2009年05月21日

捕鯨とODAと温暖化と太平洋の島国/捕鯨は生態系破壊!!

◇捕鯨とODAと温暖化と太平洋の島国

■<島サミット>ODAに500億円拠出へ (5/20,毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000019-mai-pol (リンク切れ)
■環境支援で500億円拠出へ=22日から島サミット (時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000196-jij-pol (リンク切れ)
■<島サミット>島しょ国支援強化へ 中台と「票田」争奪戦 (5/18,毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000084-mai-pol (リンク切れ)
■太平洋・島サミット:占冠で22、23日 太平洋17カ国・地域首脳ら集合 (5/16,毎日北海道版)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000007-mailo-hok (リンク切れ)
■第5回太平洋・島サミット公式ホームページにようこそ! (外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ps_summit/palm_05/index.html

 北海道占冠で22、23日に開かれる太平洋・島サミットに関する報道。この中で麻生首相が「3年間に500億円のODA拠出」を表明しました。一見捕鯨と関係なさそうに見えますが・・・

参加国はいずれも親日国で、国連などで日本の「票田」だが、中国、台湾からの援助急増で日本の存在が薄れかねないとの懸念も出ている。政府は環境対策を中心に前回を上回る500億円規模の支援策を打ち出し、「日本支持」を念押しする考えだ。(毎日から引用、強調筆者)

 国連と並ぶもう一つの「票田」とは、もちろん皆さんご存知のIWC(国際捕鯨委員会)。太平洋島嶼国のうち現在6カ国が、日本をリーダーとする“捕鯨支持同盟”の仲間入りをしています。
 同サミットは反捕鯨国である豪州・NZも参加しており、サミットの場で直接捕鯨問題に触れられることはないでしょう。しかし、事前の二国間首脳会談などでは、未加盟国へのリクルート含め、「IWCの方もヨロシク」と一声かけられることは想像に難くありません。
 外務省の公式HPでは、20日までに捕鯨支持国キリバスを含む3カ国の首脳と麻生首相が会談しています。会談の概要を見ると、捕鯨に関する言及は見当たらないものの、どの国でもカネによる援助のスタイルとして最も見栄えのするODAインフラ事業に関する“謝辞”“要望”がズラリ。つまり“本題”はこっちということでしょうね・・。
 麻生首相の公約「3年500億」、これは先進2カ国を除く12カ国・地域に対して1カ国・1年当り14億円弱が供与される計算。これも、捕鯨支持国とそれ以外とで“格差”がつくことでしょうが・・。支援策として「気候変動対策と環境保全」「人間の安全保障」「人的交流」の3本柱が挙げられていますが、このうち「環境保全」と「人的交流」の名目で、鯨研のオトモダチ外郭団体・海外漁業協力財団による捕鯨利権がらみの水産技術協力が含まれる可能性は高いでしょう。また、日本のODAが“得意”とするインフラ整備にも、海外水産コンサルタンツ協会に加盟する多くのゼネコンが、“お得意先”の仕事にありつこうとこぞって名乗りを挙げると思われます。 
 ところで、日本政府の地球温暖化対策の中期目標に関しては、経団連など経済界・財界に押され、“間を取って”「2020年に97年比7%減」に落ち着くという見通しが伝えられています。

■<経済同友会>温室ガス削減目標「7%減」案を支持 (5/19,毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000010-mai-bus_all (リンク切れ)
■2020年温室効果ガス目標で政府分析 「EU削減値 実質は5%」 (5/20,フジサンケイビジネスアイ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000044-fsi-bus_all (リンク切れ)

 とくに下のリンクは読んでびっくり。報道しているのは、鯨研のオトモダチ産経のグループメディア、試算をしたのは国立環境研究所ですが、先日拙記事でお伝えした水産総合研究センターの「捕鯨はエコ」主張とまるでそっくり。温暖化が引き起こす影響と被害コスト・対策コストに関する考証がなく、現実を直視しているとは到底いえませんね。
 国際的に見て公平・公正で、比較検証しやすい最適かつ「現実的」なパラメータは、<1人当り排出量>であり、日本はとくに効率だけでなく、“浪費”や“ムダ”をなくす真剣で「野心的」な取り組みが必要なのではないか……と筆者個人は思うのですが。
 いずれにしても、これでは「地球温暖化問題における世界のリーダーシップを日本がとる」などというのは、夢のまた夢の話といえるでしょう。
 政府は今回の太平洋・島サミットで「温暖化対策での連携強化に向け、“太平洋環境共同体”の創設を提唱する」としています。しかし、大量の温室効果ガス排出と引き換えに多大な経済的恩恵を被った先進国でありながら、こんな後ろ向きの姿勢を示すことしかできない日本を、温暖化の影響が最も深刻で危急の問題として認識している太平洋島嶼国が、強力な同盟関係を結ぶに足る相手とみなせるでしょうか? ましてやリーダーと認めて付き従う気になるでしょうか?? 

キリバスのような小国にとっては、この問題(地球温暖化)は経済成長やライフスタイルといった問題ではなく、キリバスにとって生存に関わる問題である。

 上記は、麻生首相と18日に会談した捕鯨支持国キリバスのトン大統領の発言です(外務省HP)。麻生首相、ちゃんと聞こえてましたか? それとも、またぞろ私の所管じゃない」ですか??
 18日の毎日記事では、「中国版島サミット」に対する“対抗意識”についても解説されています。太平洋諸国の中台乗り替えは有名な話。双方を競わせ援助を引き出す手練手管も、小国が生き延びるのに必要な強かさ──という見方もできるかもしれません。これらの諸国が日本から援助を引き出そうと思えば、それこそお茶の子さいさいでしょうね。

 外務省(及び農水省からの出向組)の皆さんへ。
 太平洋島嶼国との関係を重視すること自体に異存はありません。しかし、何でもかんでもカネで解決しようとするのは如何なものでしょうか?
 現在のODA配分は、バランスの観点からあまりにも公平性・公正性に欠けると思いませんか?
 ODAをあまりにも政治的道具として援用しすぎていませんか?
 あなた方は「オーナーシップとパートナーシップ」の考え方を履き違えていやしませんか?
 これらの太平洋諸国が、自立的・主体的に地域の方向性について議論・決定し、日本、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカなどの先進国は、そのバックアップに徹するのが正道なのではありませんか?
 日本が誠実なサポートをすれば、それだけ市民・政府の信頼は高まり、様々な国際舞台での支援や理解も得やすくなるでしょう。「日本が導いてやる」などという時代遅れの尊大な札束外交は、まさに外交の邪道だと思いませんか??

 太平洋島嶼国の皆さんへ。
 IWCに加盟して支持票を入れるだけで、皆さんの国家予算からすればとんでもない金額に上る援助を供与され、土建屋さんハコモノインフラをどんどん整備して“お小遣い”もくれるのだから、確かにこれほどオイシイ話はないでしょう。
 しかし、長期的な視野に立った場合、果たしてそれは賢明なことでしょうか? 実際、中台関係は昨年の台湾の政権交替で激変したわけです。
 IWCをめぐり豪州が対抗姿勢を表明して、それこそ中台のような買収合戦の様相を呈する──という事態には、幸いにして至っていません。捕鯨支持から政策を転換したソロモンは、拙記事で解説したとおり、国際機関と日本を含む各ドナーが協調して援助を行うバランスの取れた理想的な援助モデル国となりつつあります。太平洋諸国の皆さんには、植民地としての過去も振り返りつつ、目先の利益に捉われることなく、環境と両立する持続的発展のために必要な国際協調について、真剣に検討していただきたいと思います。

参考リンク:
■捕鯨援助の特徴その5:調整・協調なしの唯我独尊援助 (拙HP)
http://www.kkneko.com/oda2.htm
■ODAで買うクジラ票・非捕鯨国をご接待 (JANJANニュース)
http://janjan.voicejapan.org/government/0905/0905140329/1.php
■ODAで買うクジラ票(下)疑惑まみれ水産ODA (JANJANニュース)
http://janjan.voicejapan.org/government/0905/0905140329/1.php

 

◇捕鯨は生態系破壊!!

■鯨骨生物群集|WIKIPEDIA
群集">http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AF%A8%E9%AA%A8%E7%94%9F%E7%89%A9%E7%BE%A4%E9%9B%86

 日本の捕鯨擁護プロパガンダの大本の発信元である捕鯨協会のPRコンサルタント・梅崎義人氏から、愛誤獣医議員・山際氏、愛誤学者・山田氏などの著名人/有識(?)者、最下辺のウヨガキ君たち応援団に至るまで、捕鯨賛成派の大半は「クジラは野生動物ではない」「海は生態系ではない」「捕鯨は環境破壊ではない」などと、明らかに事実に反する主張をしています。「科学とは、これすなわち水産資源学のみである」と思い込まされ、海をあたかも同じ自然法則の通用しない別次元の惑星のように扱ったり、クジラをエイリアンででもあるかのようにみなす、きわめて非科学的な過ちを犯し、生物学・生態学に対するあまりの無知ぶりをさらけ出しています(ただし、梅崎氏は無知なのではなく、おそらく嘘をついているのでしょう)。
 日本に比べずっと環境教育の進んでいる他の先進各国の市民であれば、「当たり前のことだ」とうなずくでしょうし、環境問題・野生動物の問題に関心のある日本の皆さんにも、改めて説明する必要はないでしょうが、「なぜ捕鯨が環境破壊なのか」、マデイラ総会を前に簡単に講義しておこうと思います。掻い摘んで説明するというのが、筆者は苦手なんだけど(--;
 海洋で最大級の生物であるクジラは、天敵と呼べる捕食者がほとんどいません。シャチも魚もしくは鰭脚類やネズミイルカなどが主食で、大型の健康な成熟したクジラ(IWCの管理対象である大型鯨種)の個体が捕食されるケースは稀です。自然死亡した後のクジラの死体は、サメなどの一次スカベンジャー(掃除屋さん)に一部を捕食された後、基本的に生前の捕食によって直ちに食物連鎖に取り込まれる魚など他の小型の海洋生物群と異なり、残りの多くの部分が海底に沈降します。海底にまで到達した死体は、さまざまな分類群を擁する底生の小型スカベンジャーによって"解体"され、物質循環が一巡するわけです。これが、リンクで紹介した鯨骨生物群集
 以前にも当ブログで記事にしましたが、この鯨骨生態系は貴重でユニークな生物群を育み、ゾンビワームとかハナジルナンチャラワーム(名前はヘンテコだけど、とっても綺麗なゴカイやケヤリムシ、チューブワームの親戚)とかゲイコツナメクジウオいった新種も発見されています。まだ未発見の種もきっと数多く残されているでしょう。また、それぞれの海域ごとに固有性の高い種構成を持っていると考えられます。不連続的な環境であるブラックスモーカー(熱水噴出孔)生物群集の分散・継承との関連も指摘されています。
 回遊性のクジラは、海鳥などとともに、生産力の高い高緯度から生産力の低い低緯度・外洋域・深海に相当量のバイオマスを輸送するきわめて重要な役割を担っているのです。川に帰って陸上の野生動物の糧や樹木の養分となるサケなど遡河性魚類、逆に沿岸域の生産性を高める魚付林などにも決して引けをとらない、海洋生態系に不可欠の存在なのです
 ストランディング(漂着)した一部の鯨類の死骸も、陸上を含む沿岸の生態系に還元されます。厳格な混獲鯨利用や先住民生存捕鯨のレベルであれば、ヒトによる利用もまだその一部とみなすことは可能でしょう(ただし、乱開発汚染・乱獲で海洋の生産性をとことん下げてしまっている日本は別!)。
 そして、ニンゲンの先祖がまだ木の上のサルだった頃から連綿となく続いてきた、海洋生態系の生命の連環を断ち切ったのが、捕鯨に他なりません。近代商業捕鯨によるシロナガスクジラの激減が、こうした底生生物群集に悪影響を与えている可能性については、以前から研究者によって指摘されてきたところ。当然のことながら、シロナガスクジラが激減した以上、ナガスクジラやミンククジラ等他の大型鯨類による"供給"は一段と重みを増してきます
 脳が化石化した旧いタイプの水産学者や素人の捕鯨シンパは、「海洋生態系は単純だ」などと本気で信じ込んでいるようですが、これはまったくの見当違いです。
 生産者(藻類だけでなく硫化水素還元タイプの細菌類なども含む)・低次捕食者・高次捕食者・分解者に至る海洋食物連鎖の階梯は、実際には表層から深層に至る各深度間をまたぐ物質移動が行われ、また各種のニッチが成長段階に応じてめまぐるしく変遷する、非常に複雑な多層構造を持つことがわかってきています。捕鯨擁護派は「オキアミやカイアシ類を捕食するヒゲクジラ類は低次捕食者だ」と主張していますが、これは大きな誤り。そのうえ、「クジラが魚を食い尽くす」などという、上記の主張と真っ向から相反するデタラメも平気で吹聴するところに、科学的思考力の欠如がありありとうかがえますが・・。
 二次はそもそも低次とはいえないのですが、動物プランクトンレベルで既に多段階の〈捕食−被食関係〉が成立しており、高次という点では陸上の猛禽類や大型食肉目と変わりありません。また、実際にはシロナガスやピグミーシロナガスなども含め、個体群あるいはその時々の状況に応じて、浮魚類も捕食対象としており、餌生物のバリエーションには可塑性があります。このことが明らかになったのは、捕鯨や致死的調査ではなく、正統派の非致死的研究の成果
 魚種交代のような大きな突発的変動が起こるのが、陸上と異なる海洋生態系の特徴。その中で、繁殖率の非常に低いクジラなどのK種タイプの種が一千万年以上の永きに渡って存続できたのは、まさしく海が単純な自然などではないからです。これまた当たり前の話なのですが・・。
 鯨研の致死的資源学調査は、こうした複雑な海洋生態系の構造の解明には一切寄与しません。
 
最近では、生態系の解明も調査捕鯨の看板に掲げていますが、非現実的な単純化されたモデルを前提としており、海外の生態学者の批判に耐えるものではありません。しょせん、彼らは畑違いの水産学者なのです。しかも、特定の対象と手法に限定して圧倒的なリソースを集中させるきわめていびつな内容で、生態学の発展に貢献するどころか有害でしかありません。
 「猛禽類や大型食肉目の経年千頭捕殺が生態系解明に役立つ」などと聞けば、生態学者の誰もが目を丸くするでしょう。カタクチイワシが豊富な時はカタクチイワシの捕食量が、サンマが豊富な時はサンマの捕食量が増える──学生がこんなレポートを提出したら落とされて当たり前の、素人が考えてもすぐわかる小学生の夏休みの自由研究レベルの捕殺調査が、科学誌に掲載されるわけもなし。
 資本企業に雇われたただの労働者・捕殺技術の精度向上に特化したただの職人にすぎない捕鯨産業従事者も、その捕鯨業界に寄生してきた御用学者も、クジラが歌を歌うことさえ知りませんでした。9割以上をニンゲンの目に見えない海中で過ごす、ベールに包まれたクジラたちの生態について、彼らは何一つ、本当に何一つ知りはしなかったのです。
 クロミンククジラの冬季の低緯度海域における繁殖生態や社会行動についての科学的データは、未だにほとんど白紙の状態です。鯨骨生物群集において果たす役割についても、また然り。
 近代捕鯨事業者があっという間に彼らを激減させ、自滅の道を歩んだのは当然のことでしょう。その理由は単純明快、「無知の知」ならぬ「無知の無知」何も知らないくせに何もかも知っているつもりでいる傲慢さです。「ワイズユース」だの「持続的利用」だのと口にするのは、おこがましいにもほどがあります。
 ニンゲンというサルにとって、体感的にある程度理解可能であるにも関わらず、およそ管理できていない身近な自然をサステイナブルに利用する「最低限の知恵」「慎ましさ」をまず身に付けましょうよ、日本にお住まいのニンゲンの皆さん。南極の自然まで強欲に貪ろうとする前に・・・・

参考リンク:
■調査捕鯨で絶対わからない種間関係の生物学的重要性 (拙ブログ過去記事)
http://kkneko.sblo.jp/article/16989845.html
■これが生態系 (〃)
http://kkneko.sblo.jp/article/12924873.html


 

◇ブログご紹介

■決裂必至の2009IWC総会?|flagburner's blog(仮)
http://blog.goo.ne.jp/flagburner/e/de60eb973c8ebe07e7299d7218b76b93

 前回お伝えした、作業部会の結論先送りに関して、flagburnerさんがBBCの記事を拾ってくれました。オトモダチ新聞産経よりよっぽどアテになります・・・

■WWFのアンケートに答えて魚介類の壁紙をもらった|ドイツ語好きの化学者のメモ
http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/61304603.html

 水産庁よりWWFの方が、日本の正しい食文化を守るのによっぽど貢献していますね・・・

posted by カメクジラネコ at 01:28| Comment(6) | TrackBack(1) | 自然科学系
この記事へのコメント
カメクジラネコさん、こんにちは。

私のブログにJANJAN記事へのアドレスを貼らしていただきました。
私はこれまでODAは2件建設会社側として参加してますし、在外公館の組織は知っていますが(どちらもサウジのことではありません)、私の知る限りカメクジラネコさんの理解で間違いないと思います。

笑ってしまいますが、国際社会での力関係は、味方に引き入れた勢力の数できまるのではありません。その国が本当に実力のある国がどうかできまります。どの国も将来がかかってます

しっかし…囲碁で勝ったとしても、例えば対戦相手が社長で自分が平社員だった場合「あなたが勝ったけど?あなたは一体なにができるの?」と言われておしまいです。囲碁の勝負の向こう側にあるものが見えない、いつもの日本外交(外交と呼べるものがあれば)です。以前の国連常任理事国入りの騒動がその典型です。

それにしても味方につける国名を見ると、発言力の無い国ばかりでため息がでます。ブルキナ・ファソですかあ、大変なもんに目をつけましたね。まあいいですが、日本以外、世界中で誰も好んで味方にしようと思わないでしょう。既に趣味の世界なんでしょうね。
Posted by NAOKI at 2009年05月22日 01:42
>NAOKIさん
リンク張っていただきありがとうございますm(_ _)m
>囲碁の勝負の向こう側にあるものが見えない、いつもの日本外交
これは含蓄が深い(^^;; 常任理入はいまでもあきらめたわけじゃないんでしょうが・・大体IWCとこれの2つでセットになってますね。ブルキナファソは今の安保理非常任理事国に入っていたんじゃないかしら。
Posted by ネコ at 2009年05月22日 02:28
アメリカは先住民捕鯨を許した結果、7000頭しかいない希少クジラを年間400頭虐殺しているよね。反捕鯨国のオーストラリアはクジラよりも絶滅危惧種のランキングが高い海洋生物を先住民捕鯨枠で年間1000頭虐殺しているよね。日本に反捕鯨運動を展開させるシーシェパードは捕鯨船を破壊する目的で使用した銛や網、酪酸が入った瓶などを海洋投棄したまま回収しないで豪州に帰還し現地じゃ英雄扱いだよね。抗議場面の映像さえ撮影できたら寄付金でまた買えばいいし、クジラのことなんて用なしのグリンピースは、今度はマグロ漁を募金活動のネタにしようと頑張っているそうですね。

>それにしても味方につける国名を見ると、発言力の無い国ばかりでため息がでます。
内陸国家の途上国を懐柔しているのは反捕鯨国も一緒じゃないですかね。イギリスはなぜ南極大陸の領土権を主張しはじめているのでしょうか。南極が公海でなくなれば南極海での資源調査はできない。その代わり特定国の領海となればその国の裁量権でいくらでも資源開発ができますね。豪州が南極海を「豪州領」と規定する国内法を制定したのはこの布石なのでしょうかね。
Posted by なすび at 2009年05月22日 04:18
>なすびさん
アメリカが年間400頭?? オーストラリアが生存捕鯨??? あなたのおっしゃっていることは「老人の伝言ゲーム」ばりのガセネタです。「一次ソース(あるのなら)」をきちんとご確認ください。
こちらの化学者ブロガーさんの記事もご参照。
「グリーンランドで36年ぶりにホッキョククジラ漁が始まる(カナダでは捕獲割り当て増加)」
http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/61165100.html
国民の血税を使って買収工作を行っているのは日本のみですよ。
今年の南極条約締約国会議では観光の制限にまで一段と踏み込む議論が行われています。一部の海洋生物のみ置き去りにされている格好ですが、国際的な原生自然環境保護区域・サンクチュアリとして今後一層厳格な保全措置がとられることを是非期待したいものです。
私たちは日本人として、自分たちの国が世界に迷惑をかけていないかだけを考えればいいのでは?
Posted by ネコ at 2009年05月23日 01:39
なすびさん

ブルキナ・ファソの例を挙げたのは「日本外交」の話の流れです。私は在外なので、猛烈に日本外交が気になるのは、わが身に降りかかる火の粉がないとも限らないからです。

たとえ話ばかりで恐縮ですが、別に将棋で例えるなら、日本は駒を4つ取りました、対局者も駒を4つとりました。駒がそれぞれ1票投じる場面であれば、同数です。
ところが外交は、そんなものではありません。取った駒は持ち駒として相手を追いつめる大切な自分の駒なのです。ブルキナファソの例は、日本は「歩」ばっかり4つもっていて、相手が「角」「飛車」「金」「銀」の4枚なのかと言っているのです。

日本外交は、「歩」4枚を自由自在に使いこなす名人ではないうえに、この歩は尻を叩いても役にたたない金食い虫です。対局相手はしたたかな上に持ち駒が桁違いの能力を持ってそれぞれ戦略まで立てる能力とあれば、対局相手が1人だったのが5人になったのと同じです。

私は日本が捕鯨賛成のため素晴らしい駒を手に入れるのに反対しません(それに素晴らしい駒は税金の投入を必要としません。クズだけがお金を欲しがるんです)。別に捕鯨だけの話じゃないです。日本の国益の為にも、駒ならなんでもいいという投げやりでなく、目的にそった優秀な駒をとるぐらいの能力は発揮してほしいと切に願っているのです(ブルキナファソじゃなくて。私あの国知ってるから言ってるんです)。

なぜ反対ではないのかと言うと、捕鯨の賛否の問題も解決もそんなところにはないからです。
Posted by NAOKI at 2009年05月23日 03:40
>NAOKIさん
フォローありがとうございます。
今回の太平洋・島サミットも、対抗意識だけで進めているようじゃ、中国との"将棋"だって負けちゃいそうですね・・
Posted by ネコ at 2009年05月24日 00:57
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太平洋諸国への「前払い金」
Excerpt: ってことで、昨日から北海道は占冠(しむかっぷ)村トマムで行われていた『日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(島サミット)』は、日本政府による太平洋諸国への大盤振る舞い宣言などを採択した。
Weblog: flagburner's blog(仮)
Tracked: 2009-05-23 19:45