2008年06月26日

またまたまた偽装・今度は元捕鯨会社水産大手の子会社

◇IWC年次総会関連報道
 

■ 「妥協」求め路線転換…正念場迎えた日本 IWC総会開幕 (6/24,産経)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080624/erp0806241828004-n1.htm
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 産経のIWC関連記事がヘン。よってメディアランキング最下位同列決定。。

■捕鯨報道マスメディアランキング−その2・IWC2008サンチアゴ総会関連報道
http://www.kkneko.com/media.htm#2 
 

■ハシゴ外された? 豪などにフラストレーション (6/25,産経)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080625/amr0806251756012-n1.htm
 (リンク切れ)

 同じく産経記事。・・・・やれやれ。森下参事官もギャレット環境相もタヌキなのはわかってるんですけどねぇ。森下氏はもっと気勢を吐いて見せたほうが(柄じゃないだろけど)、どっかの国の一部の層のフラストレーションが後々たまらなくていいかもしれませんねぇ。何しろ、「相手が譲るのは当然だが、自分たちは一歩も譲ることは罷りならん」という、歩み寄りや妥協という言葉の意味を理解できないヒトたちですからねぇ・・。いみじくもこの記者さんが、まるで他人事のように政府代表団の「対立の構図になじんできた一部NGOや豪州などのメディアには不満も出ている。今後の議論の発展には、こうした不満にどう対処していくかも課題」という談話を伝えていますが、対処が一番厄介なのはどっかの国なんですけどねぇ・・・・。
 さて、1年かけてどういうふうに地ならしをしていくか・・。とりあえず、「1頭足りともクジラを殺すな! 妥協は許さん!」と吠えて、お二方や議長のバックアップをしときましょうか。その役どころはけしからんアングロサクソンどもに任せましょうか・・。もちろん駆け引きは行われることでしょうから、市民の側としては引き続き強い圧力をかけ、どこまで本当にバランスのとれた決着にたどり着けるか、いまは見守り続けるしかありませんが・・。


◇またまたまた偽装・今度は元捕鯨会社水産大手の子会社

■ウナギ国産偽装、200万匹…「魚秀」などに改善指示 (6/25,読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000018-yom-soci (リンク切れ)

 飛騨牛に続いて、IWCと関係ないとこで実にタイムリーな事件を連発してくれる食品偽装大国ニッポンであります。。
 台湾産"里帰り"ウナギについては、つい先日明らかになった同じ一色ブランドを扱う地元漁協によるものの他、いくつもの産地偽装が発覚しています。今回の場合、200万匹という量も、所在地さえ存在しないペーパーカンパニーをわざわざ設ける手口も、監督官庁の農水省担当者が述べたとおり悪質という他ありません。それでもJAS方違反の改善指示だけで済む辺り、国民の立場からはとても納得のいくものではありません。雨後のタケノコのように、後から後から沸いて出てくる偽装を止める力のない農水行政にこそ、根本的な責任があるのではないですか? 監査体制、規格そのものを大幅に見直すべきでは? 行政との癒着は本当にないのですか??
 輸入会社「魚秀」とともに偽装に関わったもう一方の当事者である卸売業者・神港魚類は、他でもない元捕鯨会社2社が統合してできた日本の水産食品会社最大手であるマルハニチロホールディングスの子会社です。
 テレビの取材では、魚秀の社長のほうが首謀者とはいえ自分の言葉で白状していた分、まだしも人間味が感じられなくもありませんでした。対する神港魚類社長ら役員の会見は、ほとんど原稿棒読みで、「紹介された会社から購入しただけで、そのような認識はなかった」と、いかにも組織に倫理観を預けた不祥事企業トップらしい見解まで。報道によれば「怪しいと思いながら放置していた」と消費者をバカにした発言や、「魚秀側に脅された」と業界最大手を親会社に持つ企業らしくない弁明までした模様。神港魚類側も偽装の事実を知っていたことを、他でもない農水省が認めているはずですが・・。
 その後報道の第二陣で、魚秀側から神港魚類の担当課長に1千万円の口止め料が渡っていたことも新たに判明。農水省に相談したのはやはり神港魚類の社員、要するにまたも内部告発で、この一千万円は会社に保管されているとのこと。警察も捜査に乗り出したようですが、共同船舶をろくに調べもしないうちに無罪放免にしておいて、贈収賄での摘発に踏み切ることなど果たしてできるのでしょうか? 内部告発者の勇気ある証言を無駄にしないようバックアップしただけのNGOを強行逮捕しておきながら、なぜ多数の消費者を騙す悪質な詐欺行為を指導のみで済ませるのでしょうか? 日本の法律は、権力とそれにすり寄る側にとって実に都合よく恣意的に運用できるものだと、改めて感じます。
 これではもはや、偽装は水産・食品業界そのものの体質といわざるを得ないのではないですか? それもこれも、嘘と欺瞞で塗り固めた、乱獲の歴史を偽り、ごまかしの規制違反がまかり通り、税金による調査事業の副産物を土産で配る私物化行為を"風習"と開き直って押し通す大手捕鯨産業を、水産業の鏡として政府・業界あげて礼賛してきたことが、そもそもの元凶なのではないですか?



◇その他
 

■1402人が金品受領=33人を懲戒処分−調査結果を公表・接待タクシー (6/25,時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000093-jij-pol
 (リンク切れ)

 居酒屋タクシー利用、農水省は財務省に次いで197人でワースト2位。公務員でありながら、「こういうのはちょっとまずいんじゃないか・・」と胸に手を当てて考えるということができなかったのでしょうか? 私も会社員時代、残業で終電に間に合わずに、タクシーで朝帰りという日は頻繁にありましたが、ビールを勧められたことは一度もありません。まあ、もともと飲めないんですけどね。。それにしても、感覚が庶民とあまりにかけ離れていますね。
 金品授受に関するモラルの欠ける方がかくも多い農水省。偽装が次々と発覚する水産・食品企業の監督責任があるはずの農水省。あなた方が「日本の調査捕鯨には何の裏もありません」と言って、世界が信用すると思いますか?

 

http://www.yomiuri.co.jp/feature/foodexp3/ (リンク切れ)

 読売の企画記事「食ショック」連載終了。無理やり殺しを見せつける"食育"を持ち上げるのはやめて欲しかったけれども(廃棄を減らす効果は確かにあるでしょうが、こどもを対象にすれば心を傷つけるマイナス面のほうが大きい。これはむしろ親に見せる/育てさせるべきこと。命を捨てて無駄にしているのは大人なのだから!)、捕鯨擁護のホの字も出てこなかったのでひとまずホッ。読売にもまっとうなジャーナリズムの道から外れない記者さんたちはいるようです。そうあって然るべきだけど。。

posted by カメクジラネコ at 01:33| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会科学系
この記事へのコメント
コメントも減ってきたし。まあ、クジラクジラいってれば、またそのうち見に来る人も増えるかもね
Posted by なんつーか正直飽きてきた at 2008年06月26日 10:56
kknekoさま、
コメントありがとうございました。全く同感できるコメントでしたので、コメントの一部をブログで紹介させていただきました。その記事をTBしておきます。ご都合悪ければコメントは削除させていただきますので、お手数ですが、そのように当ブログのコメント欄にご連絡お願いします。事後承諾で申し訳ございません。
Posted by 美爾依 at 2008年06月26日 15:47
>美爾依さま
すみません、中途半端なカキコミしてしまって。。
某有名ジャーナリストの方のブログを読んだら、正直プッツンしてしまいましたわい(--; まあ私の場合はもともとファンというほどではなかったので、ショックまでは受けませんでしたが・・。
今回の逮捕劇、私なんかはむしろ松本サリン事件の冤罪の方に近いイメージさえあるんですけどね。日本のジャーナリズムは何の教訓も得なかったのか。氏の主張については、こっちできっちり批判検証しておかないと・・
Posted by ネコ at 2008年06月27日 00:33
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