステムの問題に他なりません。イジメ、暴力、差別を社会がいかに根絶していくか、学校教育の現場でどのように取り組めば実効性が上がるのか……ということは、国や民族によらず普遍的な重い課題であり、他山の石と肝に命ずべきこと。
 例えば、日本国内ではチマチョゴリを着た学生が服や髪を切られるといった事件がありましたが、公に報道されるのはもちろん一部にすぎないでしょう。しかし、ネット上でこうしたイジメの加害者と同レベルの差別意識に凝り固まった言説が溢れているのは非常に残念なことです。
 水産庁の森下参事官などは、それらの国々との数ある外交課題の中で捕鯨問題のみは唯一人種差別の表れであるとする珍妙な見解を捕鯨協会運営サイトの『鯨論・闘論』等諸所で述べていますが、宇宙人陰謀説から反反捕鯨まで何もかも白人の人種差別に集約してしまう、ひがみ根性丸出しのルサンチマン的ナショナリズムがしばしば頭をもたげる国内の状況にこそ、私たち日本人は敏感であるべきでしょう。イジメ・暴力・差別を正当化する“悪いお手本”をこどもたちに示すことがないように。
 障害を負った個体が厳しい自然の中、野生の群れで暮らしていくことさえできるカラスやクジラたちを、ニンゲンも少しは見習わなきゃいけませんね。

 

◇クジラ関連ニュースクリッピング

■圧巻!! 日本海沖を泳ぐクジラの群れ 30頭以上目撃した (7/11,産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000556-san-soci (リンク切れ)

 IWC管轄外の小型沿岸捕鯨の捕獲対象種ツチクジラは、哺乳類としては非常にユニークなゴリラのような父性社会を築いている可能性も指摘されているわけですが・・。いずれにしろ、もともと群れで行動する社会性動物ですから、数字は個体数の増減傾向とはまったく無関係。まともな環境教育を受けていない反反捕鯨論者が、鯨研のオトモダチ新聞産経の記事を読んで「見ろ、クジラは増えているじゃないか」なんてトンチンカンなことを言い出さなきゃいいんですけどね。。

■知床、マッコウクジラ回遊期 (7/12,読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090712-00000059-yom-soci (リンク切れ)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/whales_and_whaling/

 こちらは読売。2年前には、野生動物のサンクチュアリであるべき世界自然遺産の間近、ウォッチング船の目の前で倣岸不遜な捕鯨業者が上掲記事のツチクジラの捕獲を強硬するという不幸な事件も発生・・。何の気兼ねも後ろめたい思いもなく、野生動物の生き生きとした姿を心の底から観察して楽しめる、そんな時代が早く到来してほしいもの。

■クジラ肉 取扱店一目で 釧明輝高生がマップ作製へ (7/10,北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/176502.html (リンク切れ)

 伝統古式捕鯨地ではなく、アイヌの捕鯨とも無関係なのに、捕鯨ヨイショ自治体の一つになってしまった釧路市の話。
 参加した高校生の皆さん、その中には北西太平洋沖や南極海のクジラまで含まれているってこと、わかってますか? 反地産地消マップを“名物”なんかにしたら、釧路の看板に傷がつくだけですよ。
 カブレた教師や鯨食博士の出前授業による情報の偏向操作や近年急増した問答無用の給食採用で、こどもたちの主体的な判断が阻害されるのは決して好ましいことではありません。

 学校給食用の急増を示す具体的資料も入手したものの、PCトラブルで手が回らず(--; ボチボチまとめたいと思ってます。

posted by カメクジラネコ at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会科学系
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