http://www.tvblog.jp/kanto/archives/2008/03/post_033123300007.html
MSC認証やスーパー独自の企画など、英国における持続可能性を保証する認定制度の紹介。厳しい査察を受け入れコストが割高になっても、消費者の意識の高さ故に付加価値が上がり、売上自体増しているとのこと。日本では高齢者が惰性的に続けているのみでほとんど絶滅危惧種状態にある鮮魚店が、海の向こうじゃこうした先進的な制度を積極的に経営を取り入れている点にもびっくり。
翻って、水産消費大国として先行した"先進国"であるはずの日本はどうでしょうか?
イオンなどがMSCを試験的な導入の検討をしていた話は、以前にも報道されましたが、水産業界・行政のほとんど化石の如き意識レベルの低さからくる障害の多さ、そして同じく消費者の無関心と高価格敬遠体質がネックとなり、本格導入・定着の目処は立っていないとのこと。生産者・流通・消費のいずれの面を見ても、日本よりイギリスなどのほうがよっぽど先進国に値するといえるでしょう。
番組中、国際環境保護団体提供の資料映像を使うようになったのは、日本のメディアも少しは改革が進んだのかニャ〜・・と思ったら、日本総研のコメンテーター氏曰く、「乱獲をしなかった日本の進んだ水産業がグローバルスタンダードを打ち出すべきだ」・・・。そのあまりの無知ぶりには、呆れて開いた口が塞がりませんでした。株価下落の解説からして相当ヘンだったけど・・。
日本の水産業と過大消費社会が直接に関わってきた内外での乱獲と資源枯渇の実態を何も勉強せずに、よくTVにしゃしゃり出てこれたものです。今もなおTACによる資源管理の欠陥が浮き彫りになっている状況だというのに。
実情を鑑みない性善主義でまともな査察をせず、再生紙偽装がバレてエコラベルの信用が地に落ちたことを見ても、日本の後進国ぶりは明らか。この日も水産物の産地偽装が明らかになったばかり。"アジの開き"まで偽装するのだから、世も末です・・。
ふと思ったのですが、日本に比べればまだしもイギリスの方が、持続可能な商業捕鯨を実施する能力を持っているのでは……。
捕鯨再開を唱える前に、生産から消費までリンクさせる形で、水産業全体の持続可能性を徹底的に追求して、世界に胸を張れるレベルに引き上げるのがスジでしょう。
このままじゃ、「日本をお手本にしてください」なんてことは、とても恥ずかしくて言えません...