http://tvtopic.goo.ne.jp/program/77/12330/170797/0/0/0/index.html
映像の美しさは元のままなのでとりあえずホッ。子供たちが見られるよう放映時間を変更したのであれば、むしろ歓迎したいところです。次の日が月曜日じゃ、早く寝たほうがいいもんね・・。初回ということで、日本人にも知名度の高いトップクラスの自然遺産と文化遺産を持ってきたのも肯けます。
モン・サン・ミシェルの美しさは、ガウディ建築にも通じる"規格外の美"といえるでしょう。ガウディのサクラダ・ファミリアなどと異なる点は、こちらは800年の歳月をかけ、建築様式の異なるそれぞれの時代の人々の手で徐々に増築されたところでしょうか。
美しい修道院には影の歴史も。14世紀の英仏百年戦争時に要塞と化し、大砲まで備え付けられたのです。フランス革命では今度は一転牢獄に、強制労働や拷問も行われたとのこと。そもそも修道院が建てられた由来というのが、司教の枕元にミカエルが降臨し、建てろと託宣が下りたけど耳を貸さなかったもんだから、頭蓋骨に指で穴を開けられた──と脳天にぽっかり穴の開いた実物≠ワでご丁寧に展示・・。馬鹿げた法螺話ですが、もしこれが事実なら天使というより文字どおり悪魔だよね(--;; 話して聞かせるだけならまだしも、そんな逸話をでっち上げるために遺体まで損壊するのは如何なものかと思います・・。ドーキンスのミーム仮説じゃないけど、宗教はやっぱり恐ろしい(T_T) まあ、そうした負の部分までそっくりそのまま後世に伝え遺すのが、正しい世界遺産のあり方なのでしょうが。
動物ネタはカモメ。干満の差が激しい干潟の部分では潮流のスピードがすさまじいのですが、この子たちはその流れにわざわざ乗って"楽しんで"いました。まさにアトラクションやサーフィンの感覚で。カモメらしいといえばそれまでですが、この遊び行動、社会化や捕食の習熟に関連する有益な要素はゼロ。すなわち純度100%の遊びなのです。見ているこっちもつい嬉しくなってしまいますね。
それにしても・・オムレツ(2人前)50ユーロとは(--; これも食文化? 真面目にかき回してるように見えんかったし。。
今回紹介されたもう1つの世界遺産は、これも有名なイグアスの滝。実はブラジルとアルゼンチンが別々に登録していたり・・。ブラジル側は天然ガスを燃料にしたエコ・トレインも登場、どちらがより保全に力を入れているかという点で競争原理が働くのは、悪くないことかもしれません。変に集客競争に走られると逆効果になっちゃいますけど・・。
イグアス周辺の森には、40羽しかいないコジュケイの仲間をはじめ19種もの絶滅危惧種が。ジャガーは密猟のせいでわずか30頭足らずにまで。彼らがいなくなってしまえば、生態系のバランスが崩れて50年で森が消えるとのこと。ジャガーは密猟のみならず、家畜への危害を恐れる農場主に撃ち殺される目にも遭っています。経済発展が急速に進む新興国を中心に、世界中の至る所で耳にする傾向ですが……(所得からみればとっくに意識が変わっていていいはずの日本も、まだこの段階だけど)。
しかし、周囲の鬱蒼とした常緑の森が消えてしまえば、観光資源としての価値も半減です。後で嘆いても取り返しはききません。
ニンゲンの影響は森の動物たちにとどまりません。既に温暖化の影響で、2年前にはこれほど莫大な水量を誇る巨大な滝が枯れる異常事態まで。こりゃもう、華厳や袋田の滝が枯れるとか凍らないとかいうレベルじゃないですよね...
■さかなクン|情熱大陸 (4/6 18:30-,TBS)
http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/04_06.shtml
お魚ライフ・コーディネーター・さかなクン特集。捕鯨に対するスタンスは知りませんが、食用にも観賞用にも適さない魚を漁師からもらい受けて、自分で飼育するなど、好感の持てる人柄。逆に、彼に"鯨食博士"をやられちゃうと、子供たちへのダメージは計り知れませんけど(--;; そんなふうに利用されないことを祈りたいものです・・。
魚通(鳥・草木・虫通でもある)の師匠譲りの話ですが、番組で彼が数えていたヒレの鰭条と側線の穴の数は魚種毎に固有で、正確な種の同定には不可欠。外見では専門の研究者でさえ区別がつかなくても、鰭条の数が違うので別種というパターンも少なくありません。京大で標本保存されていた希少種のアオバダイ(名前はアオブダイに似て紛らわしいけど・・)に至っては、条の数どころかDNA鑑定しない限り同定不可とのこと。実際に水揚げ(混獲)されたものが持ち込まれたわけですが。
要するに、科学的に正確な水産資源管理はそもそも100%不可能ってことなんだよね・・・
実は遅ればせながら、今月初頭のAERAに楽しい記事があったと聞いて、探していたらここに出たという・・。
AERAの方は図書館ででもチェックします。
さかなクンに関してはテレビで鯨の間引きに「自然の事だから・・」と難色を示していました。
故に鯨食普及に加担したりはしないでしょう。
問題は神奈川県の中田市長はさかなクンのクローンらしくて、面相が酷似していますが、彼はIWC総会へ行って、激怒して、捕鯨再開を訴えているので、彼がさかなクンに変装して鯨食普及を訴える可能性が・・・あまりないけど・・気がかりです。
AERAの記事はよくまとまってるんで、ぜひご一読を。
魚くんのコメント、なるほどとても彼らしいですね。
中田市長がお魚キャップかぶって、「キャーーーッ」とか言いながら「捕鯨再開ィィーーッ」とか叫んだりしたらどうしよう。。。とってもコワイかも(--;;