2009年05月25日

票買いの動き/捕鯨ニッポンの国際感覚/反反捕鯨運動の立役者・梅崎義人氏

◇場外の駆け引き

■<日メコン首脳会議>秋にも日本で開催 日・越首相が会談 (5/22,毎日/時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000156-mai-pol (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000104-jij-pol (リンク切れ)
■日ベトナム首脳会談 (5/22,外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/visit/0905_sk.html (リンク切れ)

 ベトナムのズン首相が来日、麻生首相との共同声明の中で日越戦略的パートナーシップが打ち出されました。同首相は同日、日経主催のシンポジウムに出席したとのことで、こちらには韓国の韓首相などアジア各国の首脳も参加。
 この報道を耳にして筆者の頭をよぎったのが、ラオス・カンボジア首脳との間で交わされた同様のパートナーシップ声明。両国はともに投資協定締結の前年にIWCに加盟。昨年訪日したラオスのブッパーヴァン首相は、IWCでの捕鯨支持「親日の証」としてODA増額への期待感を露にしたわけです。

 これらメコン流域3国は、いわゆるASEAN後進地域であり、日本はODAの重点配分を掲げています。沿岸国であるベトナムは、過去に水産ODAを供与された実績もあります。ただ、最近IWC絡みの水産ODA案件も手がけたPCI(パシフィック・コンサルタンツ・インターナショナル)による汚職が発覚したこともこともあり、腐敗防止に関するやりとりも・・。
 外務省HPの中で、EPA(経済協定)早期批准を求められたのに対し、麻生首相側は「できる限り早く国会で承認」という返答をしています。心配なのは、裏で「コッチで協力してもらえればすぐOKが出ますよ」と持ちかけられること。秋に再び日本で日メコン首脳会議を開催することが決まったようですが、「それまでに入れ」なんて言われなきゃいいんですけどね。そういうわけで、ベトナムも一応買収要注意国
 もちろん、地域格差是正といった主旨自体は理解できるのですが、問題は援助格差をエサにして国際会議の票を買収する手法ラオス首相の実にあっけらかんとしたコメントは、日本の調査捕鯨捕鯨支持と援助がストレートに結び付いていることを示す紛れもない証拠。これは援助の国際ルール違反です。
 一方、北海道で22、23の両日開かれていた太平洋・島サミットの方ですが、場外の二カ国首脳会談の中で、唯一マーシャルのトメイン大統領が国連安保理常任理入と合わせIWCで日本の立場を支持している旨を述べた模様。同国へは昨年8億分の実績がありますからね・・。

■日・マーシャル首脳会談 (5/22,外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/2/20090522_224554.html
■太平洋諸国への「前払い金」|flagburner's blog(仮)
http://blog.goo.ne.jp/flagburner/e/47f2c84aa197043ff11df21c8cdd7289
■各捕鯨支持国の解説 (拙HP)
http://www.kkneko.com/oda5.htm
■捕鯨とODAと温暖化と太平洋の島国 (拙過去記事)
http://kkneko.sblo.jp/article/29271883.html


 

◇驚き呆れる捕鯨ニッポンの国際感覚

■国際問題?トルコ偉人銅像の行方・噂の東京マガジン (5/23,TBS)
http://www.tbs.co.jp/uwasa/20090524/genba.html

 新潟県柏崎市で、トルコ政府より寄贈された同国の初代大統領ケマル・アタチュルクの銅像が、市役所から民間業者に勝手に有償譲渡されたうえ、地震で横倒しになり放置された後、台座から外され行方不明になったとのこと。
 バックパッカーとしてトルコを旅し、トルコの方たちの人柄に触れて大のトルコファンになった知人も、「よりによってアタチュルクの像をあんな扱いするなんて!!」と大激怒。米国ならワシントンに相当する建国の父ですから、日本でいや伊達政宗や西郷隆盛よりずっと格上です。
 実際には見えないところで保管されていたようですが、所有者・市・地権者の間で、借地代の支払やら謝罪やらをめぐり裁判所で係争中。それもまたアタチェルクとすべてのトルコ国民の方々に対してあまりにも失礼な話です。

 そもそもトルコを題材にしたテーマパークだったというのですが、「なぜトルコなの?」と聞けば「海岸が“なんとなく”ボスポラス海峡に似てるから」どの辺が???)というワケワカメな動機。ハウステンボスの二匹目・三匹目のドジョウを狙った典型的なリゾート開発で、数年後には破綻という見事にお約束どおりの展開だったわけです。
 あまりに無責任な市の対応も、補助金付けで感覚の麻痺したいかにも原発立地自治体らしいですね。もちろん、柏崎市民には、「恥ずかしいから何とかしてくれ」と訴える、正常な国際感覚をお持ちの方々もおられるわけですが。

 本来であれば、外務省が乗りだして、柏崎市に対して強い“指導”をして然るべきだと思うのですが。これが逆の立場だったら、ネトウヨ君たちがネット中で相手国の誹謗中傷を書きまくっていたはず。在日トルコ大使館側は、「事を荒立てたくない」と穏便な遺憾表明のみにとどめていますが。日本を非常に好意的に見てくれている親日国に対し、日本人として深く恥じ入るばかりです。
 で、譲渡先の候補地として名前が挙がっているのが串本市。ちなみに、串本は太地に近く、昔は古座で鯨組によるいわゆる古式捕鯨が行われていましたが、明治に入って近代捕鯨に押されて廃止。いまではホエール・ドルフィンウォッチングが行われています。120年前の難破船乗組員の救出が縁で、同市はトルコと親密な関係を結んでいます。トルコに行くと、現地の皆さんは大体「クシモト」の名を知っているそうです。ずいぶん昔のことなのに、日本人よりよっぽど義理堅いですね・・。
 確かに、そんな串本であれば柏崎のようなぞんざいな扱いなど市民の方が許さず、心配は要らないでしょう。柏崎市は柏崎市民、串本市民、日本とトルコ両国民に対して非を詫びたうえで、さっさと譲渡すべき。
 洋の東西を問わず、GNPの数字を問わず、世界中のどこの国であれ、こうした事件が持ち上がること自体あり得ないのではないでしょうか?? 他の国々の文化や人々の気持ちにどれだけ配慮することのできる成熟した国なのか、日本の文化性・国際性が真剣に問われています。
 南極の自然に対して「食文化」などという奇体な口実を持ち出す資格が、一体この国にあるでしょうか──?


 

◇捕鯨擁護プロパガンダを空前絶後の大成功に導いた立役者、水産ジャーナリスト梅崎義人氏

■捕鯨と人種差別 (『青淵』2007)
■クジラは人類の貴重な蛋白源!! 誇るべきわが国の調査捕鯨 (『Policy』2006)

 現水産ジャーナリストの会会長(会員は何人いるの?)で、時事通信社にも勤めていた、知る人ぞ知る捕鯨問題のスペシャリスト、梅崎義人氏。もっとも、“知る人”にとっては国際PRの方が知名度が高いでしょう。
 彼が同名の広告代理店のスタッフとして日本捕鯨協会に委託されて行ったPRコンサルティングの結果、鯨肉好きの著名人の大応援団が結成され、マスコミの論調もガラリと変化。捕鯨擁護世論醸成に間違いなく最大の功績を記した人物
 オピニオンリーダー養成のため1977年に立ち上げた組織「捕鯨問題懇親会」の初期のメンバーは15人。秋山庄太郎・阿刀田高・宇田道隆・岡部冬彦・影山裕子・木本正次・清宮竜・小松錬平・滝谷節雄・多田鉄之助・中村武志・林謙一・兵藤節郎・大和勇三・十返千鶴子と、実に錚々たる顔ぶれです。これだけネームバリュー・発信力の高い各界の著名人を揃え、ネズミ講的に同類を増殖させていけば、国内世論を動かすことも容易であったでしょう。
 最近では、中田宏横浜市長やジャーナリストの櫻井よしこ氏、梅崎氏らを「先輩」と呼んで慕う愛誤獣医議員山際大志郎氏らを陣営に。国際PR自身による“スポンサー”へのレポート中で、彼は「ベトナム陰謀説」を仕立てたことによってマスコミ論説委員の抱き込みに大成功を収めたことを得々と報告しています。彼の八面六臂の大活躍ぶりについてはこちらもご参照。

■やる夫で学ぶ近代捕鯨史番外編・(4)モラトリアム発効と国際PRの陰謀 (拙HP)
http://www.kkneko.com/aa4.htm

 で、その梅崎氏がオピニオン誌に寄稿した論説が上掲の2本です。目を通してみると、少なくとも2、3年前は当時とほとんど変わっていないようですね・・・

 先に『青淵』の記事からチェックしてみましょう。以下、背景着色部分引用。
 2ページ弱の記事は、基本的に彼の代表作『クジラと陰謀』の主張をまとめた内容。相変わらず「反対勢力」に代わって彼らの主張を勝手に代弁しちゃっていますが、「ことごとく反論」している「専門家」とは一部の捕鯨御用学者のみ。彼の言う「反対勢力」に、筆者や市民ブロガーの皆さんは含まれていないようですね・・。梅崎さん、うちのHPに掲げた主張の分析をぜひともお願いしますよ!

 なぜ日本人の捕鯨だけが倫理に反するのか。人種差別的な考え方だなぁという発想しか浮かばず、分析はできなかった。

 梅崎さん、貴重な裏ネタの暴露ありがとうございます。なるほどなるほど・・。
 捕鯨協会にPRコンサルティングを委託された際、「日本人にとって貴重な蛋白源」という一次候補がマスコミにそっぽを向かれ、このネタしか思い浮かばなかったわけですな。
 で、プロパガンダに格好のネタを提供してくれたのが、かの有名な故山本七平であったと。リベラル派の皆さんは、名前だけでピンと来るでしょう。山本氏の推薦文は『クジラと陰謀』の帯にも使われています。
 梅崎さん、貴殿が米澤や故大和氏ら当時の代表団メンバーの原体験・ルサンチマンにずっと寄り添ってきたことは理解しているつもりです。記事を読んでいると、あなたのPRコンサルティングの重大な結果責任について、どうも2人の故人に押し付けているような気がしないでもありませんが・・。
 筆者も日本人の1人ですから、米澤氏らがショックを受けたことに同情できなくはありません。しかし、当時の欧米の反応の一部は、日本人のそれと同じありきたりのナショナリズムでしかありません。あの頃は確かに、ソニーの電化製品をハンマーで叩き割ったりといった、過激なパフォーマンスが流行りました。全盛期だった日本の製造業のせいで、職を失った労働者の怒りの矛先が、日本に向けられていたからです。それだけの話ですよ。便乗した連中がいただけ。
 優秀なジャーナリストである貴殿は、それも十分に認識されていたはず。
 世界でも稀に見る成長を成し遂げ、“ジャパン・アズ・ナンバーワン”とチヤホヤされ、一方で日本人と同様に普遍的なルサンチマンに駆られた一部のヒトたちから妬み嫉みも買ったのは、もう遠い昔の話。ジャパン・バッシングはジャパン・パッシング、さらにはジャパン・ナッシングへと移り、アキバ系しか売りがない有様。
 今日、日本は公海・南極海上で大規模な母船式捕鯨を行っている世界で唯一の国です。まあ、人口1人当りで世界一の食糧廃棄大国とか、他にも不名誉なナンバーワンの称号を授けられちゃってますが・・。日本に対する目が厳しくなるのは当たり前。あなた方の自意識過剰な被害妄想に、全国民を巻き込まないでください。

 もう1本の『Policy』の記事は、まずタイトルにご注目。1回しくじったプロパガンダ候補の焼き直しですね。食文化論がそろそろ息切れして支持をかなり失ってきたため、ちょっと捻って「日本の蛋白源」ではなく「世界の蛋白源」にしたというわけですな。
 拙HPやブログ上でこの問題についてはさんざん論じてきましたが、もう一度簡単に講釈しましょう。RMSに基づくクロミンククジラの捕獲枠は6海区全部合わせて3千頭程度とみられています。都市への高級食材として提供されている現行の日本の調査捕鯨で目一杯枠を使い切っている計算です。「世界人口100億人時代」「21世紀の人類を救うエース格」がクジラ??? バカバカしいにもほどがある。そのうえ、食文化プロパガンダを思いついた貴殿が、世界に自分たちの価値観と文化を押し付けようというのですか!?
 クジラを使ってどうやって具体的に人類を救うかについて、梅崎氏は一言も言及していません。畜産の問題についてはレスター・ブラウン氏の試算の数字などを適当に借り受けてきていますが。勝手に担ぎ出されたブラウン氏にとっちゃ、はた迷惑もいいところ。森下参事官すら否定する毎度おなじみ食害論と合わせ、梅崎氏の主張には科学的・合理的根拠は微塵もありません。
 ミンククジラと日本人の年齢構成を比較するところも笑えます。たいした愛誤擬人化だ。梅崎さん、ニンゲン以外の野生動物すべてにおいて年齢構成がどうなっているか、知ってますか? 知っててこんな御託を並べたのですか??

「海の生物は地球環境の悪化にまったく関与していない」

 この一文を読んで、筆者はすっかり脱力してしまいました。あまりにも情けなくて。
 『Policy』だけにとどめておくのは実にもったいない。業界の捕鯨擁護プロパガンダを指揮した首謀者が、環境問題についてここまでお粗末な認識しか持ち合わせていなかったということを、世界に向かってぜひ大声で知らしめてもらいたいものです。それとも、『Policy』の読者はこのレベルでいいだろうとでも思ったのですか?
 そして、こっちにも本音がチラリ。

わが国政府は調査経費を捻出するため副産物を市場で販売しているが、黒字にはならない。毎年5億円の赤字を出している。不足分は鯨類捕獲調査補助費として国から農水省に支出されている。したがって、クジラ食文化を持たない国は調査捕鯨を実施することは不可能である。

 まず、間違いの訂正から。政府が販売しているのではありません。指針を出してるだけ。鯨研が卸して共同船舶が販売(流通業者等に)しているのです。
 国から農水省にってなんですか?? 補助金の拠出先は財団法人の鯨研でしょ。時事通信に籍を置いたプロのジャーナリストなんだからしっかりしてください。それとも、『Policy』の編集者がとてつもなくいい加減だったのかしら?
 ともあれ、あなたが考案した「食文化」のキャッチコピーがあるからこそ、現在では8億円弱にまで膨れ上がった赤字事業に対して、毎年12億円もの補助金を宛がえるというわけです。経常赤字だから、実際には国庫負担は不足分の穴埋めにもなっていませんね。そんな体たらくの調査捕鯨が今日まで存続できたのは、まさに優秀なPRマン梅崎氏のおかげ
 あなたが一番の責任者。あなたにPRを委託した本当の黒幕は別にいるにしろ。
 最近の梅崎氏はオーストラリアの人たちが怒るからザトウを獲るのはやめときましょう」とか、捕鯨賛成派にしてはずいぶんとおとなしい殊勝(?)なことも口にしています。「何をいまさら」という感じで、動機がよくわかりませんが・・。
 広告代理店やマスコミに勤めただけに、接客上手で強面ながらソフトなお人柄に同情論もあるようですが、筆者は小松正之氏と並ぶ捕鯨推進のA級戦犯である梅崎氏を許す気にはなれません。
 もう一つ補足しなくてはなりませんね。クジラ食文化を持たない国は、調査捕鯨だけでなく商業捕鯨を実施することも不可能です。高級嗜好品扱いの日本ですら赤字なのに、一体どこの国の企業がそんなもんに手を出したがるんですか?? 少ない捕獲枠と市場(当然日本への輸出)を日本と奪い合えと?? まったくバカバカしくて話にならない。
 RMS下の公海母船式捕鯨に進出できる国は、日本以外ありません。当の日本でも、どこも参入企業として名乗りを挙げていませんが・・。
 最後に梅崎氏は、「“世界牧鯨局”の運営をめざせ」として、アーサー・C・クラークの『海底牧場』を引き合いにしています。
 筆者は実はハードSFファンでして、デイヴィッド・ブリンやマイクル・クライトンとともにとりわけ好きなのがクラーク氏の作品でした。中でも『海底牧場』はイチオシ。奇遇ですな、梅崎さん。
 でも、あなたホントにラストまで読んだの???
 残念なことにクラーク氏は昨年亡くなられましたが、人工衛星通信や軌道エレベーターのアイディアを最初に提唱した工学者としても知られていました。プロの科学者らしい緻密さと、大胆な想像力を併せ持った、宇宙進出時代の未来社会の描写が氏の持ち味。有名なのはキューブリック監督に映画化された『2001年宇宙の旅』シリーズですが、筆者が好きなのは『海底牧場』のほか、『楽園の泉』『宇宙のランデブー』など。『宇宙のランデヴー』もシリーズ化され、続編はNASAの技術者ジェントリー・リーとの共作です(筆者は1が好きだったけどニャ)。
 クラーク氏はまた、英国出身ですがスリランカに永住し、洋の東西を越えた文化の相対視点を備えた方でもありました。そして、実は動物福祉にも造詣が深い方でした。それも、どちらかといえば仏教的観点から。
 日本で比較的人気の高い作品のひとつに、『幼年期の終わり』があります。マッコウクジラも端役で登場。この中で、動物問題に関心のある方が読めば、思わずニヤリと顔が綻んでしまうエピソードがあります。知りたい人はご一読を。
 ここで、『海底牧場』のストーリーのラストをちょこっとご紹介しましょう。牧鯨局のトップの座に就いた主人公は、あたかも水産庁の森下参事官の如く、世論の批判の矢面に立たされ、毎度毎度苦しい言い訳を余儀なくされることになります(奥さんにまで・・)。そして、彼は反対運動の筆頭に立つ仏教界のリーダー(ダライ・ラマっぽい)と対面することに。SF的発想と東洋的生命倫理を融合させた彼のある一言が、主人公に衝撃を与えます。そして、ついに彼はある決断をすることに──
 知りたい人はぜひ『海底牧場』を買って読むべし! 梅崎氏、あなたも最後まできちんと読みなさいよ。目からウロコだから。森下参事官、あなたにも特にオススメしときます。きっと心が軽くなりますよ。

■アーサー・C・クラーク|WIKIPEDIA
ーã‚ ̄">http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BBC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF

posted by カメクジラネコ at 01:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会科学系
この記事へのコメント
少々古くなりますが、早稲田祭2003「クジラ祭」実行委員が梅崎義人氏にインタビューした記事が残っています。
http://members.at.infoseek.co.jp/kokusenken/interview.html
「次はマグロが狙われる」などと今でも信じているのでしょうか。

仮説ということならば、自由な思考の範疇ですからかまいませんが、検証される前の仮説を確定した学説のように宣伝するのは、「理系センス」がないということでしょうか。法学部卒ですから、自然法則よりもレトリック優先ということでしょうか。

仮説を否定する証拠が出てきても、一度真実だと言ってしまったので、「武士に二言はない」と撤回できないのでしょう。これでは、「有罪だとして起訴したのだから絶対有罪だ」と、真犯人が見つかったのに再検討しないようなものです。法学部卒のジャーナリストがとる態度ではないと思います。

肉食の環境負荷はFAOなどでも問題となっており、更には循環器系疾患の予防も目的に、「肉食をやめよう」という意見も出ています。また魚も、今では天然物ではなく養殖物を主体にしようという動きになってきました。
どれも仮説ではありますが、時代の変化に対応することは「臨機応変」であり「朝令暮改」ではありません。それに梅崎氏なら論語の「子曰く、過ちて改めざる、是を過ちと謂う」を知っているはずですが。
Posted by marburg_aromatics_chem at 2009年05月25日 07:34
>marburg_aromatics_chemさん
情報ありがとうございます。早稲田の学生に対してもこのレベルで通用すると思ったんかなあ。。でも、これで洗脳されちゃう子がいたりするのもまたコワイ(--;
梅崎氏がMSYとか言っただけで、引っかかって「崇高な科学」だと思っちゃうヒトが多かったりするところは、日本人の科学教養のレベルも問われてるかもしれませんね。
Posted by ネコ at 2009年05月26日 01:35
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/29356780
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック