2009年03月07日

日本と欧米のペット事情──動物愛護最貧国捕鯨ニッポン

◇クジラ関連ニュースクリッピング

■捕鯨妨害 条約に基づいて通報 反捕鯨国にも捜査協力義務 (3/6,産経)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090306/crm0903060128002-n1.htm (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000112-san-soci (リンク切れ)

 これは仕方がないですね・・だからバターとロープはやめろと言ったのに(--; ただ、捕鯨船団側の"過剰防衛"に関しては、今後国際的な議論になっていくでしょう・・

 

■沿岸捕鯨容認の妥協案協議  9日からIWC中間会合 (3/6,時事)
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030601000926.html
■農水省が調査捕鯨数削減案 IWC会合に提示へ (3/5,朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/0304/TKY200903040302.html (リンク切れ)

 ホガース議長が公表したたたき台に関して、急進的な反捕鯨国とNPOは「日本に譲歩しすぎる」と即時撤廃を求めているのに対し、公海/南極海上で唯一大規模で継続的な調査捕鯨を行っている日本は、「調査捕鯨の廃止は受け入れられない」との立場。中間派の米国議長や内外の識者は、沿岸捕鯨の再開を認める代わりに、公海での調査捕鯨を段階的に削減し、5年を目処に廃止するという現実的なソフトランディングのオルタナティブを提示しているわけです。
 現時点では、筆者もこの提案を支持していますが、石破農相のコメント(朝日記事)とは対象的に、(2)の継続案は受け入れられません。とくに、「削減幅数十頭」などというのは、まったくお話になりません。
 森下参事官はじめ中間会合に出席されている方々には、破局のシナリオを回避するべく、現実的な対応をされることを望みたいと思います。

 

■赤ちゃんシロナガスクジラの撮影に成功 (3/5,ナショジオ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000001-natiogeop-int.view-000 (リンク切れ)

 先日ブログに書きましたが、バハカリフォルニアでかなり強引にシロナガスの親子に迫った日本の水中写真家がいましたけどね・・。絶滅の危機に瀕した野生動物はそっとしておいてあげてください・・・


 

◇日本と欧米のペット事情──動物愛護最貧国捕鯨ニッポン

■ペットの安全を確保していきたい|夢の扉〜NEXT DOOR〜 (3/1 18:30-,TBS)
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20090301.html
■ドイツのペット事情|わんにゃん茶館 (3/6 24:37-,NHK)
http://tv.yahoo.co.jp/program/93125/?date=20090306&stime=2437&ch=8200
■ティアハイム・ドイツの犬事情|ポチたま会
http://www7b.biglobe.ne.jp/~inu-neko/column/doubutu_ima/doubutu_ima_11.htm

 日本と欧米の、月とスッポンどころではないあまりに激しい落差に、見た人は誰もが打ちひしがれずにはいられないでしょう・・・
 「アニマルポリスがない」「未だにペットショップ店頭の衝動買いが主流」「行政による大量殺処分」──という捕鯨ニッポンの実情を聞けば、これらの動物関係者も市民も、目を丸くして首を振ったり、呆れ返って物もいえないか、「信じられない」と感想を述べる他ないですな・・。
 アニマルポリスについては、ニューヨークでの活躍をシリーズ化したTV番組が日本で放映されたりもしましたね(深夜枠で・・)。国内でも導入を検討とのことですが、現行の動物愛護法は軽犯罪のレベルで、米国のように虐待について細かいガイドラインを設定し、実効性のある取締体制を整え、徹底的に検挙する気があるとは到底思えません。法改正で罰金の上限は多少引き上げられたものの、器物損壊の適用の方が未だに上位の扱い。親告があり、マスコミも騒ぎだした段階で、ようやく重い腰をあげるだけで、年間の立件数は数件どまり。これも諸外国にはとんでもない誤解を生むもとです。虐待が少ないのではなく、単に見過ごされているだけ。ロスやニューヨークの虐待の定義に従えば、日本の監獄はたちどころにパンクしちゃいますよ。「仔犬時代のまま替えなかった首輪が肉に食い込んだままで散歩もせずにつなぎっぱなし」「獣医に見せないどころか愛誤給餌で重度の肥満」「捨てる」といったレベルの虐待飼い主は、全国にゴマンといるのですから・・。
 一方、ドイツのティアハイムは、日本でいえば各都道府県・政令指定都市にある動物愛護センターという看板を背負った殺処分施設です。原則として殺さずに里親に譲渡されていますが。広大な施設に一匹一匹庭付きの広い個室が当てられており、強制収容所の狭い檻の如き日本の施設の環境とは雲泥の差・・。
 日本ではそもそも、“財”としてのフローが常に発生し続ける中、“不要とされた商品”を引き取って“廃棄処分”する、納税者の税金を使った運用システムが出来上がっているわけです。県に1人くらい電話のクレーム処理係を配置する程度で、「アニマルポリス導入しました」などと嘯いたととしても、根っこを変えないことには到底追い着かないでしょう。ましてや、ペット税など当の動物と“親”たちには何一つ益なし。捕鯨議連と動物愛護(誤)議連の二足ワラジの山際議員、国民の目を欺くのはやめてください。
 日本では、動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)や鳥獣保護法(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)により、愛護動物や狩猟動物などが国によって指定されています。愛護動物に関しては、“みだりに”殺傷したり、虐待してはいけないことになっています。とち狂った捕鯨擁護論者にいわせれば、種による差別
 もっとも、同じイヌやネコでも、盲導犬や使役犬としてもてはやされる個体もいれば、行政が直接手を下して殺す年間40万頭弱の個体もいるわけです。種がまったく同じ個体の差別にあたりますね。
 差別といっても、イヌやネコなど日本で定義された愛護動物が、シカやニホンザルなど駆除されたりスポーツで殺されている各種の野生動物を見下しているのでも、盲導犬が飼い主に遺棄されたイヌを殺しているのでも、ありません
 「殺すほう/悪いほうに合わせよう」「殺すなと言うことは絶対言ってはならず、好きなときに好きなようにニンゲンという動物がニンゲン以外の動物を殺せる状態が平等である」という主張には、論理性の欠片もありません。人種・民族・思想・両親・その他の理由に基づく同じニンゲン同士の間の差別をなくすうえで、益がないどころか、日本という国の社会の間に厳然として存在する諸々の差別を覆い隠そうとする卑劣な誤魔化し以外の何物でもありません。もともとニンゲンは、科学的にはチンパンジーとゲノムの1、2%しか違わない、他の哺乳動物とルーツを等しくするただのサルの一種にすぎませんが・・。

 犠牲は少ないに越したことはありません。年間2千万トン(流通・小売・一般家庭の調査で生産段階を含まないので氷山の一角、調査捕鯨の鯨肉生産量どころではない)という世界の食糧援助を上回る途方もない量の命を粗末にしている飽食の国が、はるか地球の裏側の他の国の自然を構成する一部でもある野生動物を、大量のCO2やHFCを撒き散らしながら、世界中の反対を無視して屠るような、傲慢で独善的な行為は決して許されることではありません。

関連リンク:
■人種差別とクジラ (拙HP)
http://www.kkneko.com/sabetsu.htm
■冗談じゃニャイワン (拙ブログ)
http://kkneko.sblo.jp/article/24885060.html

 


◇オマケ

 うちのフェレ王女様です。世界で自分が一番偉く、強いと思っています。もうひとりのフェレ王子とは性格も対照的。
 ちなみに、この子は知己の動物病院の前にダンボールに入れて捨てられていました・・・

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posted by カメクジラネコ at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会科学系
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