2009年01月12日

環境破壊授業の出前/農水省の環境白書/フリーガン

◇環境破壊授業の出前

■出前授業:「混獲」や捕鯨を学ぶ−−小浜水産高 /福井 (1/11,毎日地方版)
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20090111ddlk18040189000c.html (リンク切れ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000107-mailo-l18 (リンク切れ)

 環境省の予算でなんで水産庁の外郭団体を呼ぶんですかね?? せめてWWF(WFFじゃないよ!)を呼ぶべきでは?

 高校生のみなさん。とりあえずこっちも読んでちょうだいよ・・

■日本の食文化キーワードで診断する鯨肉食
http://www.kkneko.com/bunka.htm


◇意外にまともだった農水省の環境白書

■農林水産省環境報告書2008 (1/9,農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/s_report/2008/index.html

 トピックスの「4.持続可能な水産業の推進」の項目に、ヘンなことでも書いてんじゃないかと勘繰ったのですが、幸い執筆陣は一応常識を心得ていたようで、“持続不可能な水産業の代表”を前面に立てることはしていません。
 取組事例に「マサバの資源回復計画」を取り上げているのですが、こちらもミンククジラの食害に関しては一字も触れず。まあ当然ですけどね。日本の漁業管理の深刻な現状を知っている人たちの目からすると、サバを例にとるのは“ご都合主義”に受け取られるんじゃないかとは思いますが・・。
 地球温暖化対策にボリュームを割いていますが、とりあえず大量の二酸化炭素を排出する高環境負荷の遠洋捕鯨をやめるべし。


 

◇フーリガンじゃないよ

■「NY発『フリーガン』という生き方」・素敵な宇宙船地球号 (1/11 23:00-,TV朝日)
http://www.tv-asahi.co.jp/earth/contents/osarai/0567/ (リンク切れ)

 free+veganの造語とのこと。そもそもヴィーガン自体、実数も圧倒的に少なければ、用語そのものが日本じゃ知られていないわけですが・・。
 過剰消費に支えられた市場原理主義的経済が世界を混乱に陥れるだけなら、米国で流行り始めたこのフリーガンのようなライフスタイルこそ、時代の要求にマッチしているといえるかもしれません。
 番組中、米国国務省の調査で年間の食糧廃棄量4千万トンという数字が出てきました。1人当りに換算すれば依然として日本人の方が上を行っていますが、まあ過剰消費社会の申し子である米国が少ないはずもないわけで。ついでに補足すると、以前にも触れたように、農水省の統計の1900万トンには生産調整・規格外・未利用魚種の漁獲など、生産段階における膨大な廃棄量が含まれていません。もう一点、同番組の過去の放送では2年ほど前の環境省の統計として年間2300万トンという数字を報じたことがあります。
 日本は米国流の消費文化をより洗練=E発展≠ウせた一方で、自国がもともと持ち合わせていた「足るを知る」という感覚をなげうったといえるでしょう。言い換えれば、いい部分を矯めて悪いところばっかり伸ばしたわけですな。
 フリーガンもいなければ、米国では伝統的なドギーバッグの習慣も、潔癖神経症的過剰な衛生指向が妨げとなっています。半日でいたむのはせいぜい梅雨から夏にかけての一時期だけでしょうに。
 こうしたNPOや教会などの取組に加え、寄付の際の責任免除を定めた法律を始め、廃棄量を減らす取組の面でも、「モッタイナイ」という言葉“だけ”を世界に発信した世界で一番恥ずかしい国より、米国の方がまだ先を行っているようです。国内でも、一部のコンビニと提携して再活用するNPOなど、廃棄食品を減らす取組がないわけじゃありませんが。
 国際会議の場で、公海上の自然を貪る口実として「食文化」を看板に掲げるのは、少なくとも胸を張って米国を非難できるくらい、一人当りの廃棄量の数値を大幅に削減した後にしてください。「命を余すところなく利用してきた」などという大嘘を、世界に対して堂々とつかないように。

posted by カメクジラネコ at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会科学系
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