2009年04月26日

産経報道への拙反論をYahooが紹介/文化の潰し方/憎しみに駆られる調査捕鯨船団長

◇お知らせ:MIXI「捕鯨反対!!」コミュリニューアルオープン

http://mixi.jp/view_community.pl?id=3199939

 筆者が上記コミュの管理人を引き受けることに。MIXIにはもともと情報収集のためだけに入ったもんで、SNSというやつの使い勝手がいまひとつわからなかったりするんですが・・(汗
 同コミュは一時諸事情で非公開になっておりましたが、この度再公開の運びとなりました。弱小コミュですので、新規参加者を募集中! 6月のマデイラ会合までにもう少し活性化できればと考えております。参加条件は「南極での調査捕鯨/商業捕鯨からの5年以内の撤退」"以上"(承認制)。MIXIIDをお持ちの方はぜひご登録くださいm(_ _)m 各種企画も募集中ニャ〜♪


 

◇産経報道への拙反論をYahooが紹介!

■温室効果ガス排出量の計算には賛否も
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/whales_and_whaling/

 前回取り上げた産経記事の補足に、Yahoo!ニュースが上記の見出しを付けて拙HPへのリンクを掲載してくれました(「捕鯨とクジラ保護」のヘッドライン、4/26現在)。インターネットメディアに情報の客観性・中立性・公平性に対する気配りをあまり期待していなかった筆者としては、びっくりしたと同時にちょっと感激しました。こういうところはむしろ旧いマスコミよりマシかもしれません。少なくとも、自分で俯瞰情報を調べようとしない産経よりは、報道機関としてずっと格上ですね。Yahooに関しては、大変誤解を招く投票(世論調査とはまったく別モノ)の結果が公表され、ウヨガキ君たちが飛びついた経緯もありますが、かなり見直しました(誤解する方が悪いというレベルでもありますし・・)。
 Googleはとんでもなく傲慢な帝国主義的企業になっちったので(下記)、今度から検索エンジンはYahooをメインにしようかニャ。。


 

◇営利企業と公共図書館は別!

■グーグル書籍検索の和解案拒否=谷川俊太郎さんら174人 (4/25,時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000070-jij-soci
■Google ブック検索に関する権利保持者への和解通知
http://www.googlebooksettlement.com/intl/ja/

 筆者も和解拒否(除去:変な和訳だ)しなきゃ。それにしてもなんだこの七面倒臭さは!? 米国外・英語圏以外の人間をとことん馬鹿にした通知は!? ユーザーフレンドリーなシステム設計をモットーとする企業とは到底信じがたい(--;; Googleけしからん!! 自由な企業風土が聞いて飽きれる。社員を遊ばせてりゃいいってもんじゃない。米国の法体系と訴訟制度(風土)にも問題があるけれど。
 著作物の"営利利用"は、その作品の価値を認め評価してくれるパブリッシャーが行うべきもの。創作物は、検索の海から拾われるただの文字情報ではありません。


 

◇クジラ関連ニュースクリッピング

■三陸沖鯨類捕獲調査:ミンククジラ1頭を捕獲 (4/25,毎日宮城版)
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090425ddlk04040078000c.html (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000053-mailo-l04 (リンク切れ)

 2歳半は「若鯨」ではなく完全に未成熟の仔クジラです。非科学的な愛誤表現(ごまかし)はやめるべし。「多数」だとか「格安」だとかいい加減な表記をやめてきちんと数字を挙げるべし。新聞なんでしょ!?

■くじらフェスティバル:開幕 クジラ汁に舌鼓、家族連れにぎわう (4/26,毎日下関版)
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090426ddlk35040244000c.html (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000243-mailo-l35 (リンク切れ)
■調査捕鯨船を公開=山口県下関市(4/24,時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090424-00000132-jij-soci (リンク切れ)

 ただでクジラ汁4千杯?? 元手に国からの補助金が使われてるのに? 共同船舶も鯨研も大赤字で経営合理化を迫られているのに? 今回の操業では人命まで失われているのに? 南極の自然についても、クジラの生態についても、乱獲と不可分だった捕鯨産業の収益構造についても、鯨研と共同船舶の財務状況についても、何一つ知らない無邪気な人々に、無料で配ってその価値──一体どれだけの"コスト"がかかっているのか──を理解してもらえるのですか?
 命をいただくという行為を、当の命からも、生産の現場からも完全に切り離す究極の食文化破壊


■安全祈願祭:イルカ船、小学生が体験乗船−−銚子 (4/25,毎日千葉版)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000109-mailo-l12 (リンク切れ)

 シャチの出現も報道されていましたね。
 日本の食文化の惨憺たるありさまを何も知らないアフリカからの客人に嘘八百を教える沿岸捕鯨会社の死体見学より、生きた本物の自然をこどもたちに伝えるこっちの方こそ千葉の観光の売りにすべし。


 

◇文化の遺し方

■軍艦島35年ぶり上陸解禁、繁栄伝えるアパート群と炭鉱跡 (4/22,読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00001056-yom-soci (リンク切れ)

 あの独特の雰囲気、なぜか心を動かされますよね。いくつかフィクションの舞台として取り上げられたこともあるようですが、頷けます。個人的には世界遺産登録の価値もあるように思います(銀山の方がよおわからん・・)。
 前任の捕鯨母船・第三日新丸が退役したとき、国際PRに呼ばれて捕鯨ヨイショ文化人に名を連ねていた某作家さんが、「南極捕鯨にこれ以上こだわるより、母船を文化遺産として遺してはどうか」と提言したことがありました。が、結局中国に売られてスクラップに・・。
 
明治期に資本家が海外から輸入したノルウェー式近代商業捕鯨は、国際競争に負けて大勢の労働者を切り閉山した炭鉱と同レベル。遺産としてのみ遺しましょう。近海の自然を潰して南極の自然によりかかるクロミンククジラのベーコンは紛れもないエセ食文化。ゼラチンで作ったコピーベーコンの方が正直な分まだマシというもの。噛み締めるのは郷愁だけで十分です。

 

◇そういう問題じゃないでしょ(--; <科学の限界>

■豚インフルの感染さらに拡大、「深刻な事態」とWHO (4/26,CNN)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090426-00000000-cnn-int (リンク切れ)
■豚インフルエンザ、NZでも感染疑い メキシコから帰国の25人 (〃)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090426-00000010-cnn-int (リンク切れ)
■豚肉は「全く問題なし」−石破農水相 (4/26,時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090426-00000029-jij-pol (リンク切れ)

 パンデミックの気配? ウズラが問題になりましたが、日本の養豚場での実態はまったく把握できていないですよねぇ。もっとも、問題は変異ウイルスのヒト−ヒト感染なのに、まったく無関係な豚肉の安全性を気にするのは、大衆心理の悲しいサガ。タミフルは未成年者の異常行動との相関がやはり認められたとの報告もあったはずですが。新型に変異すれば効く保証がないのも鳥インフルと同じ。
 それにしても、ニンゲンの科学というものの未熟さと限界を思い知らせてくれます。
 あまりにもノーテンキな科学万能オプチミストの水産官僚や鯨研の学者殿は肝に命じるべきでしょう。


 

◇どっちが怖い? どっちが割高?

■射撃場移転に住民反発・噂の東京マガジン (4/26,TBS)
http://www.tbs.co.jp/uwasa/20090426/genba.html

 狩猟がもたらす深刻な問題が改めて浮き彫りに。射撃場から民家にあんなふうに実弾が撃ち込まれるなんて、本当に背筋が寒くなります。使用が禁止されている散弾が実際に使われていたのに、過ちだとか事故だとかの一言でどうして済まされるのか、理解に苦しみます。
 最低でも、規則違反を犯した者を見つけ出して、免許を剥奪、持ち込ませないチェック体制を整備すべき。そういう輩は、いずれ再び事故や事件を起こしかねません。少なくともそれまでは使用を中止するという厳格な措置をとらない限り、住民はとても安心して暮らしていけません。クマよりよっぽど怖いじゃないですか・・。散弾の鉛による水質汚染について、まったくフォローできていない環境省もあまりにお粗末でしたが。
 TBSのHPに「散弾銃1丁2千万円」と出ています(実際は2、30万円程度なので、ディレクターの勘違いのよう)。狩猟は金持ちの道楽。猟友会が政治的に力を持っているのもむべなるかな。
 有害鳥獣による農作物被害が年1億9千万円ということですが、天候被害とそれに対する補助金はいくらですか、山梨県さん? 射撃場の建設にかかるコストは15億円、鉛に汚染された土壌の改良費は20億円。銃弾の生産工程の環境負荷、回収した(できた)鉛散弾の廃棄処理コストも計算に含めなきゃいけませんね。
 電気柵やリサイクル魚網を活用した被害防止策を講じれば、数千万円で収まるでしょ。後は都会の若者にも協力してもらって里山の手入れをし、自然と共存する伝統的な持続的農業のスタイルを確立すれば、トータルコストはよっぽど安上がりで済むはず。取り返しのつかない水や農作物への鉛汚染の影響(風評被害含む)を考えれば、動物たちの方が血走ったニンゲンよりよっぽどマシ。
 消費者としても、有害駆除の名目で命を奪っている農産物より、多少価格がアップしても共存の努力を図っている地域・生産者の農作物に対して一種のブランド価値を認めるように変わらなくちゃいけませんね。


 

◇鯨研西脇殿、あなたの憎しみに国民を巻き込まないでください

■「SSに憎しみ近いもの感じる」調査捕鯨船団長ら会見 (4/22,産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00000577-san-bus_all (リンク切れ)
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090422/env0904221657001-n1.htm (リンク切れ)

 大見出しで扱っているのは、やはり鯨研のオトモダチ新聞・産経

SSの本部がある米国や寄港地のオーストラリアについても「(SSを)守っているのはおかしい」(引用)

 特定の企業向けに多額の補助金が渡っている(間に株を持っているケンキュウキカンが挟まってますけどね・・)日本の方がはるかにおかしいでしょう。

「一歩間違えれば人身事故になるなと思った。ぞーっとした」(引用)

 あまりに信じがたい発言です。確かに、SSのロープ投入などの行動は危険なうえに環境破壊につながり、決して正当化できるものではありません。日本近海での心無い漁船による大量の漁具投棄の方が、海鳥やウミガメなどの野生動物の被害もはるかに深刻だとはいえ・・。しかし、あなたにそんなことを口にする資格があるのですか?
 今漁期の調査捕鯨活動の中で、危険性などというレベルではなく、いたましい人身事故が実際に発生しました。海外報道によれば、転落した船員の方は、夜間の当直交代直前にライフジャケット着用なしで船外に出られたとのこと。国庫補助による事業の中での事故であるにもかかわらず、この件に関して、鯨研・共同船舶から日本国民に対しては一切何の説明もありません。
 西脇船団長殿。SSとはまったく無関係に(鯨研のプレスリリースにもあるように)人身事故を引き起こしたのは、あなた方日本の調査捕鯨船団です。あなたが一番の責任者です。船員の方々の命を預かる責任ある立場だったはずです。実際に起こった人身事故に対して責任があったのは貴殿です。SSではありません。違うのですか? にもかかわらず、なぜ国民に対して何の説明もなさらないのですか?

■<漁船転覆>61歳船長を21時間ぶり救助…宮城・気仙沼沖 (4/24,毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090424-00000052-mai-soci (リンク切れ)
■両手だけで15時間泳ぎ救助  沖縄、海に転落の船長 (1/8,共同通信)
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009010801000406.html

 上記は今年に入って起きた海上事故のニュースですが、上は救命用具をきちんと奨励されたとおりに着用していました。下では着用なしでも救助されています。冬場で海水温は決して高くありませんが、温帯・亜熱帯性出身の動物であるヒトに馴染む日本近海であれば、1分ともたないはるか1万キロ彼方の極限の氷の海とは異なり、10時間20時間漂流しても助かる見込みがあるのです。
 地産地消という最も大切な伝統文化の名に恥じず、環境負荷も低く、他の国の自然や民に迷惑をかけたり悲しませたりもしない、まっとうな本物の漁業であったからこそ、人命に対するリスクも下げることができたのですよ。持続的漁業を遂行する能力を自国の沿岸で証明することがまるでできない漁業資源管理の劣等生捕鯨ニッポンが、水産コンサル・ゼネコンとつながった票買い援助対象国以外の世界の反対を押し切って、ヒトという草原のサルの一種にとってあまりに遠い南極の自然をテスト対象にするなどという傲慢な愚挙にさえ出なければ、失われずに済んだ命だったのではありませんか!? 
 西脇船団長殿。今回調査捕鯨船団の各船には3億円の追加予算を投じて“秘密兵器”が搭載されました。納税者に対して何の説明もないまま。あなた方は、音響兵器ともいわれるLRAD(長距離音響発生装置)を、撮影をしているだけのヘリに向けたり、ゴムボートの乗員に向けて放射したりしました。大音響で相手の感覚や行動を一時的に麻痺させる装置ということですが、あなたもよくご存知のはずの危険な南極海上のゴムボートの上で揺られている<ニンゲン>にそんなものを向けて、もし重大な人身事故につながったら、一体どのように責任を取るおつもりだったのですか!?
 それはあなたの言う“憎しみ”からですか?
 身の危険を感じたから、「その前に殺してやれ」とでも? 「悪いのはにっくきSSの奴らなのだから、殺して何が悪い」とでも?
 個人、あるいはヤクザや暴力団のケンカの話じゃないでしょう。傍から見れば、まったく同じように映ります。
 あなたの命令で誰かが死んだら、人殺しに金を出したのはすべての日本人ということになるのですよ!? 日本人としては、殺人の加害者となるあまりにも耐え難い不利益に比べれば、一時中止したり公海での活動をやめて沿岸に限るなどの選択に伴う不利益など、実に些細なことにすぎません。捕鯨そのものをすっぱりやめたところで、日本にとっては炭鉱と同レベルのものでしかありませんが。そんな「実にくだらないこと」を理由に、税金を使って勝手に人を殺されるなんて、国民としてはまっぴらごめんです。
 ヒトを含む動物の命というもの(一度失われれば二度と取り返しがつかないという意味でもまったく同じところの)を「所詮その程度のもの」としか感じていないから、そんな真似ができるのではないのですか? だから、転落事故についてもだんまりを決め込んでいるというわけですか?
 「目には目を」という新型兵器搭載(ハマスに対するイスラエル軍にも似た理屈ですが)、「攻撃こそ防御」「やられる前にやれ」という“特攻”、勇ましい戦闘的な見出しが躍る鯨研のプレスリリース……特に今回のあなた方の姿勢は、まさにヤクザそのものとしか思えません。
 西脇殿。貴殿の血縁者の方かどうか存じませんが、故西脇昌治氏は、「是は是、非は非」とする偉大な研究者でした。ロボットの如く冷淡に非力な野生動物の未成熟個体を大量に捕殺し続けながら、ニンゲンに対しては憎しみの感情を噴出させる貴殿と異なり、戦後の再開時に既に問題となっていた規制違反と、その犠牲になる母子クジラの姿に、胸を痛めるまっとうな人間の感情を持ち合わせた方でした。
 同姓であっても、貴殿とは大違いです。

■2人の鯨類学者/西脇氏 (8/21,拙過去記事)
http://kkneko.sblo.jp/article/18205506.html

 貴殿はSSに対して憎しみを覚えるそうですが、筆者は貴殿に対して軽蔑の念を覚えます。
 貴殿が船団長にふさわしい人物だとは思えません。国民に対する説明責任を果たす気がないのなら、さっさとお辞めになった方がよろしい。

posted by カメクジラネコ at 20:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会科学系
この記事へのコメント
Yahoo!では、報道記事に関連するホームページやブログについて、自動的に収集するシステムを採用しています。今回の二酸化炭素排出量について、関連度が高かったことと、新聞報道よりも早く作成された記事のため、優先して登録されたと思われます。

捕鯨がエコかどうかは別にして、海の温暖化によってクジラが減ると推測されているので、温暖化対策を推進する方が、クジラ資源回復につながると思います。しかし捕鯨サークルは、税金を使って生活することしか考えないようですね。
Posted by marburg_aromatics_chem at 2009年04月26日 20:40
>marburg_aromatics_chemさん
ああ、なるほど(^^; 一応「賛否も」と見出しも付けてくれましたからよしとしましょう。やっぱりなるべくタイムリーに記事を書くに越したことはありませんね。それなりにハードだけど。。
鯨研は間引き論だとか眉唾なことばっかり唱えてるくせに、「海洋資源を守るために日本政府はアイスランド並にCO2排出ゼロを目指すべき」とか経産省や経団連に向かって毅然と物申すことは一切しませんね。SS口撃プレスリリースは戦闘的だけど。。
Posted by ネコ at 2009年04月27日 01:17
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