ウヨガキ君の冷やかしはどうでもいいのですが、先日のブログ記事で筆者が賛成を表明した「調査捕鯨段階的廃止/沿岸捕鯨条件付再開」という主張に対し、読者の方からコメントをいただきました。「言いたいことはわかるが、オーストラリアを始めとする反捕鯨国は、やはり日本がまったく信用できないのではないか」と。確かに、沿岸捕鯨についても過去の規制違反の実態はとんでもないものでしたし、水産庁(捕鯨サークル)が表向き「反省」を口にしながら国内で捕鯨議連の議員すら教育できていないようでは、信用度ゼロだとしても当たり前ではありますね。。そういう意味では、オーストラリア・ギャレット環境相の主張も正論には違いありません。ただ、相手は相手で自分たちの主張が100%正論だと信じ込んでいるヒトたちで聞く耳など持ちませんし、正論を唱えるだけで事態を動かすことはできないのも現実です・・
筆者としても大変悩ましいところではありますが・・・
◇日本のマスコミの捕鯨擁護論調に変化の兆し
■沿岸捕鯨再開、IWC案を生かさぬ手はない (2/5,読売社説)
http://shasetsu.seesaa.net/article/113695276.html
大手マスコミの中では、これまで産経に次ぐくらい捕鯨擁護色の強かった読売ですが、大変おとなしいバランスの取れた社説を発表しました。WEDGEに掲載された、外交問題に強い谷口慶大特別招聘教授の主張は、非常に説得力のある内容だけに、各方面にインパクトがあったようですね。他紙・他局も含めたマスコミの変化を期待したいものです。
◇テロリスト対テロリスト
■調査捕鯨また妨害 (2/5-,毎日/時事/読売/共同/朝日/NHK/TBS)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090206-00000000-mai-soci (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000225-jij-bus_all (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000054-yom-soci (リンク切れ)
■シーシェパードが繰返し日本の調査船を襲撃 (2/5,ICR)
http://www.icrwhale.org/090205ReleaseJp.htm
■Operation Musashi 5+α(後半)|flagburner's blog(仮)
http://blog.goo.ne.jp/flagburner/e/9c8aea57926165004a06b85bc979a583
ニュースのほうは相変わらず大本営発表どおり。今回は、鯨研側とSS側との主張の違いがいままでに増して際立っています。詳細はflagburnerさんのブログ記事ご参照。SSのサイトへのリンクあり。
SSの主張が正しければ、調査捕鯨船団は今回まさに本物のテロリスト並の活動をしたことになります。捕鯨船(目視採集船)3隻がSSのスティーブ・アーウィンに対して、COLREG条約違反の接近を立て続けに行い、カメラ撮影をしただけのヘリコプターに向けてLRADを照射するという、常軌を逸した行動に。
落ちたら一体どうするつもりなのでしょうか? 自分たちの“攻撃”の様子が撮影されて、世界に配信されるのを嫌い、人命に関わろうがどうなろうがなりふりかまわず攻撃したのかもしれませんね。LRADの照射については、SSにきちんとした証拠を保全してもらう必要があるでしょう。
以下は鯨研のプレスリリースの抜粋(赤字筆者)
我が方調査船は、双方の船と乗組員の安全、とりわけ小型ボート上の活動家らの安全を最大限確保するために、放水等で活動家らの無謀な操船・調査船への接近を思いとどまらせるように努力した。調査船乗組員に怪我人等は出ていない。
安全を確保するために、人体に極めて有害なLRADを照射するのは本末転倒です。
信号弾については、鯨研が載せているビデオ映像を拝見しましたが、捜索妨害時の映像と異なり、なぜかあまりに短くコマが切れているため、何が起こったのかよくわかりませんでした。
信号弾は遭難時に使うもののようですが、船に向けて撃っていいものではありませんね。これは間違いなくSSが悪い。「非常に危険な暴力行為であり許せない」という水産庁のコメントもごもっとも。ただし、LRADのほうが危険性ははるかに高いように筆者には思えますが。
SSはやっぱりアホですな・・。今期はもう一定の成果を収めたとして引き揚げてるべき。今回の妨害は逆効果が非常に大きく、筆者としても庇う余地がありません。
これからIWC作業部会で米ホガース議長案をたたき台に詳細の検討が行われるというときに、国内で識者による具体的で現実的な提案が示され、上述のようにマスコミにも変化が見え始めているときに、あえて足(クジラたちのヒレ)を引っ張るのは、まさに百害あって一利なし。国内の反発を高め、そのことで政府の強気の姿勢を後押しして、日本が交渉を有利に運ぶのを手助けするようなもの。
鯨研/共同船舶/SS殿、戦争まがいの暴力の応酬はいい加減やめてください。南極の野生動物たちが迷惑します。
◇二兎(鯨)を追うアイスランド
■アイスランドの商業捕鯨、国民の7割近くが「賛成」 (2/5,AFP)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2568242/3756137
■Operation Musashi 5+α(後半)|flagburner's blog(仮)
http://blog.goo.ne.jp/flagburner/e/9c8aea57926165004a06b85bc979a583
詳細はflagburnerさんのブログ記事参照。ユーロ参加、EU諸国の支援も受けたいが、捕鯨もしたいなんて虫のいい話はありませんよ、アイスランドさん。PCB入りのナガス肉を日本に売って儲けて不況を脱したいというのも、感心しませんな。新漁業相の方針転換にとりあえず期待したいもの。
これで、マスコミが少しはマトモな論調へシフトするといいんですが。
一方、南極の喧嘩はあまりに酷いので、静観して様子を見ようと思ったら、テロリスト対テロリストのタイトルに笑ってしまいました。
・・・泥仕合ってこういうのを言うんですね。
結構、最近神の見えざる手に動かされるように、全てがゴロゴロと動き出して、最終的にどう収まるのか・・・。
両方ともカメラ映りというか、「相手をいかに凶悪そうなツラに撮れるか」競ってる感じですね。。まさに泥仕合。
今年は確実にクジラと捕鯨ニッポンにとって"CHANGE"の年になるはずですが、いまから少々心配です・・
インドネシアまでトボトボ引き返したことは報じないのに、体当たりで損傷したことは大々的に報じるなど、プロパガンダの研究でもしているのでしょうか。
SS対策は放水設備くらいだと思っていたのですが、LRADまで装備したから3億円もかかったのでしょうか。しかし毎年3億円必要というのは不思議ですね。「普通の研究費」ならば、何を買ったのか、領収書添付で1円単位でチェックされるのに、水産庁はどんぶり勘定なのでしょうか。
私の方は、もう相手にする気がなくなってきたので、代わりに、ノルウェーの鯨肉がペットフード工場に保管されていた記事を紹介しました。
さっそく紹介させていただきました。なんか汚染米や船場吉兆とかの食品偽装を彷彿とさせますね。。
プロパガンダ戦争のせいで、こういう情報がかき消されてしまうのがいちばん困っちゃいます・・
水産庁、3億円だの8億円だの毎年どんどんつぎ込んで、保安上の理由を盾にこっそり何に使ってるものやらわかったもんじゃありませんね。