問合せに対し水産庁から回答がありました。
結論から言うと、北方領土周辺(EEZ相当部分含む)で調査捕鯨はやらないということで確定です。
ということで、英語版も含め図を更新しました。
■Ultra double standard of Japan's diplomacy : Territorial disputes issue and Japanese research whaling
まあ、概要資料でやらないとこまで水色にぜーんぶ塗りたくっちゃった水産庁が悪いわけですが。
ひとつはっきり言えるのは、科学(カガク)的線引と政治的線引がまったく一致しておらず、NEWREP-NPがまさに政治的にデザインされたものだということ。
さらに、計画案資料の中では「外国EEZを除く」とあるものの、「(北方領土)係争区域を除く」とは一言も書かれていません。
実質的に不可能なのはやむをえないにしろ、前回指摘したとおり、これだと日本政府の公式見解に反する形で水産庁が北方領土を暗にロシアの領土だと認めたのも同然。
こうなると、オーストラリア/ニュージーランドのクレームを全無視する形で強行している南極海調査捕鯨との途方もない矛盾はもはや包み隠しようがありません。
日本政府は両国民に対し平に謝罪し(ICJに美味い刺身*レ的の違法捕鯨と認定されながら判決を無視したことも合わせ)、南極海調査捕鯨をただちに撤回すべきです!!!