2008年04月07日

壊れた消費者と生産者の信頼関係

■農家デモ!野菜直売所に役所がノーの理由|噂の!東京マガジン (4/6 13:00-,TBS)

http://timetable.yanbe.net/pdv.cgi?d=20080406&p=9&v=2&c=10414109264640130300118
 メインで社会問題をとりあげる硬派番組で、それなりにまともなことを言ってくれます(たまに"動物の敵"になることもあるけど・・)。"いまどきのネーチャン"の家庭科採点をする「親の顔が見たい」の企画は、一頃のフェミニストだったら湯気を立てて怒りそうだけど、確かに親の顔が見たくなるほど悲惨ですね・・。一時それを気にしてか、ニーチャンにもイス作らせたりしてたけど、人気がなかったのかいつのまにか消えましたね(ま、そりゃトーゼンか・・)。今週の中吊り大賞は、ちょうど筆者が取り上げた『AERA』の「残飯ミシュラン」特集。、捕鯨の記事もぜひご一読を。
 今回のメインテーマも、番組の方でうまくまとめられており、異論はまったくありません。キャスターの森本氏も言うとおり、これは農協と農政もつるんで"敵方"に回っているとしか思えませんね。50平米の回答マニュアルは、典型的なお役所の事なかれ主義の手本そのものだし。売場面積拡大を既存店舗に対しては認めないというのも、嫌がらせ以外の何物でもないでしょう。農協や市がトップダウンで主導する"地産地消"は、基本的に疑ってかかったほうがいいと、改めて教えられた気分です。
 農協から押し付けられるバカ高い資材を借金して買う金もなく、流通・小売業界と無知な消費者から押し付けられるニーズという名の無茶な要望に合わせて作られた規格どおりの"商品"を箱詰めする体力もない。そんな零細農家にとって助けとなる、正真正銘の地産地消の取り組みを、高崎市民の皆さんには積極的に支援してほしいと思います。生産者の顔が見えるうえに、値段も比較にならないほど安価。たとえ見た目が多少いびつだったり、サイズが揃っていなくても、安くて旨くて体によいのだから、こんなに上手い/美味い話はありません。
 筆者も無人スタンドや直売所の野菜を優先的に利用するようにしています。財政上の理由もあるけど、何より安心だから。
 入手手段の限られる都市生活者が日々調達するのは、なかなか苦しいかもしれません。本来ならその役を担うべき生協の信用がボロボロなのがねぇ・・。身の丈を大手小売のほうに合わせたのがそもそもの間違いでした。原点に立ち返るべきでは。

 鯨肉の消費者は、生産者も生産の現場(=南極の自然)も、何も知らなくたって気にしない方々がほとんど。水銀やPCBに蝕まれたとて、自己責任だから同情する気も起きませんが。ただ、自ら選択する権利のないこどもたちの給食の献立にムリやりねじ込むような卑怯な真似はやめてほしいものです。
 逆にいえば、日本の国民が食の問題に真剣な眼差しを向け、常に関心を払っていたなら……生産・流通・消費の間の信頼関係がここまで打ち砕かれていなければ、鯨肉の需要は今以上にはっきりと落ち込んでいたことでしょう。実態がすっぽり覆い隠された国策企業による商業捕鯨の生産物が食卓に上ってくることなど、決してありはしなかったでしょうね──

参考リンク:
■捕鯨政策の裏側/残飯があふれる食ブンカの国(当ブログ過去記事)
http://kkneko.sblo.jp/article/13459966.html

posted by カメクジラネコ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会科学系
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