2008年11月08日

鯨研はクジラの死体を研究する前に日本語を勉強しなさい

IMGP1041.JPG
 庭で見つけたオオカマキリのお母さんに、最後に収穫したゴーヤの上でポーズを取ってもらいました。超美人(蟷螂)。
 撮影したのは一昨日。翌日から寒くて雨になるということで、早く卵を産まないとマズイニャ〜と思っていたのですが、一日天気がずれて一安心。でも、隣の屋根にモズさんが来てとまっていたので、ちょっぴり心配・・・

 

◇お知らせ

 Yahoo掲示板に出入りしているウヨガキ君たちが、うちのサイトの構造がおかしいとか何とかほざいていますが、うちのHPはTOPページからすべてのページにちゃんとたどり着けるようになっています。また、リンクいただいているサイト・検索エンジンでは、もちろんindexページのあるURLが表示されます。もともとフレーム構造を採用していて各ページから直接TOPへ戻る設定をしていないので、まあ多少不親切設計かもしれませんが。
 途中で迷った等、具体的にお困りになられた方は、どうぞ遠慮なさらずフォームメールにてお知らせください。いちいちトップに戻るのは面倒だという方もいますし、作業の負担もあるのですが、読者の方のご要望次第では修正を検討いたします。
 ま、コソコソやってきて問合せもせずに逃げていくゴッキー(海のミンクじゃないよ!)みたいなところが、いかにもウヨガキ君らしいといえますが・・。


 

◇筑紫哲也氏死去

■WEB多事争論
http://www.taji-so.com/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081108-00000041-sanspo-ent (リンク切れ)

 心よりお悔やみを申し上げます。
 世界不況、アメリカで起きた政治の激動、対置される日本の現状を、氏ならどのように分析し、"論"を示されたでしょうか。だれもがそれを聞きたかったことでしょう。煙草をもうちょっと減らしてくれれば・・。
 ITが苦手とおっしゃっていましたが、多事争論は多くのブロガーにとってまさに最良のお手本でした。捕鯨問題に関しては、国論が大きく2:1の割合で二分されている現状に触れ、「自分は1のほうである」とおっしゃっていただいたことに、筆者もその少数派の1人として大きく勇気づけられたものでした。
 まさに日本のジャーナリズムの範たる存在であり、とりわけ今の日本にとって大きな痛手だと、多くの方が弔意とともにコメントされていますが、筆者もそう感じます。といって、「代わる人がいない」と嘆いても仕方がありません。氏の成し、まだ道半ばの仕事のほんの一部ずつでも、若い世代がそれぞれに引き継いでいくことが大事でしょう。
 ところで……ライバル局の古館氏、「亡くなった人は讃えられる」というまったく意味不明のコメントをボソッと漏らしていましたが、一体何が言いたかったんだか・・。
 筑紫氏に対しては、主に保守系サイドからさんざん悪口がたたかれてきました。しかし、耳に心地よいことばかりを鵜呑みにし、国が道を踏み外さないよう戒める言動を、"反日"と揶揄することのほうが、よほど国の将来のためにならず、反日的なのではないでしょうか?
 この日、TBSがオウム報道の一件に触れないのも、また、逆に他局・他紙がこれ見よがしにあげつらうのも、後味の悪いものでした。マスメディアには、どれだけ現場に肉迫できたか、どれだけ多角的にかつ深く掘り下げて事件を伝えることができたか、どれだけ少数意見の尊重を含むバランス感覚を保持できたか……そこで互いに競い合い、切磋琢磨してもらいたいところ。筑紫氏の嘆きの声が聞こえてきそうです・・。



◇鯨研はクジラの死体を研究する前に日本語を勉強しなさい
 

■アニマルプラネット、エコテロリストと連携|鯨研プレスリリース (10/29)
http://www.icrwhale.org/pdf/081029ReleaseJp.pdf
■鯨研プレスリリース・アニマルプラネットは「鯨戦争」の放送で聴衆を欺く (11/6)
http://www.icrwhale.org/pdf/081106ReleaseJp.pdf
■米で調査捕鯨の妨害活動を放映 人気のテレビ番組 (11/8,共同)
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008110801000262.html

 前々から研究所の名を冠しているとはとても思えない、ひどい文章が多々見られた鯨研発のリリースですが・・・

正に「尻尾が犬を振る」のように主客転倒的因果を意図した、本末転倒形式の番組である。(引用、強調筆者)

 ・・・・・・。
 一体どういう日本語ですか???? ていうか、まったく日本語になっちょらんぞな(--;;;
 シーシェパードってことで""を使ったんでしょうが・・。これはもともと"the tail wags the dog"という英語の慣用句。政治家と官僚、首相と永田町のように、あたかも主従が逆転しているかのような関係を指すコトバ。メディアもNPOも、どちらが主従でもないのだから、そもそも不適切。英文のリリースを先に作って、それを機械的に直訳したんでしょうね、日本語の適切な比喩も思いつかずに。だから、"主客転倒""的""因果"なんて、まるで中国語のようなフレーズに・・。日本語でそれくっつけたら返っておかしいとか、判断できないの? 本末転倒"形式"ってなんですか?? 形式要らんでしょ・・。
 まあ、鯨類学者個人の発言のレベルであれば、一応理系の水産学者ということで、日本語が不出来でも多少は目をつぶりましょう(英語の論文はちゃんと書けるんだろうね? もしかしてそれで科学誌の掲載弾かれてんのかな??)。しかし、これは調査研究費の2.5倍の5億円もの広報費を支出している研究"機関"の広報担当部署が、報道機関に送信し、一般市民向けにネット上で公開しているプレスリリースですよ?? どうして中学生でも書けないほど拙い文章を、恥ずかしげもなく送付・公開できるんでしょう? 科学研究機関のくせに、「食文化」「食文化」と文化の本質を捻じ曲げる広報活動に専念しているもんだから、由緒正しい日本語の文章、国語文化が壊れちゃったんじゃないですか??
 こんな2chレベルのお粗末な文を書き散らしているようじゃ、筆者作成の勢力図の中での位置付けをもっと右よりに修正しないといけませんね・・。"クジラの季節"もとっくに終わっちゃったし(まもなくJARPAU出港ですが)、こんなネタ水産紙くらいしか取り上げないだろーと思ったら、共同通信がワシントンから配信。直情的な鯨研の非難のトーンをいくぶん和らげて伝えています。
 別に筆者はSSのことなんてどうでもいいんですが、細かい点を少しチェックしてみましょう。
 10/29のリリースで、アニマルプラネットがSSと「共謀」したに違いないといってますが、メディアを一体なんだと思っているんでしょう? 国連海洋法やCITESなどの国際条約に抵触する可能性のある調査捕鯨を抑止する「内部システムや安全措置」を、これまで捕鯨を「美化する」報道を盛んに行ってきた日本のマスコミは持っているんですか? 増産や対象種拡大など調査捕鯨のエスカレートは、日本捕鯨協会/国際PRにまんまと誘導された大新聞の論説委員などマスコミ内の捕鯨シンパの存在によって「一層煽られた」んじゃないですか?
 PRコンサルタント会社の指南に基づきメディアを道具として活用する戦術を打ち立てた捕鯨サークルが、他人のことを言える立場なのでしょうか? さらに、船員による横領・横流しを防止する内部システムや安全措置は、少なくともGPJに指摘を受けて騒動になるまで、マスコミどころか水産庁も鯨研/共同船舶も持ち合わせていなかったはずですが。いずれにしろ、TBSの編成局次長や産経の元論説委員などが理事に入っているにもかかわらず、鯨研は報道の自由の原則におそろしく無理解機関のようですね。
 11/6日のリリースでは、「鯨類捕獲調査船から何ら発砲がなかった」としていますが、これは事実に反します。ワトソン氏が撃たれたというのは演技だと筆者も思いますが、海保の保安官による警告弾の応酬──すなわち発砲は確かにあったのですよ。そして、「調査船から直ちに離れ安全距離を保ったまま損傷評価を行なったはず」の一文。SSはバカなんだから合理的な行動をとるはずないでしょ。腐ったバター攻撃で軽微なりとも人的危害を被ったのに、「抗議船から直ちに離れ安全距離を保ったまま損傷評価を行な」うことをしなかった調査船団側も、決して合理的とはいいがたいですが。
 南極の海は日本のものでもSSのものでもありませんし、どちらも軍艦ではない民間の船舶なのですから、せいぜい今年は両サイドとも≠rUA条約に抵触しないよう注意することです。ちなみに、日本の警視庁公安部は、SUA条約の規定に則り、威力業務妨害(国内法)でSSの逮捕状を請求しています。もし、調査船団側の航行ルール違反が明らかになれば、公的業務として委託し補助金を出している日本政府が、条約違反で問われることにもなりかねません。
 さらにいえば、この2通のリリースからは、鯨研が公海・南極海での調査捕鯨の実態をマスコミによって監視されることをひどく嫌っている様子がうかがえます。うしろめたいところは何もないはずじゃあなかったの?
 この際、環境番組・科学教育番組で評価の高いディスカバリー・チャンネル/アニマル・プラネットの撮影陣を捕鯨船団に招請し、調査捕鯨の一部始終を演出一切抜きで克明に記録してもらい、アメリカの衛星放送だけでなく日本の市民にも幅広く知らしめたら如何ですか?

参考リンク:
■If U cover "eco-terrorists"・・・|flagburner's blog(仮)
http://blog.goo.ne.jp/flagburner/e/d4596133787d0c5bfc3f3a53b502f105
■日本鯨類研究所がアニマルプラネットの番組を非難している|ドイツ語好きの化学者のメモ
http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/58901708.html
posted by カメクジラネコ at 18:26| Comment(2) | TrackBack(1) | 社会科学系
この記事へのコメント
久しぶりの書き込みになります、kknekoさん。


>前々から研究所の名を冠しているとはとても思えないひどい文章が多々見られた鯨研発のリリースですが・・・
確かに一連のプレスリリースは、内容が相当酷いですね。
あんまりにも鯨研の本音が露骨に出ていて、かえってどこから突っ込めばいいのか迷ってしまいました。

>この際、環境番組・科学教育番組で評価の高いディスカバリー・チャンネル/アニマル・プラネットの撮影陣を捕鯨船団に招請し〜
ついでに、アルジャジーラの取材も受け入れてくれれば面白いことになると思いますが・・・。。
Posted by flagburner at 2008年11月09日 21:14
>flagburnerさん
どもですニャ〜。しばらくお邪魔できなくて申し訳ないですm(_ _)m
いや〜、なんでしょね〜〜。ネトウヨ君たちの素行は見て見ぬふりをして利用するってんならわかるんですが、もうすっかり同化しちゃってる感じ。。
アルジャジーラ・・日豪のメディアもみんな乗っけたら、南極の海はさぞかし賑わいますな(^^;;
Posted by ネコ at 2008年11月09日 23:14
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If U cover "eco-terrorists"・・・
Excerpt: 今度の11月から、Animal Planet で『Whale Wars』というテレビ番組が放映される(予定)。 しかし、日本鯨類研究所(IWC)が、この番組の放送を決めた Animal Planet..
Weblog: flagburner's blog(仮)
Tracked: 2008-11-09 20:21