■マッコウクジラに歓声 熊野灘でホエールウオッチング (5/29,紀伊民報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000000-agara-l30 (リンク切れ)
http://www.kyodoshi.com/news/435/
このクジラたちは、紀伊水道を挟んで室戸沖との間を行き来しているのでしょう。もし、沿岸大型捕鯨が再開された場合、この子たちの命も危うくなってしまうということを、歓声をあげた乗客たちはわかっているでしょうか?
和歌山といえば、太地の殺す伝統ばかりが強調されている嫌いありますが、同県民や訪れる観光客のすべてが捕鯨を望んでいるわけではありません。こうした生きたクジラとの付き合いがぜひとも定着していってほしいものです。
世界遺産の高野山・熊野古道は海外での知名度も高く、いままさに脚光を浴びている日本の観光スポットとして、地元自治体も外国人旅行者の受入態勢を整えているはずです。和歌山県が捕鯨から脱皮をはかり、そのことを世界にアピールするなら、日本の自然や野生動物との出会いを体験したがっている多数の潜在的な外国人観光客を呼び込むことができ、県・市町村の観光産業の発展に大いに寄与することでしょう。これぞ本当の"クール・ジャパン"といえるのではないでしょうか? ホエールウォッチングと高野山のベジ文化の組み合わせなら、親和性も高いですし・・。
逆に、太地でのイルカ虐殺や捕鯨に拘り続けるなら、観光客も受入側にとっても大変気まずい/来にくい"空気"が醸成されることになり、国際化と地域自立への大きな障害となってしまうでしょう。英文のパンフレットをせっかく作ったって、みんな"ワカヤマ・パッシング"しちゃいますよ。。
最低でも、あのC・W・ニコル氏すら非難するイルカ漁をやめ、古式時代の網取捕鯨に戻って、せいぜい年間10頭前後捕獲するレベルなら、名実ともに伝統的捕鯨といえますし、筆者としてもかまわないとは思うのですが・・。
そもそも中世まで浜に打ち上がった鯨類を有り難く食べていたが、江戸初期に和田一族が舟による捕鯨を始めたもので、最近のイルカ漁は捕鯨の変わりに盛んになっただけです。
ましてイルカ漁には電波器具?を用いてイルカの聴覚を破壊して漁を行う現代のイルカ漁は、日本の伝統でも何でもないと思います。