2015年10月29日

追記:とことん卑屈でみっともない捕鯨ニッポン、国際裁判に負けて逃げる

 前回の記事の件、10/28夕方になって、読売・時事・NHK・共同・毎日が相次いで報道しました。

■捕鯨訴訟、国際司法裁判所で応じず…政府通告 (18:06)

 日本政府が国際司法裁判所(ICJ)に対し、鯨やマグロなどの海洋生物資源に関する裁判には応じない方針を通告していたことが28日、わかった。
 2014年3月に南極海での調査捕鯨を巡る訴訟で日本側が敗訴したことを受け、同様の事態が起きるのを回避する狙いがある。(引用)

■捕鯨問題、国際司法裁で応じず=敗訴踏まえ方針変更−政府 (19:35)

政府 クジラなどの問題で国際司法裁判所の裁判受けず (20:53)

■国際司法裁判所の捕鯨訴訟応じず 日本政府、国連に通告 (21:24)

 日本が特定分野の紛争で審理拒否を通告したのは初めて。(引用)

※ 今朝の朝刊で毎日が報道しました(オンラインではa.m.4:00頃)。記事内容は最も詳細で、東北大石井准教授と東京財団上席研究員・小松氏のコメント付。小松氏はお馴染みのMr.捕鯨問題ですが、判決後、番組中の発言をめぐり鯨研と大ゲンカ、捕鯨サークルとスタンスがズレてきています・・

■捕鯨訴訟:専門裁判所で 政府宣言、国際司法裁に応じず

捕鯨問題に詳しい石井敦・東北大准教授(国際政治学)は「日本は国際法を重視すると言ってきたのに、その立場を自らないがしろにする行為で、国益に反する」と話した。一方、水産庁OBで捕鯨交渉に携わった経験がある小松正之・東京財団上席研究員は「小手先の議論で、ICJを避けても勝てる保証はない。日本がどういう形で調査捕鯨計画と商業捕鯨を実施するのかを明確に示す方が重要だ」と指摘した。(引用)


 産経佐々木記者の、どこで何と宣言したのか判然としない雑記事と違い、端的に事実を伝えているのが印象的。読売と共同はマグロに言及し、狙いもしっかり書いちゃってくれています。共同は宣言が6日に提出されたことも。
 もっとも、産経も含め、10/6には国連で開示された国の外交方針の根幹にかかわる重要な宣言を報道するのに、なぜ20日以上もかかったのかは説明がありません。
 順序はこういう具合。

 (6日)国連開示 → (19日)オーストラリアで報道 → (20日)中国その他で報道 → それを知った人がフェイスブック・ツイッターで日本語発信 → (22日)まとめ → (26日)ネットメディアのライター記事 → (27日)産経パクリ記者のトホホ記事 → (28日)読売・時事・NHK・共同・毎日

 まあ、とりあえずこれで常軌を逸した報道管制とまではいえなくなったかもしれませんね。政府にストップをかけられていた可能性はまだ払拭できないとはいえ。
 ですが・・海外との時差が1週間以上もあるようじゃ、話にならないと思いませんか、マスコミの皆さん?


 筆者が悲しく思うのは、判決後に書いた下掲の記事の最悪の方の予想が、これで的中する形になってしまったことです……
 それも結果だけで、中韓は何の労力もかけず、「判決を守ろうとしない、自分たちが都合が悪くなったら逃げる、そんな調子のいい国の相手なんかしてられないよ」という格好の言い訳を手に入れることができたわけです・・
 そういうことにならないよう、現実的・合理的対応をしてほしいと提言したはずなのに……。

■捕鯨ニッポンが最悪のドツボにはまる可能性

posted by カメクジラネコ at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会科学系
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